冬の季節が近づいてくると、こたつでみかんが食べたくなりますよね。
箱で購入して、お正月に毎日みかんを食べて過ごす方も多いはずです。
みかんを1つ食べ始めてしまうと、食べるのを止められなくなってしまいますが、いったい何個まで食べても大丈夫なのでしょう?
目安としては約3個になります。
これは大きさ等にもよるので、あくまで” 目安 ”として下さい。
そもそも、普段よく食べるみかんですが、どれくらいの栄養素があるかご存じですか?
今回は、みかんの栄養素だけでなく、一日に食べていいみかんの量の根拠や、食べすぎたときの予想される症状などをまとめて紹介いたします。
この時期、食べる機会が多くなるみかんはカロリーも低くて、ダイエットにも最適な果物ですので、最後まで見ていってくださいね。
みかんに含まれる成分
まずは、みかんに含まれる成分についてです。
よく食べる機会のある果物1つであるみかんですが、みなさんどのような栄養素があるか知っていますか?
みかん100グラムに対して、下記の栄養素が含まれています。
(今回は温州みかんを参考にしています ※日本食品成分表参照)
- カリウム…150ミリグラム
- リン…15ミリグラム
- カルシウム…21ミリグラム
- マグネシウム…11ミリグラム
- ナトリウム…1ミリグラム
- 鉄…0.2ミリグラム
- 亜鉛…0.1ミリグラム
- 銅…0.03ミリグラム
- マンガン…0.07ミリグラム
- ビタミンAβ-カロテン当量…1000マイクログラム
- ビタミンAβ-クリプトキサンチン…1700マイクログラム
- ビタミンE…0.4ミリグラム
- ビタミンB1…0.10ミリグラム
- ビタミンB2…0.03ミリグラム
- ナイアシン…0.3ミリグラム
- ビタミンB6…0.06ミリグラム
- 葉酸…22マイクログラム
- パントテン酸…0.23ミリグラム
- ビオチン…0.5マイクログラム
- ビタミンC…32ミリグラム
- 食物繊維 水溶性…0.5グラム
- 食物繊維 不溶性…0.5グラム
以上となります。
やはり、柑橘系とあり、ビタミンがとても豊富なことが分かりますね。
肌にとても良い成分が含まれています。
では、一体1日にみかんはどれくらい食べるのがいいのでしょうか。
成人が一日当たり食べていいみかんの量
1個食べてしまうと止まらないみかんですが、食べすぎはよくないです。
みかん1個にはビタミンCが約30グラム含まれています。
一方で、人間が1日に必要なビタミンCは100ミリグラムと言われていますの。
ですので、1日にみかんを3個ほど食べればよいということになりますね。
ただみかんだけで一日分のビタミンCを補ってしまうのは良くないので、基本は食事とバランスよく摂取するのが望ましいです。
ビタミンCは白血球の効果を強化し、免疫力を高めてくれます。
また、ビタミンAβ-クリプトキサンチンは最近の研究で生活習慣病にも効果がある可能性があり、とても栄養素がある果物としてみかんが注目されています。
みかんの種類や大きさによっても、含まれる成分や量が異なるので、ぜひ気にしながら食べてみてくださいね!
ビタミンCを軸に、1日におすすめするみかんの量を紹介しましたが、栄養素が高いからと言って食べ過ぎには注意ですよ!
みかんを食べ過ぎるとどうなる?
みかんを食べすぎてしまっても大丈夫だろう!と思っている方も多いと思いますが、いくつか気を付ける点がありますので、紹介いたします。
何事も食べすぎには気を付けましょうね。
- ビタミンCの摂りすぎ
一見すると体には良さげに見えますが、ビタミンCを過剰に摂取すると、肝臓に負担がかかり、下痢や頭痛の原因になります。
ビタミンC自体は吸収できなかったものは便として排出されるの体には大きな害がありませんが、みかんを食べすぎても全ての栄養素を体が吸収できるわけではないので、気を付けましょう。
- 糖の摂りすぎ
みかんは果物の中でもカロリーが低くてダイエットに向いています。
しかし、みかんには自然の糖分が沢山含まれているため、気を付けるようにしましょう。
小さいみかんでも10個食べるとショートケーキにも匹敵すると言われています。
ダイエット中の方は、ぞっとしますよね。
- 酸蝕歯
みかんに含まれる酸によって、食べすぎるとあなたの歯のエナメル質が溶けてしまう可能性があります。
通常量食べる分には問題ないですが、気にする方はみかんを食べた後は、口をゆすぐようにしましょう。
以上の症状が考えられます。
大きな影響はないと思いますが、やはり食べすぎると体には悪いので、覚えておきましょう。
栄養面で1日の理想のみかんの量は?
先述しましたが、人間が摂取するべきビタミンCの摂取量は100グラムなので、みかんでいうと約3個になります。
しかし、他の食事でも栄養やエネルギーを摂取していますので、バランスを見るようにしましょうね。
それを踏まえると、栄養素をしっかり摂りながら他の食事バランスを考えると、約1~2個をおすすめします。
カロリーも低くておすすめの果物ではありますが、やはり食べすぎてしまえば太る原因になります。
また、おなかが弱い人は、ビタミンCの摂り過ぎで、下痢になりやすくなるので、気を付けるようにしましょう。
みかんを使ったおすすめレシピ
ビタミンCたっぷりにみかんですが、生のまま食べるのが一番ビタミンC摂取しやすい食べ方になります。
加熱することでビタミンCが破壊されてしまうので、生で食べるのをおすすめレシピを紹介します。
- 冷凍みかん
小さいころに学校の給食でよく出ませんでしたか?
レシピと言えるものではありませんが、普通に食べるのが飽きた方は、ぜひよく洗ったみかんを冷凍してみてください!
食べる30分前に冷蔵庫や外に出すだけで、シャーベット状のみかんを栄養素そのまま味わうことができます。
懐かしくなる1品ですね。
- みかんのマリネ
みかんを事前にオリーブオイルと砂糖、塩、お酢につけておくとみかんのマリネの素が出来上がりです。
その後は、自分の好みでニンジンやレタスと好きな野菜を混ぜ込むだけで一味変わったサラダが完成です。
普通にみかんを食べるのが飽きた方におすすめですよ。
以上の2点です。
焼き菓子やジャムなども美味しいですが、加熱してしますとビタミンCが破壊されてしまうので、栄養素を気にする方はぜひ生のままみかんを楽しんでみてくださいね。
みかん一日何個まで食べていいの?まとめ
今回は、冬に食べたくなるみかんについて紹介いたしました。
ビタミンCが豊富なみかんですが、食べすぎてしまうと、下痢や頭痛などの症状が出ますので、気を付けましょう。
1日のMAXは約3個になりますが、おすすめ量は1~2個です!
他の食事とのバランスを見ながら調整してみてください。
食べすぎは注意ですよ!
みかんに含まれるビタミンCは熱に弱いので、ぜひ生で食べてビタミンCを沢山摂取しましょうね。
この冬はこたつでゆっくりしながら、みかんを楽しんでみてください!