歳の市(年の市)・羽子板市って何?開催情報や由来は?

歳の市って何? 開催情報や由来は?生活
歳の市って何? 開催情報や由来は?

年末が近づいてくると、世の中が忙しさと活気に満ちてきますよね。

お正月を迎える準備も年末行事の一つ。

「歳の市(としのいち)」「羽子板市(はごいたいち)」という行事をご存じでしょうか。

年末に神社やお寺の境内に立つ市のことで、お正月用品や羽子板が売られる、江戸時代から続く伝統行事です。

歳末には新年を迎えるために多くの人が買い出しに集まったため「1年で最も賑わう市」であることから、「歳の市」と呼ばれるようになりました。

しめ飾りなどのお正月飾りに羽子板、海産物や餅、さらには、ほうきやまな板といった日用品まで、様々なものが売られ活気に満ち溢れます。

今回はそんな歳の市の由来や開催情報をご紹介してきます。

歳の市(年の市)の意味や由来は?

意味・由来は

意味・由来は

「歳の市」というと、百貨店やスーパーマーケットなどの年末のセールを思い浮かべる方もいると思いのではないでしょうか?

もともとの歳の市は、12月に神社の境内や参道で開かれる縁日のことを指していました。

江戸時代には定期市として開催していました。

そのうち12月に開かれる市が「歳末の市」であること、「1年で最も賑わう市」であることから、「歳の市」と呼ばれ年中行事として浸透していきました。

歳の市は年末に開催されることから、新年を迎えるための準備として正月用品から日用品まで多くの露店が軒を連ね、多くの人で賑わっていたと言います。

歳の市のはじまりは、万治元年(1659年)の浅草だと言われています。

正月用の歳の市といえば、江戸時代中期頃までは浅草に限られていました。

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浅草寺の歳の市は今でも有名だよね!

その後、浅草から江戸の各地へと広がっていったわけですが、明治時代になると、各地で商店が盛んとなったことから、歳の市の必需性が薄れ、江戸の各地で開かれていた歳の市は徐々に数が減少していきました。

現在にも続いている歳の市は、それぞれ特徴を持っています。

浅草は市でしか買えない華やかな押し絵羽子板を主要商品として売り出し「羽子板市」とも呼ばれるようになりました。

世田谷は、楽市を前身とし、骨董や古着が魅力の「ボロ市」として多くの人を集めます。

東日本橋の薬研堀不動尊は、日本一の問屋街を売りに「大出庫市(おおでこいち)」を同時開催しています。

このように各地に根付き、人が集まる年中行事として現在も続いています。

  • 世田谷:『 ボロ市 』
  • 薬研堀不動尊:『 大出庫市 』
  • 浅草寺:『 羽子板市 』
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実は歳の市って浅草寺だけじゃないんだよね!

歳の市(年の市)なら浅草寺が有名

歳の市(年の市)なら浅草寺が有名

歳の市(年の市)なら浅草寺が有名

歳の市といえば、浅草は浅草寺が有名ですが、それは歳の市のルーツが浅草だからです。

歳の市のはじまりは、万治元年(1659年)の浅草だと言われています。

その頃は浅草のみが歳の市を開催していましたが、江戸時代の中期以降になって、浅草から江戸の各地へと広がっていきました。

歳の市は、年末に立つ市ですが、かつては、毎月行われていた定期市のうちの一年の最後の市にすぎませんでした。

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はじめは特別な市ではなかったみたいだよ!

当時は年末に催されることから、新年を迎える準備のために、普段より多くの人が市でお正月用品や日用品を買い揃えていたと言います。

現在に比べ、当時の方が新年に日用品を新調するという慣習が強く、現在の新年を迎える準備として思いつくよりも幅広い日用品もが「新年を迎える準備」に含まれていたと考えられます。

今でこそ好きな時に好きなものを購入、さらに家まで届けてもらったりできますが、当時は毎月の市の日を心待ちにし、さらに年末ともなれば相当な賑わいをみせていたのでしょうね。

歳の市(年の市)という呼び名が有名ですが、他にも

「晦日市(みそかいち)」「暮市(くれいち)」「節気市(せっきいち)」「十日市(とおかいち)」「詰市(つめいち)」「捨市(すていち)」

と呼ばれることもありました。

呼び名が多いことは、その分多くの地域や立場の人に浸透していたことがうかがえます。

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晦日市という名前だと東京都府中市の方が有名かな?

