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家庭菜園初心者でも簡単!市民農園・貸し農園の始め方から収穫まで

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この記事はこんな人におすすめ!
  • 広い場所で家庭菜園がしたい
  • 畑を借りたいけど、やり方が分からない

プランターで家庭菜園を始めたけれど、もう少し広い土地で家庭菜園がしたいなぁと思っていませんか?

そんな方におすすめなのが、市民農園や貸し農園で畑を借りることです。 月1,000円くらいから始められるので、土地がなくても気軽に家庭菜園が始められます。

しかし、畑を借りるのって難しそうと考えていませんか?そんなことはありません。 家を借りるよりずっと簡単に畑を借りることができるんです。

そこで今回は、市民農園・貸し農園を借りて野菜を収穫する方法を紹介します。

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市民農園や貸し農園を利用する流れ

畑を借りて野菜を作りたいと思ったら、市民農園や貸し農園を探して契約しなければなりません。

慣れれば簡単なことですが、初心者にとってはハードルが高いと感じるかもしれませんね。

そこではじめに、畑を借りてから収穫するまでの流れを把握しておきましょう。

大まかな手順をまとめるとこのようになっています。

畑を借りて収穫するまでの手順
  1. 市民農園・貸し農園の違いを知る
  2. 貸し農園を探す
  3. 貸し農園を見学し、契約する
  4. 栽培計画を立てる
  5. 種、苗、道具を揃える
  6. 畑を耕し、種や苗を植える
  7. 苗の管理をする

ひとつずつ説明します。

市民農園・貸し農園の違いを知る

畑を借りようとしてまず初めにやらなければいけないことは、自分に合った畑を知ることです。

実は借りられる畑にもいろいろな種類があり、特徴が異なります。自分に合わない畑を借りてしまうと、長続きせず年間利用料だけがかかってしまうので注意しましょう。

借りられる畑の種類は大きく分けて以下の4つです。

  • 市民農園
  • 貸し農園
  • 体験農園
  • クラインガルテン

この中でも、初心者は貸し農園がおすすめです。

少し腕に自信がある人や、自分で全てをやりたい人は市民農園にチャレンジしてみても良いでしょう。

それぞれの農園の違いについては、何が違う?市民農園・貸し農園・体験農園・クラインガルテン・シェア畑で詳しく解説しています。

まずは自分に合った農園の種類を見つけましょう。

貸し農園を探す

自分に合った農園の種類が決まったら、次はその農園を探します。

市民農園の場合、市役所で探すこともできるのですが、今の時代、基本的にはネットで情報収集します。

「市民農園 地名」「貸し農園 地名」などで検索すると良いでしょう。

なお、東京と埼玉については以下の記事でも探すことができます。

貸し農園を見学し、契約する

気になる貸し農園が見つかったら、見学を申し込んでみましょう。

申し込みは電話もしくはWEBからの申し込みになります。市民農園の場合、農家さんが経営しているのでWEBサイトを持っていないことが多く、ほとんどが電話での申し込みです。

一方、貸し農園はWEBサイトから申し込める場合も多いです。

ここで焦って契約してはいけません。家を内見するのと同じように、畑もしっかり見学するのがおすすめです。

見学して問題がなければ、契約をします。契約は1年契約のことが多いです。

見学や契約する際に気を付けたいことは、以下の記事をご覧ください。

栽培計画を立てる

貸し農園の契約が済むと、畑の広さや日当たりが分かるので、1年間でどのような野菜をどこで育てるのか計画を立てます。

貸し農園の場合は、栽培計画をサポートしてもらえる場合も多いので、アドバイザーに聞いてみましょう。

市民農園の場合は自分で栽培計画を立てなければいけないので、野菜がどのくらい大きくなるのか、何科なのかなどを勉強して、栽培計画を立てます。

種・苗・道具を揃える

市民農園の場合、道具類は全て自分で用意しなければなりません。

用意しなければいけない道具には以下のようなものがあります。

  • 栽培する種苗
  • 肥料
  • 農薬
  • 鍬(クワ)
  • シャベル・スコップ
  • レーキ
  • ジョウロ・バケツ
  • 支柱(植物を支える)
  • 麻ひもなど植物を支柱に固定するもの
  • マルチ(黒や透明のビニールシート)
  • 不織布・寒冷紗・防虫ネット
  • 農機具を保管しておく容器
  • などなど

