パパ見知りは、赤ちゃんがパパを嫌がったり、パパを見ると泣いてしまったりするパパに人見知りのような態度をすること。
かわいい赤ちゃんにパパ見知りをされるのは、パパにとって悲しいことですよね。
それに、赤ちゃんがパパ見知りをすると、赤ちゃんがパパを嫌がるような態度をするためママだけに育児の負担がかかってしまいます。
こんな風にパパにもママにもつらいパパ見知りですが、はじまっても焦らないでください。
実は、パパとママの対策次第でパパ見知りが改善する場合や落ち着く場合もあるんですよ。
今回は、パパ見知りの原因と対策を紹介していきます。
パパ見知りを何とかしたいパパやママは、この記事を是非お読みくださいね、
パパ見知りの原因は何?
パパ見知りの原因は、赤ちゃんの成長です。
赤ちゃんの脳や視力が成長し、記憶力・判断力が育つと、いつも一緒にいる人を安心できる人だと認識するようになります。
そして、逆にそれ以外の人を不安や違和感を持つようになるとされています。
赤ちゃんはママと長い時間過ごすことが多いです。
このため、成長するにつれ「ママ=いつも一緒にいる人=安心できる人」、「パパ=知らない人=不安を感じる人」というように認識することがあります。
この認識が、赤ちゃんのパパ見知りの行動につながります。
赤ちゃんはパパを嫌がるというより、パパ=知らない人と思い、不安で泣いたり、機嫌が悪くなったりしてしまうのです。
特に育児にあまり参加していないパパは、赤ちゃんと過ごす時間が少ないため知らない人だと認識される可能性が高いとされています。
下記の3点に1点でも当てはまるパパは、育児にあまり参加しておらずパパ見知りされる可能性が高いパパです。
- 残業や出張などで赤ちゃんと接する時間が少ない。
- ミルクやオムツ交換など赤ちゃんの世話をしていない。
- 仕事後や休みの日に赤ちゃんと遊んでいない。
どれか1点でも当てはまることがあった場合は、後で紹介するパパ見知り対策をしておいたほうがいいでしょう。
夜だけ嫌がる理由は?
パパ見知りをする赤ちゃんのなかには、夜だけパパを嫌がる赤ちゃんが多いよう。
夜だけパパを嫌がる理由は、主に下記の3つだと考えられます。
- 眠く疲れている夜は安心できる人がいい
- パパは寝かしつけが下手
- スーツ姿など見慣れていない服装を警戒
続いてこの3点を詳しく説明していきましょう。
眠く疲れている夜は安心できる人がいい
夜の赤ちゃんは1日の活動で疲れて眠くなるもの。不機嫌になることも多いですよね。
そんな時、パパが世話をしようとすると、赤ちゃんはパパ見知りをします。
これは、上で説明したように「パパ=知らない人」と認識していて不安を感じるためです。
夜の不機嫌な時間にお世話してもらうのは、安心できる人=ママがいいと赤ちゃんは思ってしまうのです。
パパは寝かしつけが下手
赤ちゃんは寝かしつけの時、抱っこに慣れているママがいいとパパを拒否することがあります。
赤ちゃんにとって、普段赤ちゃんを抱っこしていないパパの抱っこは不安定で不安なもの。
このため、パパが寝かしつけようと赤ちゃんを抱っこしても拒否されてしまうことがあります。
スーツ姿など見慣れていない服装を警戒
夜に仕事から戻ったパパが、見慣れないスーツ姿や作業着で赤ちゃんのお世話や抱っこをしようとすると、赤ちゃんは嫌がることがあります。
これは見慣れない姿のパパを知らない人だと認識し、警戒してしまうからです。
そんな時の対策を紹介
では、パパ見知りをされてしまった時、どんな対策をすればよいのでしょうか?
パパ見知りの対策は、赤ちゃんにパパをママのように安心できる人だと認識してもらうことが大きなポイントになります。
ここでは、そのための3つの対策を紹介します。
- とにかく赤ちゃんとの時間をつくる
- 赤ちゃんにパパの顔を覚えてもらう
- 赤ちゃんの世話のパパの担当を決める
とにかく赤ちゃんとの時間をつくる
赤ちゃんが「パパ=知らない人」と認識してしまうのは、パパが赤ちゃんと過ごす時間が少ないからです。
休みの日や仕事後に赤ちゃんのオムツ交換やミルクなどの世話を積極的にする。できるだけ赤ちゃんと遊ぶ。
こんな風に赤ちゃんとの時間を増やすように心掛けると、赤ちゃんがパパも安心できる人だと認識してくれるでしょう。
赤ちゃんにパパの顔を覚えてもらう
これは、残業や出張が多くて不在がちなパパにおすすめの対策です。
パパ=知らない人だと思っている赤ちゃんにパパを覚えてもらうと、ママほどではなくても、パパ=安心できる人だと赤ちゃんが認識してくれます。
方法としては、ママがパパの写真を赤ちゃんにマメに見せる、ビデオ通話などで赤ちゃんと話すようにするのがよいでしょう。
ママが写真を見せる時は、「○○ちゃんのパパだよ。今日もお仕事がんばっているかな」などとパパの存在がわかるように言葉をかけてあげるのがおすすめです。
赤ちゃんのお世話のパパの担当を決める
ミルクの後の赤ちゃんのゲップはパパの担当。外出時の抱っこはパパの担当。
一度にいろいろな世話をする時間がとれなくても、こんな風にこれはパパがすると決めると、赤ちゃんがパパに慣れるきかっけになります。
パパだけで赤ちゃんのお世話をいきなりすると、赤ちゃんが不安になることもあるのでまずはママがいる場所でしてみるのがよいでしょう。
パパ見知りはいつからいつまで?
一般的にパパ見知りの期間は3か月頃から2歳頃までだとされています。
赤ちゃんの脳や視力が発達しだすのがおおよそ3か月頃。早い場合は3か月頃からパパ=知らない人だという認識がはじまります。
一般的な人見知りが終わるのは2歳頃。パパ見知りもこの頃までには落ち着くとされています。
ただし、赤ちゃんの成長具合や環境により、パパ見知りのはじまり・終わりの時期は異なります。
1歳頃にはじまることや3歳頃に落ち着くといったこともあるようです。
パパ見知りは上で説明したようにパパが赤ちゃんとコミュニケーションをしっかりとれば落ち着くとされています。
でも、一度おさまったパパ見知りも、パパが長期の出張にでかけたり、残業が続いたりといったことがあると、またぶり返すということもあるようです。
パパ見知りするのは夜だけ…まとめ
パパ見知りの原因は、赤ちゃんの成長です。
パパ見知りがはじまると、パパは悲しいでしょうし、赤ちゃんにイライラしてしまうこともあるかもしれせん。
パパ見知りの期間は育児の負担がママだけにかかるので、ママも大変です。
でも、パパ見知り=赤ちゃんが成長している証拠だと考え、乗り切りましょう。
パパ見知りで悩んでいる方は、ここで紹介したパパ見知り対策を試してみてくださいね。