突然ですが、J R Aという団体を知っていますか?
この名前にピーンとこない人は、競馬をやっていない人かもしれません。
J R Aと言うのは、ざっくり言えば、日本で競馬を行なっている団体です。
今回はJRAの正式名称や、どんなことをしている団体なのかをご紹介します。
実は私は以前、騎手に憧れている時期もあったくらい、競馬(というよりも馬)が好きです。
この記事を読んで下さった方が、少しでも競馬に興味を持ってくれると嬉しいです。
JRAの正式名称は?

JRAの正式名称は?
J R A は、Japan Racing Association(ジャパン レーシング アソシエーション) の頭文字をとってJ R Aと呼ばれています。
直訳すると日本競争協会?になるのでしょうか。馬はどこへ…。
昭和23年に競馬法により、競馬を行う団体として設立されました。
農林水産大臣の監督を受けて、日本の政府が資本金を全部出している特殊法人となります。
J R Aが何となく民間の団体ではない様な気がしていましたが、特殊法人と言う形で日本が資本金を全額出しているとは、全く知らなかったです。
国家が全額出資しているなんて、びっくりです。
JRAの歴史
競馬といえば、J R A ですが、あまり詳しくJ R Aについては、知らない方も多いのでは?
実は、J R A の歴史は、かなり長いです。
J R Aは、昭和29年に日本中央競馬法が公布されてから始まりました。
公布後、2ヶ月後に日本中央競馬会が設立されました。
初代の理事長には、安田 伊右衛門さんが就任しました。
特殊法人という形で、日本の政府が全額資本金を出していますので、売上金の一部を畜産振興や、社会福祉事業に充てるシステムになっている様です。
政府が全額出資しているJ R Aですが、資本金は、なんと49億円(約)にもなります。
大規模な資本金を出資して、日本国民に国民的レジャーを提供することが社会的意義とされています。
同年の9月に、中央競馬第一回の競馬が東京と京都の競技場で行われました。
なんと66年も前から日本では競馬が行われていたのです。
長い歴史の中、様々なことがありましたが、現在は、コロナ渦で無観客の状態で、競馬を実施しています。
競馬といえば、おじさんが赤鉛筆に新聞紙を持って、賭け事をしているイメージを持っている方が多いと思います。
しかし、競馬は、国家をあげてのシステムで、畜産や社会福祉事業にお金が回っているとは全く想像もしていませんでした。
そう言う意味では、競馬をしているおじさんは、日本の将来の役に立っているのかもしれませんね!?

私が競馬を好きな理由は、単純に馬がキレイだからです。賭け事には全く興味がありません。丹念に手入れされた競走馬たちは、間近で見ると本当に引き込まれます。
JRAの役割

JRAの役割
さて、概要はつかめたと思いますが、J R Aは、どんな役割を果たしているのでしょうか?
まず、J R Aの本部は、東京都港区六本木にあります。
ここ本部が、J R Aの中枢として競馬場を運営しています。
また本部には 附属機関として、馬事公苑、競馬学校、競走馬総合研究所、育成牧場が二つ、その他に東西トレーニングセンターがあります。
それぞれの附属機関についてはこの後ご紹介します。
J R Aの最大の業務は、もちろん中央競馬を開催することです。
中央競馬場には、札幌、函館、福島、新潟、中山、東京、中京、京都、阪神、小倉の10カ所があります。
最初は、競馬場に行かないと馬券を買うことが出来ませんでした。
しかし、こちらの10カ所に行くことが出来ないお客さんのために、ウインズが設けられました。
ウインズは、場外発売所で、実際に中央競馬場に行かなくても馬券を買うことが出来ます。
ウインズが一番最初に設置されたのは、昭和23年です。
東京の銀座に初めてのウインズが設置されて以来、現在は、全国の都道府県、各地区にウインズが設けられているそうです。
ウインズの制度のおかげで実際に競馬場へ行くことが出来ない人や地方に住んでいる人も馬券を買うことができる様になったので、競馬界が、こんなにも発展したのだと思います。
馬に関わる競技や講習を行う施設です。馬術競技場、競技場の調教場、馬匹博覧会等の会場、乗馬趣味の涵養のための乗馬機会の提供場所、競馬騎手講習会場など、用途は多岐にわたります。
騎手(競走馬の乗り手)や厩務員(競走馬のトレーニングや管理をする人)の育成を目的とした競馬に特化した学校。入学倍率10倍と高く、1回の募集で15名の採用と狭き門です。騎手の場合は馬に乗るため、身長・体重・視力等々の条件があります。
競走馬の基礎能力の向上のためのトレーニングや、競走馬特有の疾病の研究といった、競走馬のための研究施設です。病原体の研究などの臨床等も行っています。
JRAの取り組み

気になる事
J R A の職員には、平常業務と開催業務があります。
普段は、オフィスワークとして平常業務をこなしています。
週末の土日に競馬が開催される日には、開催業務として競馬場やウインズの窓口へ赴きます。
馬券を買うお客さんを対応したり、レースの施行、投票権の発売管理業務や、映像、情報管理など、競馬を開催するために必要な全ての各種業務をおこなっています。
競馬界にとってJ R Aは無くては成り立たない役割を果たしているのです。
J R A が中心となって週末の競馬が開催されていますので、J R Aが無くては開催できません。
最近では、ウインズへも行かなくても馬券を買うことができる様にと、インターネット投票もできるそうです。
しかもJ R Aを通して、海外の競馬にもインターネット投票が出来ますので、日本の競馬界のみならず、世界的にもJ R Aの役割は非常に大きいかと思います。
JRAは競馬を普及させるための活動がメインという事ですね。
JRAの正式名称は?まとめ
今回は、競馬界で重要な役割をしているJ R Aについて説明しました。
J R Aは、Japan Racing Association (ジャパン レーシング アソシエーション)の頭文字をとってJ R Aと呼ばれていますが、特殊法人で日本国が全額資金を出しています。
資本金は、約49億円もあります。
競馬の役割は、日本国民に国民的レジャーを提供することが社会的意義とされています。
国家をあげての競馬のシステムでは、畜産や社会福祉事業にお金が還元される様になっています。
また、J R Aのウインズの発展により、競馬場へ出向かなくても馬券が買える様になりました。
現在は、ウインズの他に、インターネットでも馬券が購入出来ます。
海外の競馬にもJ R A上のWEBサイトから購入することが出来ます。
競馬界にとって無くてはならない存在のJ R Aですが、あまりその実態を知っている人は少ないのではないでしょうか?
今回の記事で競馬を身近に感じられて始める人、興味を持つ人が増えれば嬉しいです。
ギャンブルや投資は、自己責任ですから資産を失う人もいれば、資産を増やす人もいます。
趣味程度に始めるのであれば、大丈夫でしょうが、のめりこみすぎて全資産を失くしてしまう事がない様に気をつけて楽しみましょう!
私のおすすめは、馬券は入場料という考えで、実際に見に行くことを目的とするのがいいのかなと思います。
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