ゼロから用意すると意外に多いと感じると思います。しかも、購入するだけではなくしっかりと手入れ、管理しなければなりません。

貸し農園の場合、これらの多くを貸し農園側で用意してもらえるので、便利です。

畑を耕し、種や苗を植える

道具が揃ったら、栽培計画をもとに畑を耕し、種や苗を植えます。

畑の耕し方は、以下の記事ををご覧ください。

関連記事

苗の管理をする

あとは苗を管理して、思う存分家庭菜園を楽しむだけです。

小さな畑でも、年間数種類から数十種類育てることができるので、思う存分楽しみましょう。

育て方が分からない場合は、「〇〇 育て方」などで検索すると、育て方を調べることができます。貸し農園ならアドバイザーから育て方や病気になった時の対処法を教えてもらえるので、初心者でも安心です。

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市民農園や貸し農園を利用する前に確認したいこと

市民農園や貸し農園は契約すると、通常1年間は解約することができません。

失敗しないためには、契約する前に押さえておきたいポイントがあります。

ここでは、市民農園や貸し農園を契約するまでに確認したいポイントをいくつか紹介します。

通える場所か

市民農園や貸し農園は簡単に通える場所であることが前提です。通えないほど遠い場所だと、行くのが面倒になって必ず挫折します。

遠い場所を借りたい場合には、クラインガルテンも検討してみましょう。

クラインガルテンなら宿泊施設も付いているので、畑仕事だけではなく観光もできるようになります。

利用料金

一般的に貸し農園より市民農園のほうが利用料金が安いです。しかし、市民農園や貸し農園の中でも料金には大きな差があります。

また、年会費や月額料金だけではなく、管理費や入会金など別の料金が発生しないかも確認しておきましょう。

現在募集しているか

人気がある貸し農園だと、すでに利用者が一杯で借りられないことがあります。

また、市民農園の場合、募集期間(春が多い)が決まっていて、それ以外の記事には応募できないところもあります。

ネットで確認できる場合は、あらかじめ確認しておきましょう。

契約期間

契約期間は通常1年のところが多いです。しかし、次の年も同じ場所を借りられるかは農園次第です。

農園によっては、毎年場所を抽選で決めるところもあるので注意しましょう。人気がある農園では、場所が変わるだけでなく抽選に落ちて借りられないこともあります。

毎年場所を変えるのは大変ですし、場所を変える数ヶ月前から作付けができなくなります。なるべく継続的に借りられる場所を選びましょう。

貸し農園のサービス

市民農園にはほとんどサービスがありませんが、貸し農園では様々なサービスを受けられます。しかし貸し農園によって受けられるサービスは違うので、必ず確認しておきましょう。

貸し農園で受けられるサービスには以下のようなものがあります。

栽培方法のアドバイス

貸し農園の中にはアドバイザーが常駐していて、栽培に関してのアドバイスをしてもらえる農園があります。

初心者にとってはありがたいサービスです。ネットで得られる知識より、的確なアドバイスがもらえる可能性があるため、上達が早いかもしれません。

農機具のレンタル

農機具を全て揃えるのは非常に大変ですし、管理も大変です。農園の利用者が共通で使える農機具がないかを確認しましょう。特に、鍬やシャベル、スコップ、レーキのように重たいものは、備え付けされていると便利です。

