子育て中のマストアイテムの一つ『ベビーパウダー』。
赤ちゃんのオムツかぶれや、あせもの肌トラブルを予防してくれる大切なアイテムです。
しかし、そんな役に立っていたベビーパウダーも、赤ちゃんが大きくなるにつれて使う時が無くなり、結局余ってしまうということが起きてしまいます。
そのまま捨てるのは何だかもったいないですよね。
実は余ったベビーパウダーは、パックや汗染み予防にも使えるんです!
今回の記事ではベビーパウダーの使い道について紹介します。
ベビーパウダーの成分を知る
ベビーパウダーは「滑石(かっせき)、タルク」という鉱物とコーンスターチなどの植物性のでんぷんから作られています。
タルクは微細な粒子でできていて、肌につけることにより毛細管現象で肌の余分な水分を吸収し、でんぷんによって適度な湿度に保たれます。
肌の湿度を保ち乾燥を予防するだけではなく、微粒子は皮膚が擦れることを防ぐため、あせもができにくくなります。
余ったベビーパウダーの使い道
ベビーパウダーは本来の肌の保護以外にも意外なところで使うことができます。
ネックレスチェーンの絡まりを解消
気づいたらネックレスが絡まっていることがありますよね。
チェーンが細ければ細いほどなかなか解くことができず苦労します。
そこでベビーパウダーを使います。
ベビーパウダーを絡まったところにふりかけ、爪楊枝で絡まりが解けるように突いているとスルっとほどけていきます。
パックとして使う
ベビーパウダーに牛乳を混ぜ、ペースト状にした後濡らした素肌に広げマッサージした後、5分ほどパックします。
お肌がツルっとした質感になります。
ベビーパウダー特有の優しい香りもGOODです。
制汗剤、汗ジミ予防として使う
汗の期になる時期や、シャツの首回りなど思わぬところで皮脂汚れや汗ジミができますよね。
あらかじめ首回りや脇などの、皮脂汚れが気になるところに軽くはたいておくだけで、皮脂や汗をベビーパウダーが吸ってくれますので汚れ防止になりますし、ついた汚れも落ちやすくなります。
着ている間もサラッとして着心地も良いです。
メイク用品としてパンダ予防と化粧直しにつかう
せっかくのアイメイクも、夕方になるとパンダ目になることがありますよね。
これは余分な油分が原因ですので、朝メイクをした時に軽く目の下にはたいておくと、余分な油分を吸着してくれてマスカラやアイメイクの付着を防ぐことができます。
他にもメイク直しの際にも、肌の余分な油分はティッシュでオフをしても不十分なときがあります。
ベビーパウダーを使うことにより、余分な油分を吸ってくれますのでサラッとします。
掃除にも使える
ベビーパウダーは吸湿をするときに匂いも一緒に吸着をします。
その特性を生かして、掃除に使うことができます。
なかなか掃除のできないカーペット、ソファー、畳、クローゼットの掃除と匂い対策に有効です。
カーペット、ソファーはベビーパウダーを直接ふりかけ、少しなじませてから掃除機で吸ってください。
ベビーパウダーの微粒子が、布についた汚れと匂いを吸着します。
畳も同様に直接ふりかけた後、目に沿って掃除機をかけてください。
クローゼットの匂いに対しては、目の細かい布にベビーパウダーをくるみ、つるして置いり、シューズの中に入れておきます。
ベビーパウダーとシッカロールの違い
シッカロールは、和光堂という会社のベビーパウダーの商品名です。
そのため、他のベビーパウダーと同じように使うことができます。
和光堂のシッカロールは、国産初のベビーパウダーです。
1906年、江戸時代に読まれていた育児書を参考にし、昔からおしろいとして使われていた天花粉(天瓜粉)というキカラスウリの根からとったでんぷんを使い、ドイツ医学の知識を組み合わせてシッカロールができました。
シッカロールはラテン語の「乾かす」を表しています。
湿度の高い日本では、あせもの予防は乾かすという考えは必要だったのでしょう。
メーカーによって、使っているでんぷんの種類や香りが違いますので、好みのものを見つけてみるのはいかがでしょう。
ベビーパウダーの使用期限とは?
開封後は1年を目安に使い切ることが良いようです。
見た目に問題がなければ使ってもいいと思いますが、吸湿をして劣化することや、粉なので最悪ダニが沸いてしまうこともあるため、早めに使い切ることが良いでしょう。
粉ではなく固形のベビーパウダーもありますし、顔用として少量で売っているものもあります。
口に入れるものではないので、神経質になりすぎることはないでしょうが、健康な肌を保つために使うものなので、あまりにも古いものはやめておきましょう。
余ったベビーパウダーの意外な使い道!まとめ
ベビーパウダーの成分と使い道、シッカロールとの違い、使用期限について紹介しました。
ベビーパウダーは、タルクの除湿とでんぷんの調湿で肌をサラサラに保ち、摩擦を減らしています。
サラサラと摩擦効果によって、化粧直しや掃除、衣服の皮脂汚れの予防にも使うことができます。
余ってしまいがちなベビーパウダー。
意外な使い道がありますので、肌の保護だけではなく使って快適に過ごしていきましょう。
私は、ベビーパウダーの使い道として、ネックレスの絡まりに使った時にとても感動しました。
細いネックレスチェーンでしたので、指では全くどうにもならず、石の重さでだんだん固く絡まっていってしまっている気もしていました。
そんな時、実家で母親からベビーパウダーをつけるとよいと教えてもらい、爪楊枝でツンツン突くことを2,3分ほどしていたら、固く絡まってしまっていたネックレスチェーンが、スルっとほどけてきました。
その後、爪楊枝の先が入るほど緩みましたので無事絡まりはほどけましたし、水でサッと流したら粉も全部落とすことができました。本当におすすめです。
余ったベビーパウダーをお持ちの方は、ぜひ今回の使い道を試してみて下さい!