歳の市(年の市)は別名 羽子板市なぜ?

歳の市(年の市)は別名羽子板市

歳の市(年の市)は別名羽子板市

賑わいを見せていた歳の市も、時代の流れによって減少していきました。

そこで、起死回生となったのが歳の市のルーツである浅草。

推しの看板商品「羽子板」が大ヒット!

「歳(年末)」の市から名物「羽子板」の市へとシフトしていきました。

明治時代になると、各地の商店が盛んとなったことから、歳の市を待たずとも日常的に商店で買い物をすることができるようになり、江戸の各地で開かれていた歳の市は数が減少していきました。

そこで、歳の市のはじまりである浅草では、当時「市」でしか買えなかった華やかな押し絵羽子板を看板商品としたことで、いつしか「羽子板市」と呼ばれ、年の瀬の風物詩というべく賑わいました。

現在も、浅草の歳の市は、華やかな羽子板がずらりと並び、目にも楽しい市です。

歳の市がはじまったころは、浅草でもお正月用品が中心に並んでいました。

各地の商店の台頭もあり、「市」でしか買えない羽子板を推すようになっていったのです。

地域にもよりますが、女の子の初正月に魔除け、厄払いの意味と、新年の幸福や丈夫に健やかに育つようにとの願いを込めて、女児の誕生した家に羽子板を贈る風習ができたのは、江戸後期のころと言われています。

江戸時代中頃から人気商品となった、歳の市の羽子板は、女性たちの心をときめかせるものでした。

羽子板には、当時全盛を極めた歌舞伎の人気役者を写してあり、女性ファンが競って買い求めるほどでした。

羽子板の売れ行きで歌舞伎役者の人気がわかるとも言われ、かつては年末の東京の各所に羽子板市が立ち、女性たちは推し役者の羽子板を求め、大事に抱えて帰って行ったそうです。

女性のファン心理は現代にも通ずるものがありますね。

現在でも歌舞伎をモチーフとした羽子板は人気ですが、そのほかにも、その年の流行ったものやアイドル、キャラクターをモチーフにした羽子板も並んでいます。

一年を振り返る意味も込められており、ライトに照らされ、並んだ羽子板を眺めているだけでも楽しくなってきます。

11月の酉の市の熊手と同様にその年らしさがうかがえ、毎年の楽しみにしている方も多いようです。

歳の市(年の市)納めの観音浅草橋の市とは?

歳の市(年の市)納の観音浅草橋の市とは

歳の市(年の市)納の観音浅草橋の市とは

浅草では毎年年末の風物詩として、浅草観音様の境内に江戸時代にタイムスリップしたかのような情景が現れます。

羽子板にあしらわれた歌舞伎役者の凛々しい顔が並び、舞台のような神々しさを放ちながら、仲見世から宝蔵門(仁王門)、観音堂まで境内に人の波で熱気に包まれます。

時が流れ、現在でも、羽子板市は浅草仲見世通りは大変な人手です。

ちなみに、羽子板は1,000円以下の小さなものから数十万円もするものまでピンキリですが、一定以上のサイズ(混雑具合や状況により変動あり)を購入すると、お店の人たちが集まって威勢の良い掛け声で周りの人も巻き込んで3本締めをしてくれます。

筆者の主観ですが、当事者にならなくても、その威勢の良い声を聴けると、厄落としになったような気さえします。

歳の市(年の市)の開催情報

もっとも有名な浅草寺の歳の市の開催情報をご紹介します。

歳の市(年の市)の開催情報

歳の市(年の市)の開催情報

浅草寺

【 開催日時 】

  • 期間:毎年 12月17日~12月19日(3日間)
  • 場所:浅草寺境内
  • 時間:9時~21時
  • アクセス:地下鉄各線、東武鉄道 浅草駅 徒歩5分
  • 住所:東京都台東区浅草2-3-1
  • TEL:03-3842-0181

浅草寺以外の東京の有名な歳の市

浅草が有名な歳の市ですが、浅草の羽子板市の他に、東京各地でもそれぞれ特徴を持った年末行事として現在も歳の市が開かれています。

その中でも、有名な

「世田谷のボロ市」

「大國魂神社 晦日市」

「人形町 歳の市」

「高幡不動尊金剛寺 年の市」

「薬研堀不動尊 歳の市」

の5つの歳の市についてご紹介いたします。

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関東近辺だけでも結構あるんだね!