水やりサービス

実はプランターと違って地植えは水やりをやらなくても野菜が育ちます。そのため、私は苗が大きくなったらほとんど水やりをやりません。

しかし苗が小さい時は水やりが必要です。しかし、平日会社に行っているとなかなか水やりをする時間が取れないなんてこともあるでしょう。

そんな時に便利なのが水やりサービスです。旅行など長期間農園にいけないときにも重宝します。

野菜買取サービス

家庭菜園をやっていると、思いのほか野菜が採れすぎてしまいます。特に初心者は、1株からどのくらい収穫できるのかが分からないため、たくさん作ってしまいがちです。

そんな時に便利なのが、野菜買取サービスです。

農園としてやっているところはまだ少ないですが、意外にも素人が作った野菜を買い取ってもらえるところがあります。

広さはどのくらいか

畑の広さは広いほうが良いと思うかもしれませんが、初心者が広すぎる畑を借りるのはおすすめしません。なぜなら管理ができないからです。

貸し農園はあくまでも借りている土地なので、好き勝手にできるわけではありません。また隣で借りている人もいるので、雑草を生やさないなどの決まりがある貸し農園も少なくありません。

そのため、自分で無理なく管理ができる広さから始めましょう。 私のおすすめは10~30平米です。

そのくらいの広さでも、年間数十種類は育てられます。ちなみに私は60平米から始めて、後悔しました。

慣れてきたら徐々に増やすと良いでしょう。週末農業でも、100平米くらいは可能になります。

必要な設備は整っているか

週末だけ農作業をするとなると、畑で半日くらい作業をすることもあります。そのため、畑以外の設備も重要です。

例えば、以下のような設備があるのか確認しておきましょう。

駐車場・駐輪場

長時間作業をする場合、近くのコンビニに駐車したり、路上駐車したりするのは迷惑です。そのため、駐車場や駐輪場があるかを確認しましょう。

特に駅の近くの市民農園は駐車場がない場合があります。

電車通勤だから問題がないと思うかもしれませんが、意外と道具を運ぶ機会が多いです。 そして、道具が多くなると自動車で荷物を運びたくなります。

そのため、普段は電車で行く場合でも駐車場が有った方が良いでしょう。

ただし、貸し農園で全てが揃っている場合は、この限りではありません。

水道または井戸や貯水タンク

種や苗を植えたばかりの時は水やりが必要です。 そのため、水が出る場所を確認しておきましょう。

農園に水が出る場所がひとつしかなく、自分が借りられる場所から遠い場合、水やりがとても大変になります。

体力に自信がない方は、諦めなければいけないかもしれません。 水道が遠いけど、どうしても気に入ってしまった場合は、カートなどで水を運ぶことを考えましょう。

資材置き場

必要な農機具はとても多く、重いため毎回持ち運ぶのは現実的ではありません。資材置き場があると便利です。

ただし、資材置き場には共有のものしか置けず、個人のものが置けない場合もあります。契約の前に必ず確認しておきましょう。

資材置き場がない場合、自分の敷地内に資材入れをおいても良いか確認しておくことが重要です。畑内に何も置けない農園もあるので注意しましょう。

トイレ

週末にまとめて作業をするとなると、トイレに行きたくなります。

市民農園のほとんどがトイレが設置されていませんが、貸し農園ならトイレが設置されているかを確認しましょう。

口コミや過去のトラブル

ネット上に口コミ情報がある場合は、チェックしておき、契約する前に管理人に聞いてみましょう。また見学時に過去のトラブルなども確認しておくと良いでしょう。

畑を借りるのも、家を借りるのと似ていて、隣人関係が重要です。人間関係で気を付けたほうが良いことなど、丁寧に教えてくれる場合があります。

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家庭菜園初心者でも育てやすいおすすめの野菜

市民農園や貸し農園を借りたら、何を育てたら良いか迷いますよね。食べたいものを育てるのが基本ですが、野菜にはたくさんの種類があり難易度が異なります。

