子育てをしている人は「仕事よりも断然育児の方が大変」と感じ、仕事のみしている人は「子育ては気楽でいいな」と感じるかもしれません。
では一体子育てと育児はどちらが大変なのでしょうか?
答えは出ないかもしれませんが、私なりに考えた結果…
『育児の方が自分の存在意義を感じにくい』と感じました。
この議論はよく話題になる一方、立場によって意見が異なるので答えは平行線のままです。
ただ、どちらか一方だけが大変という事はないです。
そこでこの記事では子育ての大変さと仕事の大変さを比較して、どちらが大変か私なりに考察した結果を紹介してみます。
どちらのママさんも読んでもらえると嬉しいです。
子育てが大変な理由

子育てが大変な理由
子育て経験者の多くは「育児の方が絶対に大変!」と答える方が多いことでしょう。
初めての育児は特に大変で、子供がいるといないでは生活が一変し、その変化に慣れるまでにも時間がかかります。
では具体的に育児のどんなところが大変なのか、育児経験者の目線で考えてみました。
休みがない
育児は365日休みがない上に、どれだけ家事や育児を頑張ってもお給料はでません。
ただ付け加えると、お金に換算するものではないと私は思っています。
子供が寝ている間に急いで家事を済ませますが、すぐに子供が起きてしまうため、一息つく暇もなくまた育児がスタートします。
仕事の場合は、今日を乗り越えれば明日から休みだ!と気持ちの切り替えができますが、育児は毎日同じことの繰り返しで休まる日がありません。
ただでさえ大変な育児と家事の両立はとても負担が大きいのです。
自分の時間がもてない
子育ては常に子供のことを第一に考えるため、自分のことは後回しになります。
ご飯を用意しても自分の分はすぐに食べられないので、温かいご飯にありつけません。
トイレに行きたくても、子供が泣いてしまうため好きなタイミングで行くことができません。
子供が生まれる前は当たり前だった日常生活ですら送れなくなるので、趣味や自分のためだけに費やす時間は自ずと削られてしまうのです。

レンジで温めればいいという人もいますが、目を離すことが怖いんだよね…。趣味とか忘れるよね(笑)
思い通りにいかない
今日はお出かけをしよう!と決めていても、子供がぐずったり違うことがしたいと言い出し、予定通りに物事が進むことは皆無です。
子供は自分で気持ちのコントロールができず、思い通りにならなければ癇癪を起こし、泣きわめいたり物を投げることがあります。
子供の気持ちを落ち着かせるにも一苦労で、イライラして怒ってしまい、そんな自分に嫌気がさすこともあります。

仕事でも思い通りに行かない事もあるけど、子供のだだこねは性質が違うんだよね( ノД`)シクシク…。こちらの言い分は皆無なのよ。
達成感がない
仕事のようにノルマはなく、頑張っても評価を受けることがないので達成感が得られません。
小さい子供は少し目を離した隙に何をしでかすか分からないので、家の中でさえ常に危険と隣り合わせです。
ケガをさせてしまったり誤飲するなどのトラブルを防ぐためにも、常に近くで見守っていなければなりません。
日々子育てを頑張り子供を危険から守っていても、ゴールは一向に見えないので、子育てで達成感を得ることは難しいといえます。

一番辛いのは、育てるのが当たり前で褒められないことかな…。
社会から孤立
子育てをしていると、強い孤独感に襲われることがあります。
仕事をしている人は、やりがいを感じ社会からも認められていているのに、自分は一人取り残された気分になり、社会から必要とされていないのではないかと思うことさえあります。
子育て中のママは、友達と優雅にランチして楽しんでいるイメージを持たれることもありますが、多くのママは孤独と戦っているのです。
仕事が大変な理由

仕事が大変な理由
子育てが大変なことは分かりましたが、仕事にはまた違った大変さがあります。具体的に仕事の何が大変かについて考察します。
通勤ストレス
通勤時間は人にもよりますが、首都圏在住の方の多くはドアtoドアで1〜2時間かかります。
暑い日も寒い日も毎日決まった時間に家を出て、満員電車に揺られる生活はかなりストレスが溜まります。
定年退職するまでこのライフスタイルが続くのは精神的にも身体的にも辛いでしょう。

私の父は片道1時間半かけて、電車で都内に通って40年働いたよ(汗)。本当に頭が下がります。
拘束時間が長い
通勤時間が往復2時間、勤務時間が8時間とすると、合計で10時間仕事に拘束されることになります。
残業時間も合わせると、1日の半分を仕事に費やすことになります。
仕事中は頭を使い、常に集中しなければならないので気持ちが休まることがありません。
人間関係が複雑
社会にはいろいろなタイプの人がいるので、合う・合わないがありますよね。
プライベートなら、合わない人とは関わりを持たなければよい話ですが、仕事上の関係なら避けることはできません。
言い方がキツイ人、理不尽なことばかり要求する人など、相手にするだけで疲弊してしまいます。
強いプレッシャーを感じる
年齢を重ねるにつれ責任ある仕事を任される機会が増えます。
期待されているからこそ強いプレッシャーを感じてしまいます。
仕事を失敗すれば出世にひびくかもしれない、会社の人たちから使えない人間と思われないだろうか、不安に押しつぶされそうになることもあるでしょう。
それがいい方向に働く事もありますが、ストレスになると厄介です。
結局子育てと仕事はどちらが大変なの?

どっちがいいの?
子育て・仕事ともに楽なことではありませんし、違った大変さがあります。
現在2歳の子どもを育てる身としては、育児の方が大変と感じています。
私と同じように特に手のかかる0歳~2歳児の子育て真最中の人にとっては、子育ての方が大変と感じるでしょう。
ですが、大きなプロジェクトを任され上司からの重圧や取引先との関係に苦戦している人は、仕事の方が大変と感じるかもしれません。
結局、全く違う子育てと仕事を比較することはできません。
ここまでは子育てと仕事の大変さを上述しましたが、考え方を変えるとまた違った見方ができます。
良い所をピックアップしてみましょう!
【子育て】
- 通勤のストレスがない
- 人間関係での悩みは少ない
- プレッシャーは感じない
【仕事】
- 週1~2回決まった休みがある
- 仕事が終われば自分の時間が持てる
- 大抵は計画通りに物事が進む
- 達成感がある
- 社会から孤立しない
どちらも大変な面もあれば、良い面もあります。
「子育ては気楽でいいな」「仕事は自分の時間が持てて自由だな」といい自分の方が大変と訴えるのではなく、お互い大変だということを尊重し合うことが大切です。
子育てと仕事はどちらが大変?まとめ

子育て
子育てと仕事の大変さは、人によって状況が違うので一概にどちらが大変ということは言えません。
子育ては今までに経験したことがないことの連続で、初めての育児は特に大変と感じますが、子供の笑顔や成長を見られるため幸せな気持ちになります。
ただ子供のサポート役になるため、自分の存在意義を仕事に比べると感じにくいという面があります。
今まで仕事をバリバリこなしていた人にとっては、自分がいないような虚無感に襲われるかもしれません。
そんな時は、家族に子供を見てもらって気分転換をするのがおすすめです。
仕事の場合は、プレッシャーに押しつぶされそうになりますが、やり遂げた後は達成感を得られ自信につながります。
子育ても仕事も大変ですが、辛いことばかりでなはなく喜びもたくさんあるので、大変なことばかりに目をむけず良いところも探してみてくださいね。
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