世田谷の 『 ボロ市 』

世田谷のボロ市

世田谷のボロ市

1578年から続く世田谷のボロ市は、現在は東京都の無形民俗文化財に指定されています。歴史ある市であることから、開催場所は世田谷区の代官屋敷前で、その名も「ボロ市通り」。

毎年12月15・16日、1月15・16日の4日間行われるボロ市は、約700店もの露店が立ち並び、1日あたり約20万人もの人で賑わいます。

【開催日時】

  • 期間:毎年12月15・16日、1月15・16日(4日間)
  • 場所:世田谷区『ボロ市通り』
  • 時間:9時~20時(21時までやっている店もあります)
  • アクセス:世田谷線 「世田谷」駅、「上町」駅より徒歩3分
  • 住所:東京都世田谷区世田谷1丁目32
  • TEL:03-3429-1829 (せたがやボロ市保存会)
  • ※残念ながら、令和2年12月15・16日、令和3年1月15・16日に開催を予定していた「世田谷ボロ市」は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、主催者である「せたがやボロ市保存会」が中止を決定しております。

駐車場に関しては、会場内は車両侵入禁止となります。

会場周辺のコインパーキングも午前9時の時点で満車状態となることが多く、待ちの車で列をなします。

送迎を目的としている場合は会場の南側、駒留通り「弦巻一丁目交差点」あたりでの降車という手があります。

駐輪場は会場の端の方に確保されているので、各入口の警備員さんに最寄りの場所を聞きましょう。

【世田谷のボロ市を深掘り!】

そのはじまりは安土桃山時代まで遡り、当時関東地方を支配していた北条氏政が天正6年(1578年)世田谷新宿に楽市を開きました。

楽市とは織田信長を代表する戦国大名によって行われた経済政策で、自由な商売ができる市のことです。

徳川時代になって市町(いちまち)という名のもとに歳の市として開かれていましたが、明治20年代になって古着やボロ布の扱いが主流となったことから「ボロ市」と呼ばれ、定着していきました。

現在は、骨とう品や古本、食料品、生活雑貨なども売られています。

また、「世田谷ボロ市」の名物といえば、「代官餅」です。

代官屋敷前で販売される、搗き立て熱々のお餅で、お味はあんこ、きなこ、からみ(大根おろし)の3種類。

せっかく柔らかい搗き立てなので、その場で食べることをお勧めします。天気によりますが、晴天時は長いと2時間半待ちにもなる人気ぶりです。

大國魂神社の『 晦日市 』

大國魂神社

大國魂神社

毎年12月30・31日の2日間行われる武蔵野では唯一の歳の市です。

大國魂神社は、明治神宮、東京大神宮、日枝神社、靖国神社と並んで東京五社の1つに数えられます。

その大國魂神社で江戸時代前期から行われている伝統の歳の市で、鍬、杵、臼に、正月用品、植木に盆栽、お飾りなど、かつての古き良き歳の市を彷彿とさせる露店が軒を連ねます。

神具の店では、瀬戸物のお稲荷さんや神棚、祝箸などが勢ぞろいします。

【開催日時】

  • 期間:毎年12月30・31日(2日間)
  • 場所:大國魂神社
  • 時間:10時~18時
  • アクセス〖電車〗:電車京王線「府中」駅から徒歩5分、JR南武線・武蔵野線 「府中本町」駅から徒歩5分
  • アクセス〖車〗:中央道調布ICから国道20号経由5km 15分
  • 住所:東京都府中市宮町3-1
  • TEL:042-362-2130(大國魂神社)
  • ※駐車場は境内に182台の有料駐車場がありますが、例年1万人ほどの人手で賑わいますので、混雑が予想されます。

【大國魂神社の晦日市を深掘り!】

大國魂神社の参道は、府中市のシンボルとも言える見事なケヤキ並木で、全長560mにもわたり、推定樹齢400年の巨木を含み、国の天然記念物となっています。

晦日市は30・31日の10~18時ですが、大晦日の17時よりその年の穢れを祓う「大祓式」が、さらに元旦の午前0時からは崇敬者60名の太鼓の音によって悪疫を退散させる「初太鼓打初式」が執り行われます。

初詣は例年50万人もの人手で賑わいます。

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すごい大きな御神木だよ!

