3月に入り、22日の春分の日を迎えた頃には、もう冬の雰囲気は消え去り、すっかり春モードに入りますね。
暦の上では立春は2月4日の頃、一番寒いといわれる2月にもう春の始まりが刻まれているのです。
春分の日を過ぎた頃から、全国で桜の花の盛りの時期がやってます。
因みに日本で一番早い桜の開花情報は、例年、沖縄の北部といわれています。
昨年の開花情報はなんと1月下旬でした。
東京ではまだまだ冬の真っただ中です。
今回は、東京の桜の名所の一つである、井の頭恩賜公園の桜について調べていきたいと思います。
【井の頭恩賜公園】桜の本数や種類は?
井の頭恩賜公園には約500本の桜があり、特に見どころの井の頭池周辺には250本の桜が雄大に枝を広げています。
池周辺の桜はソメイヨシノとヤマザクラが多いです。
井の頭公園は、他の桜の名所に比べると、桜の本数自体は少ないのですが、それを補って余りある素晴らしいロケーションが人気の秘訣です。
250本の桜は井の頭池を覆うように水面に枝を張り出し、美しい池と桜のコラボレーションを生み出しています。
井の頭池に架かる、七井橋からの井の頭池と満開の桜の光景はまさに圧巻、他では見ることのできない美しい景色となっています。
井の頭恩賜公園はそのアクセスの良さと素晴らしいロケーションで、ウォ-カープラス選定のさくら名所100選に選出されております。
井の頭池の魅力はもう一つあります。
公園内にボート貸し出し場があるので、井の頭池にボードでゆっくりと漕ぎ出しながら池にせり出す桜の下を通ることで、様々な角度から桜を楽しめ、空と池の青色と桜色という美しい非日常的な体験をする事ができます。
井の頭公園の桜の人気の秘密は一つ、ここに尽きます。
【井の頭恩賜公園】桜の見頃
今年の東京の桜の開花予想日は3月16日となっています。
そして桜の満開予想が3月27日となっております。
桜の見頃としては3月20日~3月末頃ではないでしょうか。
27日は「3(さ)×9(く)=27」の語呂合わせで「さくらの日」だそうです。
さくらの日に満開になるとは、桜もなかなかにくい演出をしますね。
【井の頭恩賜公園】の歴史・豆知識
井の頭恩賜公園の歴史を紐解いてみましょう。
井の頭恩賜公園は大正2年(1913年)に日本最初の郊外公園として決定され、計画的に整備された公園です。大正5年に開園。
平成29年(2017年)に100周年を迎えました。
恩賜とは天皇御料地を賜ることをさし、恩賜公園としても日本最初の恩賜公園として知られています。
井の頭池は、初めて江戸にひかれた水道、神田上水の源であり、江戸庶民の生活にとって重要な役割を果たしていました。
「井の頭池」の命名者は、三代将軍徳川家光と伝えられています。
その意味としては「全ての井戸の上位」というのと「上水道の水源」という二つの説があります。
【井の頭恩賜公園】へのアクセス方法
〒180-0005 東京都武蔵野市御殿山1丁目18−31
【 電話 】
0422-47-6900
井の頭恩賜公園の桜が人気なのはそのアクセスの良さもあるでしょう。
なにしろ中央線の吉祥寺駅から徒歩5分、京王井の頭線の井の頭公園駅から徒歩1分。
電車から降りて10分後にはもう桜を見る事が出来るアクセスの良さ。
お車でいらっしゃる場合も、中央自動車道高井戸ICから
都道7号(井ノ頭通り)吉祥寺駅方面に10分ほどで着く事が出来ます。
アクセスの良さからか、2020年のお花見人出ランキングで見事に12位にランクイン。
桜の本数はすくなけれどアクセスの良さと井の頭池の独特のロケーションで、全国から花見客が訪れる桜の名所になっております。
【井の頭恩賜公園】近隣の駐車場
井の頭恩賜公園に車で来る場合、公園に2つ駐車場があります。
井の頭公園第一駐車場は井の頭自然文化園にあり、収容台数は60台です。
そして第二駐車場はテニスコートや運動場に近いところにあり、収容台数は100台です。
その他にも民間駐車場の三井のリパークが8個、NPC24Hが3個、タイムズが2個と駅前だけあって駐車場の数は非常に多いです。
