魚へんの漢字は意外と難しいですよね?
お寿司屋さんに行ったときに、漢字で書かれており、読めなかった経験はありませんか?
アジとサバを間違えて読んでしまったり、そもそも見たことない漢字で表記されていたりと、日本人であれば魚の名前くらいは読めるようになりたいですよね。
こんな経験がある人必見の情報をお届けいたします。
ちなみに魚へんに豊で「鱧」と書きますが、あなたはこれが読むことができるでしょうか?
魚へんでの組み合わせがとても豊富にあるので、分からなくなるのも当然です。
今回は「鱧」に注目して紹介しますが、他の間違えやすい漢字も紹介するので、最後まで見ていってくださいね!
魚へんに豊「鱧」はなんて読む?

魚へんに豊 なんて読む
先ほどの「鱧」ですが、あなたは読み方が分かったでしょうか?
そうです、「はも」と読みます!
正しい読み方だけでなく、漢字の画数や学名、英語名についても詳しく見ていきましょう。
- 漢字名 鱧
- 訓読み はも
- 音読み レイ
- 部首 魚
- 部首以外 豊
- 画数 24画
- 英語名 Conger pike
- 学術名 Muraenesox cinereus
となります。
「はも」と読めた方も、「レイ」という音読みを知らなかった人も多いのではないでしょうか?
「鱧」でみると一見複雑そうに見えますが、「魚」と「豊」と分解していくと簡単なのが分かりますね。
ぜひ、この記事を見た機会なので、忘れないためにも「鱧」の成り立ちについても覚えていきましょう。
鱧の漢字の成り立ち

漢字の成り立ち
「鱧」の成り立ちですが、諸説ありますが、どれも証拠となる情報が乏しいので、1つに絞るのが難しいのが現状です。
ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、鱧はよく噛みつく魚です。
ですので、よく噛む魚から、「噛(か)む」「食(は)む」から少し呼び方が徐々に変化していき「ハモ」と呼ばれるよいになったと言われています。
読み方も諸説あるので、気になる方はぜひ調べてみてくださいね。
それでは、「鱧」の漢字の成り立ちを紹介していきます。
- 黒く曲がっている魚
鱧は見た目自体が少し黒く、くねくねしている魚です。
「豊」には黒いという意味と「曲がる」という意味があるため、鱧の見た目から漢字をあてたと言われています。
- 生命力の高い魚
鱧はウナギ同様に生命力が高く、水から上げられても皮膚呼吸で24時間以上生き延びていると言われる生命力の高さ・豊かさから名づけられています。
- 栄養価が豊かな魚
鱧は栄養価が高い魚としても有名です。
肌の若返り効果があるなど、栄養価が高く、その豊富さから「豊」を使用されていると言われます。
- 調理方法が豊かな魚
鱧は多様な調理方法ができる魚として重宝されてきました。
例えば、天ぷらやお吸い物だけでなく、照り焼き刺身などでも食べることができます。
この調理方法の豊富さが由来とされています。
以上の4つの可能性があると言われています。
どれも「鱧」の由来に見えてきますよね。
昔から重宝されてきた「鱧」は栄養価も高く、冷蔵方法がない昔の時代でも生きたまま運ぶことができたので、よく食べられていたそうです。
鱧と間違いやすい漢字

間違いやすい漢字
鱧も難しい漢字の1つですが、その他にも魚へんの漢字を紹介していきますね。
複雑になればなるほど、鱧と似ているので要注意ですよ!
- 鮎
これは読める方も多いですかね⁉そうです「あゆ」です。
鮎は香魚とも書き、水質の良いところで育った鮎は香りが果物に近いそうです。
初夏になると各河川で遊漁解禁される時期がまさに旬です。
天然物の鮎はとても貴重ですので、食べてみてください。
- 鰆
魚へんに春で「さわら」と読みます。
文字通り「鰆」は春の季節が旬の魚です。
一方で、関東地域では白身魚として楽しむため、冬の季節で「寒鰆」として産卵時期前の脂がのったときに食べる傾向があるそうです。
- 鱈
魚へんに冬で「たら」と読みます。
まさに冬の季節が旬で、鍋料理などでもよく出てきますよね。
「たらふく」という言葉も鱈の腹が膨らんでいる様子から、「たらふく」という言葉が作られています。
- 鱒
とても画数が多く、「鱧」に形も似ていますね。
これは「ます」と読みます。
鮭と鱒の違いについてもよく取り上げられますが、どちらもサケ科でちゃんとした区別できないようです。
- 鰤
これは読める人も多いのではないですかね?
「ぶり」と読みますね!出世魚と呼ばれ、小さい時はハマチなど地域によって名前が変わります。
旬の季節は冬で、鰤も刺身だけでなく、鰤しゃぶや照り焼きなど様々な調理方法がありますね。
以上、今回は5つ紹介しました。
お寿司屋さんだけでなく、居酒屋などでも漢字で表記されていることがあるので、ぜひ紹介した5つは覚えておきましょう。
鱧の旬の時期

鱧の旬の時期
栄養価も高い鱧ですが、旬の時期を知っていますか?
ぜひ、栄養価だけでなく、一番美味しい時期に鱧を食べてみてくださいね。
京都で7月に開催される「祇園祭」ですが。「鱧祭り」と別名で呼ばれています。
この名の通り、7月は鱧の旬の季節となり、美味しく召し上がることができます。
この時期では、鱧の身が柔らかい状態であっさりとした味を楽しめますよ。
しかし、鱧のポイントとして、もう1つ旬の季節があります。
それは秋の季節で、10月から11月にかけても美味しく頂くことができます。
この時期では、産卵の時期と被ることで、鱧自体に脂がのった状態で、また食感も弾力性のある身に仕上がっています。
夏のイメージが強い鱧ですが、飽きの季節も大変美味しく頂くことができるのでぜひ、夏と秋両方の鱧を楽しんでみてくださいね。
鱧と言えば、今日とのイメージがありましたが、最近では東京などでも味わうことができるようになっているので、気になった方は食べてみてください。
【鱧】魚へんに豊の読み方は?まとめ
今回は、魚へんに豊とかく「鱧」について紹介いたしました。
魚へんの漢字は多くありますが、意外と読むのが難しいのが特徴です。
特に、鱧はあまり目にしないので、今回紹介した情報とあわせてぜひ覚えてくださいね。
栄養価が高く、調理方法も豊富であることから「鱧」という漢字が出来上がっていると言われていますが、旬の季節は7月頃の夏と10月頃の秋の2回あります。
それぞれの季節で、鱧の味も変わってくるので、気になった方はぜひ2種類の「鱧」を楽しんでみてくださいね。
今回は、「鱧」に注目しましたが、他にも難しい魚へんの漢字が沢山ありますので、調べてこの機会に詳しくなりましょう!
由来などを併せて調べることで忘れにくくなるのでおすすめですよ!
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