日本橋人形町の『 歳の市 』

人形町歳の市は、人形町交差点から水天宮交差点までの約400mの区間(人形町通りの一部)に新年を祝う提灯が灯され、しめ縄飾りなどの正月飾りを取り扱う露店が並ぶ、年の瀬の風物詩です。

2019年は例年より出店数が少なく10~20店舗だったようです。最も賑わうのは28日だそうです。

【開催日時】

  • 期間:毎年12月予定(例年は12月25日~12月31日)
  • 場所:日本橋人形町通りの一部区間
  • 時間:9時30分~20時
  • アクセス:東京メトロ日比谷線・都営浅草線 「人形町」駅 A1~3出口すぐ、東京メトロ半蔵門線 「水天宮前」駅 徒歩すぐ
  • 住所:東京都中央区人形町1丁目・2丁目
  • TEL:03-3666-9064(人形町商店街協同組合)

高幡不動尊金剛寺の『 年の市 』

高幡不動尊

高幡不動尊

不動明王の縁日に当たる毎月28日には、参道に露店が立ち並び、多くの人で賑わいを見せます。

中でも、1月28日は「初不動大祭」としてだるま市、12月28日には「納めの不動尊」で歳の市が開かれます。

「納めの不動尊」では、今年一年の無事を感謝するとともに、来る年の安全を祈願するため大勢の参拝客で賑わいます。

参道は10:00~16:00の間、歩行者天国になります。

【開催日時】

  • 期間:12月28日
  • 場所:高幡山明王院金剛寺(高幡不動尊)
  • 時間:7時30分~17時(高幡不動尊へお問い合わせください。)
  • アクセス〖電車〗:京王線・多摩都市モノレール 「高幡不動」駅 徒歩5分
  • アクセス〖車〗:中央高速道路国立府中ICから約4.2km。または八王子ICから約7.6km
  • 住所:東京都日野市高幡733
  • TEL:042-591-0032
  • ※無料駐車場100台(東京都日野市高幡699)

薬研堀不動尊 歳の市

薬研堀不動尊歳の市

薬研堀不動尊歳の市

不動明王の縁日でもあることから、境内から参道にかけてしめ飾りをはじめとする正月飾りなどの露店が立ち並びます。

特徴としては、東日本橋は「日本一の問屋街」ということもあり、正月飾りのみならず、付近の問屋が協賛し、衣料品、靴、日用雑貨などを販売する「大出庫(おおでこ)市」を同時開催しており、例年露店は100店ほど立ち並び、約2万人の人出で賑わいます。

【開催日時】

  • 期間:12月26日~12月28日(3日間)
  • 場所:薬研堀不動院
  • 時間:11時~19時
  • アクセス:都営浅草線 「東日本橋」駅 徒歩3分、JR総武本線 「馬喰町」駅 徒歩4分、都営新宿線 「馬喰横山」駅 徒歩5分
  • 住所:東京都中央区東日本橋2丁目6-8 および東日本橋2丁目町会路上
  • TEL:042-591-0032
  • ※駐車場はございません。一般有料駐車場をご利用ください。

歳の市は世界大百科事典ではこんな説明も…

世界大百科事典では

世界大百科事典では

世界の様々なことが書かれている百科事典『世界大百科事典』には下記の様に記されています。

「年末に立つ市で,年神祭の用具や正月用の飾物,雑貨,衣類,海産物の類を売るのを目的としている。かつて毎月の定期市のうち,その年最後の市を正月用品販売にあてる場合が多かったので,暮市,節季市,ツメ市などともいわれる。年の市には神秘的な意味が認められていたらしく,青森県三戸地方のツメマチには親に似た人が出るという伝承があり,長野県北安曇郡や上水内郡の暮市には山姥(やまうば)が現れるといわれていた。年の市は,商店の発達した現在でも,年末になると毎年一定の日に,人家の密集した地の社寺の境内や路傍など決まった場所に設けられることが多く,周辺の集落の人々にとってこの日の買物は一種の年中行事化したものとなっている。」

引用元-世界大百科事典
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人々の生活に欠かせない行事から、伝統的な行事へと変わった感じだね!

歳の市と関わりの深いご縁日とは?

