子供が大好きなフライドポテト。
自宅でのパーティーや、外食のお子様ランチでもフライドポテトが付いていることは良くあります。
食べやすく、おいしいフライドポテトですが、油や塩分など子供には何歳から食べさせたら良いか悩んでしまいますよね。
フライドポテトの推奨年齢は離乳食が終わった頃です。
卒乳・離乳食の進み方は個人差があるかと思いますが、だいたい1歳~1歳半程度が目安です。
今回はフライドポテトを食べさせる時の注意点や、友達の家で出された時の対応などを紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
フライドポテトは何歳から?
フライドポテトは離乳食が終わる頃が推奨の年齢となっています。
離乳食が完了していれば、消化管も発達し、おおよそ大人と同じものを食べることができますので、様子を診ながら食べさせてみましょう。
最初は太いウェッジカットの場合は半分ほど、細いレギュラーカットの場合は2~3本を目安に与えてみてください。
食べさせる時に意識すること
食べさせる時のには下記の点に注意してみましょう。
塩分
フライドポテトは、大人でもしっかりと塩味を感じるほどに塩が付いています。
塩分の取りすぎは喉が渇いてしまいますし、水分バランスが崩れるので下痢や便秘をしてしまう可能性があります。
濃い味に慣れすぎると、他の物を美味しいと感じられず食べなくなります。
いちど濃い味に慣れてしまうと、食材本来の味を生かしたシンプルな食事では満足できず、塩味を好むようになります。
そのため、食事全体の塩分量も上がってしまい、健康面でも不安が生まれます。
第二子以降の場合、上の兄弟が食べているポテトをもらって食べたときなど、その後の離乳食の進みが悪くなったという話もあるほどです。
例えば、マクドナルドのSサイズの食塩相当量は0.6gで、1歳児の1日の塩分摂取量の1/5程です。
塩分の多いフライドポテトを食べたときには、そのほかの食事で塩分量を調整しましょう。
油
フライドポテトは揚げてあるので、大量の油が含まれています。
普段の食事で油ものをほとんど取っていない場合は、消化不良を起こし、胃もたれとなってしまうこともあります。
消化不良が強い場合は、下痢や嘔吐にもつながりますので、最初は少しずつ与えてみましょう。
硬さ
特に、細いカットがされているポテトでは、揚がり具合によっては固くなっている部分があります。
大人の場合は、歯も口腔内も発達しているため、食感を楽しむことができます。
しかし、まだ小さい子供の場合はそうではありません。
噛み方がわからず、口の中を傷つけたり、上手く噛むことが出来ず飲み込んでしまうこともあります。
フライドポテトを与える場合は、中間のふっくらした部分を小さく切ってから与えてください。
満腹度
ポテトの美味しさに子供が気づき、次のおかわりを欲しがることもあります。
しかし、ポテトは炭水化物であり、すぐにお腹がふくれてしまいます。
しょっぱいため水分も一緒に摂ると、他の食事に手を付けられないこともあります。
そうならないために、最初から食べる量を決めておくことが大切です。
他の食事とバランスよく食べられるようにしましょう。
フライドポテトを食べさせる時の注意点
小さな子供に食べさせる時には、余分な油をとってあげることも重要です。
胃もたれを起こさないために、キッチンペーパーやナプキンで油をとってあげましょう。
また、子供が食べやすいように小さく切ることも大切です。
揚げたてのポテトは、少し冷ましてから食べさせて下さい。
これらを踏まえ、小さい子に食べさせるなら、オーブンやノンフライヤーで調理した「揚げないフライドポテト」がおすすめです。
お店では、目に見えている塩の粒をパッと払い落してから与えましょう。
お店で「塩なし」の対応ができるかも確認してみるのも良いです。
注意点をまとめると。
- 余分な油をとる
- 小さく切る
- 少し冷ます
気にして見て下さいね。
マクドナルドなら塩抜きで対応してくれる
マクドナルドでは、揚げてすぐに塩をふりますが、注文の時に「塩抜き」を伝えれば、塩抜き対応をしてくれます。
しかし、新たに揚がるのを待たなければいけないため、少し時間がかかります。
また、揚げたてが来るため、冷える時間が必要です。
同じファーストフード店でも、店によって対応は異なりますので、注文時に確認をしましょう。
友達の家で出されたら?
ママパパが一番困ってしまうシチュエーションではないでしょうか。
友人宅でホームパーティーを行う際、子供にも大人にも人気があるため、高い頻度でフライドポテトが出てきます。
食の教育は各家庭によってかなり差があります。
ホームパーティーが始まる前や最初に、子供に食べさせるものを限定するのも良い方法です。
『今日はこれだけにしようね。』といった具合です。
しかし、大皿で出てきたり、手を伸ばせば届く場合は注意が必要です。
年上の兄弟や友人の子供がいる場合、つられて口にしている場合があります。
パーティーの1回だけと思えるか、思えないかも含め事前に友人と相談しておきましょう。
まだ食べさせたくないなと思ったときには、この2つを伝えてみましょう。
「うちではまだ食べさせたことがないから」
「もう少し大きくなってからにしようと思っている」
また、友人がどれくらい子供に対して理解があるかによっても、メニューが異なります。
友人に子供がいない場合は、“きっと子供はフライドポテトが好きだろう”とフライドポテトを用意をしてくれている場合もあります。
「卒乳や離乳食が完了していない」ということについて、理解がない場合もあります。
卒乳のタイミングや離乳食の管理については、こだわりがある方も多いと思います。
子供が料理を食べられないけれど、子供がいない友人の家へ招かれたときには、希望をしっかりと伝えてあげるのがお互いのためです。
「子供の食事はこちらで用意して行くから、気を使わないで」
「野菜の蒸し物は大丈夫だけれど、肉や揚げ物など油ものは食べられない。」
など、具体的に伝えてあげましょう。
「これくらい子供がいなくてもわかるでしょ?」と思われるかもしれませんが、子供がいない人からすると、子供の食事は全くわかりません。
アレルギーの食べ物もありますので、しっかりと話をして、長く良好な関係を築きましょう。
フライドポテトは何歳から?まとめ
フライドポテトは何歳からということについて紹介しました。
離乳食が完了して、大人と同じものが食べれるようになってきたら、少しずつ様子を観ながら食べさせてみましょう。
その際は、塩分と油分をしっかりと拭ってから食べさせましょう。