子供が生まれてからは、寝かしつけで子供と添い寝している。
そんなママやパパは、多いのではないでしょうか?
私も一緒でした。
子供と添い寝すると冬は暖かいし、世話も楽ですよね。
しかも、最近では子供と一緒に寝ると頭が良くなるという説もあるそうです。
本当なら添い寝は是非、実践したいもの。
でもやっぱり、ある程度大きくなったら独り寝が必要です。
そうすると、いつから子供を一人で寝かしたらいいのか。独り寝の効果は?と気になってしまいますよね。
今回は添い寝と独り寝の効果を比較しながら、それぞれのメリット・デメリットや添い寝をやめるタイミングについてご紹介します。
最期まで見ていって下さいね。
子供と一緒に寝ると頭が良くなるのは本当か?
アメリカの研究によると、意図的に6歳まで親と添い寝をしていた人の場合、添い寝をしていなかった人に比べて認知スキルが高かったという報告があります。
ただ、この研究結果については、研究者によって見解や意見が異なるものになるため注意が必要です。
必ずしもそうではないということですね。
認知スキルというのは、一般的に学力や知能などの頭の良さを示すものです。
つまり、子供と一緒に寝ると頭が良くなる場合があるということです。
認知スキルが上がるのなら、積極的に添い寝をしたいですよね。
ただ、添い寝にはママの産後の体調、ママやパパの睡眠時間の確保の問題もあります。無理せずに行うようにしてください。
添い寝のメリット・デメリット
添い寝のメリット
添い寝の一番のメリットはスキンシップです。
親の愛情は子供の心の成長に最も影響を与えるそう。
乳幼児の時期に愛情が足りないと、精神的な落ち着きが育たず、反抗的になったり、なかなか自立できないということもあるようです。
添い寝で愛情を感じて育つことで情緒が安定して、信頼や安心が子供の心に育つと言われています。
その他、特に授乳期間中はすぐに授乳ができて世話が楽になる。というメリットもありますよ。
添い寝のデメリット
一方、デメリットは何でしょうか?
代表的な添い寝のデメリットを三つ紹介します
◆ デメリット①
一つ目は親の身体で子供が窒息してしまったり、ベッドから落ちてしまうというリスク。
大人向けの柔らかい寝具だと子供は身動きが取れない、大人の寝具が体に巻き付くといったことも考えられるので、寝具には注意した方がよさそうです。
◆ デメリット②
二つ目は、子供の睡眠リズムが乱れること。
子供が寝た後でママが起きると、布団に出入りする音で子供の眠りを妨げて起こしてしまうことがあります。
子供の体を育てる成長ホルモンは、睡眠時に多く分泌されると言われています。
睡眠リズムの乱れは子供の成長や発達に影響を及ぼす可能性がありますので、注意したほうがよいでしょう。
◆ デメリット③
逆に子供の眠りのサイクルにママの眠りが左右されることもあるよう。これが三つめのデメリットです。
大人も睡眠不足は体調不良につながります。
昼間の仕事や育児にも影響がでることもあります。
子供だけでなく、ママやパパも睡眠時間はしっかりと確保したいですね。
独り寝のメリット・デメリット
では、独り寝のメリットとデメリットは何でしょうか?
独り寝の大きなメリットは二つあると言われています。
独り寝のメリット
◆ メリット①
一つ目は、夜泣きが起こりにくいという点。
独り寝をすることで、昼夜をしっかりと区別できるようになり、生活リズムがと整うそうです。
子供も一人で朝までぐっすり。
自分も夜によく眠れるので、昼間の育児がスムーズになるというママもいるようです。
◆ メリット②
もう一つのメリットは、大人の時間が取れるということ。
子育て中は、夫婦の時間や趣味の時間は取りにくいもの。
だけど、子供が独り寝してくれれば、こうした時間とれて心に余裕が生まれます。
添い寝のデメリット
次に三つの独り寝のデメリットを紹介します。
◆ デメリット①
一つ目は、夜間の子供の世話の問題です。
子供が小さなうちはどうしても、夜の授乳やおむつ替えが必要。
そのたびに別室に子供の様子を見に行くのは大変。
これはデメリットになるでしょう。
◆ デメリット②
もう一つは、夜間の子供の異変に気付きにくいこと。
熱性けいれんや窒息。それにSIDS(乳幼児突然死症候群)。
子供を突然襲う病気や事故は、常に注意したいものです。
◆ デメリット③
また、赤ちゃんとスキンシップをとることで、オキシトシンというホルモンがママに分泌されて幸せ感をもたらすそう。
これが足りないと産後うつの原因にもなると言われています。
このように子供を独り寝させることでママが寂しくなったり、不安定になることがあること。これが、三つ目のデメリットです。
独り寝の理想のタイミングはいつか?
添い寝のメリットで書いたように、スキンシップは子供の心の成長に影響を与えます。
この心の成長の為には、3歳から4歳あたりまで添い寝をするとよいとされています。
この点から、4歳から5歳で独り寝の準備をはじめるのがタイミング的には最適です。
この年齢になるとなんでも自分でやってみたいという自立心も芽生えてきますよね。
添い寝を卒業するということは、子供がママやパパの依存から離れて個人を意識するということにもつながるそうです。
ただ、子供は急な変化にすぐに対応はできません。
紹介した年齢では、独り寝が早すぎる場合もあります。
焦らずに子供の個性や成長、家庭環境に応じて、少しずつ独り寝の準備を進めてください。
心配な場合は、医師などに相談しながら独り寝の準備をしてくださいね。
子供と一緒に寝ると頭が良くなる?まとめ
添い寝と独り寝のメリット・デメリットを紹介してきました。
ママやパパが、より良い選択をするのにこの記事が参考になればと思います。
私の場合は子供が生まれてすぐに添い寝をはじめ、4歳の時にやめました。
夜泣きも少なく、すぐに寝てくれる子供でしたが、さすがに体が大きくなってきて添い寝では寝づらくなり、自分の睡眠に影響が出てきたというのが理由です。
それまでは夜にしっかりと睡眠をとれずに、翌日の仕事に集中できなかったり、日中に子供にイライラしてしまうこともありました。
添い寝をやめてからはそういったことがなくなり、育児も楽しくできるようになりました。
ただし、これはあくまで私の場合です。
なかなか子供が独り寝をしてくれないと悩まないでくださいね。
子供と添い寝ができるのは、ほんのわずかな時間。
そこで子供が親の愛情を感じて、知能や心の成長につながるならとても大切な時間ですよね。
添い寝時間を楽しみつつ、子どもの成長を暖かく見守りましょう。