ご縁日とは

ご縁日とは

縁日というと、子供のころに心躍らせた屋台の立ち並ぶ様を思い浮かべる方も多いかと思いますが、そもそも縁日とは何かご紹介いたします。

縁日は仏様や神様と特に縁を深く結び、格別のご利益を受けることができる日とされています。

お祀りしている仏様や神様によって、それぞれ縁日が決まっています。

歳の市で有名な浅草寺は、観世音菩薩なので18日、高幡不動尊や薬研堀不動尊は、不動明王なので28日が縁日です。

特に年の最初の縁日を初○○(初観音、初不動)と称し、年の最後の縁日は納めの○○、または終いの○○(納めの観音、納めの不動尊)と称されます。

前述のとおり、縁日=屋台のイメージがあるかと思いますが、多くの人が縁日等で屋台を見ると気分が上がるように、神様も人が集まるにぎやかな場所が大好きだと考えられています。

縁日であることから多くの参拝客が訪れますし、そこで賑やかに過ごすために屋台が出ていたのですね。

その屋台が軒を連ね、市としてさらに多くの人で賑わっていったのです。

浅草寺では12月18日が納めの観音であり、歳の市が開かれます。同様に、不動尊では12月28日が納めの不動尊であり、歳の市が開かれます。

その年最後の縁日で今年一年の無事を感謝し、来る年の安全を祈願し、歳の市で正月の準備を整えるのです。

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やっぱり縁日ってワクワクするよね♬

歳の市にかかせない羽子板は縁起物

羽子板は縁起物

羽子板は縁起物

羽子板には、魔除け、厄払いの意味があります。

お正月には新年の幸運を祈り、初正月を迎えた女の子には、丈夫に、健やかに育つようにという願いを込めて飾ります。

その起源は古く、室町時代の文献にまで遡ります。

当時、羽子板は胡鬼板(こぎいた)とも呼ばれ、突く羽根を胡鬼子(こきのこ)と言い、害虫を食べてくれる益虫とされる蜻蛉(トンボ)に似せて作られていました。

またその固い豆(ムクロジ)の部分から「魔滅(まめ)」にあてられ魔除けになる、または「マメに暮らせる」といった縁起を担ぎ、広く親しまれてきました。

さらに、この「ムクロジ」の実、漢字で表すと「無患子」となり、「子が患わ無い」ことを意味することから、華やかな押絵羽子板を、女の子の生まれた家に贈る習慣が生まれてきました。

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破魔矢と同じような魔除けの意味があるんだね!

新年に日用品を新調する意味は?

日用品を新調する意味

日用品を新調する意味

お正月に日用品を新調することは「お清め」を意味しています。

現在では、ネットにスーパー、いつでもどこでも買い物ができます。

日用品を買い替えるのは、壊れたり使えなくなったりした時、または欲しかった新商品が発売された時などになることが多いと思います。

年越しのタイミングで新調する代表格としては、タオルや歯ブラシ、下着などでしょうか?

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ウチはバスタオルを新調してるよ。

もちろんまだ使える場合には、無理に取り替える必要はないですが…

「そろそろ取り替えようかな」と思っている場合や、「だいぶ使ったけど、まだ使えなくなったわけではないし・・・」といった具合に替え時がわからない場合には、お正月という節目に新調ししてみてはいかがでしょうか?

すがすがしい気持ちで新しい年を迎えられるのではないでしょうか。

それから、「今年は嫌なことが続いたなぁ」という時や「来年こそ運気アップさせたい!」なんていう時も、日用品の新調は心機一転、いい方向へと心が上向くいい機会にもなります。

日頃から使っている日用品はどうしても買い替え時が来るものです。

どうせ買い替えるなら、お正月に日用品を新調することで、「お清め」をし、去る年の不浄を取り除き、来る年を新たな気持ちでスタートできるといいですよね。

歳の市(年の市)・羽子板市って何?開催情報や由来は?まとめ

歳の市まとめ

歳の市まとめ

現在では、お正月の風習一つ一つが簡略化されている傾向にあります。

それでも、せっかくのお正月ですから、自分のできる範囲で、年神様をお迎えする準備ができたらいいですね。

そしてその準備も、歳の市のようにイベントとして楽しめたら、それは素敵なことだと思います。

12月中旬に煤払い(大掃除)をし、新年に向けて新調する日用品を買い揃え、歳の市で正月飾りを買い、玄関に飾ったら、元旦に年神様が幸福をもたらしにやってきてくれそうな気がしてきます。

忙しいとか面倒くさいとかマイナスな気持ちは煤と一緒に払ってしまい、新年を迎えるワクワクを買いに歳の市へ足を運んでみませんか?

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