初心者のうちから難しいものに挑戦すると、収穫できないばかりか、病気を他の野菜、隣の人の野菜に移してしまうこともあります。

そのため、最初は育てやすい野菜から育てるようにしましょう。

育てやすい野菜の条件は以下の3つです。

初心者でも育てやすい野菜の条件
  • 旬の野菜
  • 栽培期間が短い
  • 手入れが少なくても育つ

旬の野菜

野菜に旬があることはご存じの方も多いでしょう。野菜の旬は基本的に、最も育てやすい時期に育てた野菜です。

夏野菜と呼ばれるトマトやキュウリやナスは、春に植えて夏に収穫するのが、最もおいしく、そして育てやすいです。

ダイコンやほうれん草や春菊のように、お鍋やおでんの具として味わっているものは冬が旬で、秋に植えて冬に育てるのが良い野菜です。

このように、野菜の旬を考えて栽培すると良いでしょう。

栽培期間が短い

栽培期間の長い野菜は、それだけ病気になる確率も上がり、育てるのが難しくなります。何より収穫まで待てないですよね。

そこで、はじめのうちは栽培期間が短いものからチャレンジしましょう。

栽培期間が短い野菜には葉物野菜が多いです。

実を付ける野菜が2~3ヶ月かかるのに対して、葉物野菜は1ヶ月出収穫できるものもあります。

リーフレタスやシソ、ハーブなどがおすすめです。

手間が少なくても育つ

農園に週1回くらいしかいけないとなると、少しでも手間を減らす必要があります。

野菜の中には、メロンや大玉トマトのようにハウスを作って栽培するものもありますが、そのようなものは避けましょう。

一方土の中で育つ野菜は手間がかからないものが多いです。

サツマイモやジャガイモ、ショウガなどは一回植えてしまえば、水やりの不要で、ほとんど放置で育ちます。たまに除草をするくらいです。

種類よりも、まずは収穫体験をしたいという人は、手間がかからない野菜がおすすめです。

家庭菜園初心者が貸し農園で成功するには

最後に、家庭菜園初心者でも貸し農園で失敗しないコツを紹介します。

できるだけ貸し農園に通う

「野菜は足音を聞いて育つ」というように、頻繁に貸し農園に通った方が良い野菜ができると言われています。

理由はいろいろありますが、たくさん足を運んだ方が、除草したり、病気になった野菜に気が付いたりとメリットがあります。 通路を踏み固めることで、雑草が生えにくくもなりますしね。

ただし私は週に1日しか行きませんし、冬は2ヶ月行かないこともある。

だから、週末しか時間が取れないからといって貸し農園を諦める必要はありません。自分にあったペースで育てれば良いのです。

なお、忙しい時は、

  • 水やり代行
  • 草むしり代行

などを活用するのもアリです。

貸し農園なら料金を払えばやってくれるところもありますし、市民農園でも便利屋などを使って代行が可能です。

家庭菜園ブログやSNSをチェックする

野菜の育て方を知るには専門家の本やWEBサイトを読んだ方がためになるかもしれません。

しかし専門家が書いた記事通りにはできない人もたくさんいます。なぜなら、それほど時間がかけられないからです。

週末しか畑にいけないのであれば、間引きのタイミングが遅れたり、芽かきの時期が遅れたりすることは当たり前です。

週末の天気が悪くて、何週間も農園にいけないこともあります。

そのため、同じ境遇の人を参考にしてみると良いでしょう。身近に家庭菜園をしている人が居なくても、ブログやSNSで発信している人はたくさんいます。

その人たちなりに工夫をして、家庭菜園を楽しみ成果を出しているので、参考にすると良いでしょう。

まとめ:初心者には貸し農園がおすすめ

今回は、市民農園・貸し農園を借りて野菜を収穫する方法を紹介してきました。

いろいろやることが多くて、大変だなぁと感じた人もいるかもしれません。そんな家庭菜園初心者におすすめなのは
貸し農園
です。手厚いサポートと手軽さが最大の魅力です。

数年間実績を積んで知識を得たら、市民農園にチャレンジしてみても良いと思います。

もし、貸し農園を試してみたい方は、全国で70農園展開中の【シェア畑】がおすすめです。

手厚いサポートが売りで、最近ではテレビやメディアでも取り上げられています。