しかし井の頭恩賜公園の昨年の訪問者数は約66万人と、駐車場のキャパシティをはるかに超えてしまう為、やはり公共の交通手段を使う事をおすすめします。
井の頭動物園からの桜もキレイ
井の頭恩賜公園園内は、いくつかのエリアに分かれています。
- 井の頭池とその周辺エリア
- 御殿山の雑木林と自然文化園のあるエリア
- 第二駐車場が近い運動施設のある西園エリア
- 西園エリアの南東にある第二公園
御殿山にある自然文化園は、井の頭池の近くにある水生物館と、西縁に近い陸上動物の体験型の公園の2つがあります。
自然文化園は、動物園と紹介される事が多いのですが、中に入ると彫刻を展示している彫刻館、資料館や、子供用の遊具も設置しています。
この辺が「文化園」のいわれでしょうか。
「生き物広場」として象やカピパラ、ヤマアラシ舎、そして自然文化園の目玉のモルモットふれあいコーナーがあります。
約180匹の赤ちゃんモルモットが放し飼いにされており直接モルモットと触れ合える施設としてご家族連れで賑わいます。
御殿山の近くは雑木林と多くの種類の桜が咲き、井の頭池とはまた違った酒類の桜を楽しむ事が出来ます。
早咲きのカワヅザクラ、ヤエザクラ、シダレザクラ、白や濃い紅色の桜などが次々に咲き誇ります。
また、遅咲きの桜もあり、例年5月前まで桜を楽しむ事が出来ます。
【井の頭恩賜公園】桜のライトアップ
井の頭恩賜公園は桜の開花期間に合わせて、七井橋入の口池際の桜に、夜のライトアップを行います。
都会の自然の中でのライトアップされた桜は幻想的で、仕事終わりにもすぐ立ち寄れるため、非常にの人気花見名所です。
デートやちょい花見にも最適。持ち込みも可能で、ひっそりと夜桜宴会も楽しめます!
井の頭恩賜公園ライトアップは18:00~22:00です。
【井の頭恩賜公園】周辺のおすすめグルメスポット
吉祥寺駅の近くだけあって、食べる所には事欠きません。
いろいろなお店があるのですが一部ご紹介していきます。
subLime 吉祥寺井の頭公園店
東京都三鷹市井の頭4-1-11 水月ビル2F
【 電話 】
0422-48-7734
【 営業時間 】
平日:17:00~22:00
土日祝日:11:30~22:00
【 定休日 】
なし ※コロナ禍の影響もあるため、事前にご確認ください。
井の頭公園の桜を見ながらこだわりの日本酒と、毎朝採れたての鮮魚、新鮮な馬肉料理を楽しめる日本酒バー、居酒屋です。
大阪焼肉ホルモンふたご吉祥寺店
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-2 ミッシェル開発公社第2ビル 2F
【 電話 】
0422-23-2515
【 営業時間 】
17:00~24:00
【 定休日 】
なし
吉祥寺駅から徒歩5分、井の頭公園とは反対のアーケード街を歩き、ふとわき道に入って2Fにあります。
ただの焼肉ホルモンと思うことなかれ、従業員が商品を最高の状態で召し上がって頂く為に、焼いて召し上がって頂くスタイルで人気を博しています。
名物はロースターからはみ出る「はみ出るカルビ」250gの黒毛和牛A5のリブロースをお客様の前で、豪快に焼き上げます。
焼き上げる時の「よいしょ~!」の掛声は店内中を巻き込み、大阪イズムを感じます。
その他ホルモンや赤身、おつまみも豊富なのでお花見の2次会としていかがでしょうか。
【井の頭恩賜公園】桜の見どころや開花情報まとめ
いかがでしたか?
井の頭恩賜公園はアクセスが良く、桜の時期だけではなく、夏の緑の季節、秋の紅葉の季節にも多くの人が訪れる都会の中の、小さなオアシスのような自然公園として多くの人に親しまれています。
祭り等はなく出店の出店もないですが、一人でも桜の美しさを手軽に楽しめる公園なので、ぜひ訪れてみては如何でしょうか。
また、近くには三鷹の森ジブリ博物館もあるので、お花見と一緒にご家族でのお出かけにもおすすめです。
桜の時期が今から愉しみですね。
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