温かい季節になってくると、いつの間にか部屋の中に虫が…。
特に夏場は網戸をしているのにいつの間にか電気に虫が集まり、電気シェードの中に沢山の虫の死骸がたまってしまって、電気をつける度に不快な気持ちになりますよね。
私も毎年夏場は不快な気持ちと、虫の処理で悩まされています。
虫は電気の「灯り」に集まってくると思いがちですが、じつは電気の灯りに含まれる「紫外線」が原因でした。
この記事では、いつの間にか部屋に入ってくる虫の対策方法と、電気に虫が集まらない方法についてご紹介しています。
少しでも虫の侵入を防ぐ方法、万が一入って決まったときの撃退方法もまとめているので、この記事を参考にぜひ虫対策をしていきましょう!
電気に虫が集まる理由
電気に虫が集まる理由は、「蛍光灯」から発せられる紫外線にあります。
虫は「走光性」といって、光に向かって一定の角度で移動していく習性があります。
よく小さな虫が空中でくるくると円を描いて飛んでいることがありますよね。
光そのものを目指しているわけではなく、光に対して一定の角度を保っているため、くるくると回るような飛び方をしているのです。
太陽や月の光に対して一定の角度で移動しているのですが、太陽光や月光には、「紫外線」が含まれていて、虫はこの紫外線を見ることができます。
じつは家庭の電気によく使われている「蛍光灯」の灯りには紫外線が含まれていて、太陽が沈んだ夜になると、街灯や室内の灯りから発せられる紫外線を虫が太陽と勘違いしてしまい、部屋の灯りに集まってきてしまうのです。
とはいえ、夜に電気を点けないと生活ができません。
電気に虫が集まらないように、しっかり対策をしていくことが重要となってきます!
電気に虫が集まるのを防ぐ方法
原因が分かったら次は対策です!
侵入する虫を「ゼロ」にすることは難しいですが、気にならない程度までに減らすことは出来ます♪
電気に虫が集まらないようにする方法として、以下の4つの対策が有効的です。
殺虫灯
夏場になるとコンビニの入り口でよく見かける、「バチバチッ!」と弾けるような音を鳴らしてるのが「殺虫灯」です。
殺虫灯は業務用だけではなく、コンパクトな家庭用も販売されています。
USBから充電できるタイプの殺虫灯もあるので、コンセントのない屋外への設置も可能です。
UVライトは灯りに紫外線が含まれているので、紫外線で虫を引き寄せて電気で退治する仕組みになっています。
家の周りの虫は、外にいるうちに退治してしまいましょう!
網戸カバー
目の小さな網戸に張り替える、というのも効果的ですが、網戸の張替えは手間がかかりますし、そもそも賃貸だと張替え自体ができない場合もあります。
網戸カバーなら、すでに設置している網戸に簡単に取り付ける事ができるので、手間と時間がかかりません。
網戸カバーでも目の小さいものがあるので、使っている網戸の目が大きかったり、古くなって少し目が広がってしまっている時の対策としても使用できますよ♪
ハッカスプレーや虫除けスプレー
ハッカスプレーや虫除けスプレーを外壁や網戸にスプレーすることで、虫を近づけないようにします。
定期的にスプレーし直さなくてはいけないので少し手間はかかりますが、気軽に試せるのでオススメです♪
虫除けスプレーは壁や網戸、街灯に使用できる専用のものを使いましょう。
専用じゃないものを使うと、スプレーした箇所がベタつきますし、人肌に使うものはそもそも効果が期待できません。
ハッカスプレーは自然由来の素材なので、お子さんやペットが居るご家庭でも安心して使うことが出来ます。
LEDライト
一番効果が期待できるのが、LEDライトです。
電気に虫が集まらない方法として、根本的な対策になります。
「蛍光灯に含まれる紫外線で虫が集まる」と前述しましたが、LEDライトは紫外線が含まれない種類のものがあります。
今は一般的になってきたLEDライトには、いくつかの種類があります。
- 青色LEDをメインに、黄色に発光する「蛍光灯」を組み合わせているタイプ
- 「赤」「緑」「青」の3色の光をLEDに組み合わせているタイプ
- 近紫外LEDまたは紫色LEDを使用して「赤」「緑」「青」の蛍光灯を光らせているタイプ
「3」のLEDライトのみ紫外線を含んでいますが、こちらは殺菌灯などの特殊なもので、一般的には「1」か「2」のLEDライトが家電量販店などで販売されています。
青色LEDをメインにしている電灯は、紫外線の量が蛍光灯のおよそ200分の1になっているので、虫も集まりにくくなっています。
リビングはもちろん、玄関先などの電気をLEDに変えるだけで虫除け対策することができますよ。
しかもLEDライトは虫よけだけではなく、電気代も安いのが特徴。
蛍光灯より1割程度、白熱電球より5割程電気代が安くなるので、LEDライトに変えればいいことづくしです♪
どんな虫が多いの?
光に集まってくる虫の種類は様々です。
代表的な虫は「蛾」「ユスリカ」「カゲロウ」などですが、種類が多いので一概に特定することはできません。
特徴としては小虫のような虫が多いです。
どの虫が電気に集まってきても厄介ですが、特にユスリカは繁殖行動で蚊柱という群衆を作って、交尾を行います。
家の中の電気に引き寄せられて蚊柱を作られたら、悲鳴ものですよね…。
また、ユスリカに限らず、電気に集まる虫は短命なものが多いので、夜に侵入して翌朝に死骸になっていることがほとんどです。
電気シェードの中に虫の死骸が溜まってしまう原因の一つと言えます。
網戸をしても入ってくる…まとめ
電気に虫が集まる原因は灯りそのものではなく、電気の灯りに含まれる紫外線によるものでした。
電気に虫が集まらないようにするには、まずは外から侵入しないように、殺虫灯を使ったり網戸に専用の虫除けスプレーをして対策をしましょう!
それをかいくぐってきてしまった虫がいても、紫外線をほとんど含んでいないLEDライトにすることで、電気に集まることを防ぐことができます。
部屋の電気に虫が集まると、不快になるだけではなく、死骸の処理も大変ですよね…。
快適でキレイな空間を保てるよう、電気に虫が集まらない方法を実践してみてくださいね。
今年の夏は「虫ゼロ」を目指して、私もしっかり対策していきます!