ひと昔前は幼稚園の面接ときくと、お受験を意識した園だけの話と思われがちでした。
しかし、最近ではどこの幼稚園でも面接はあります。
「面接は何を質問されるのだろう」
「落ちてしまったらどうしよう…」
と不安に感じるかもしれませんが、安心してください。
面接は優秀かどうかを見るのではなく、入園する前に確認しておきたいことを、園と保護者で共有するために行われているのです。
この記事では、私が実際に幼稚園の面接で聞かれた質問と、その回答例をまとめてみました。
そと気になる面接に適した服装についてもご紹介します。
服装って結構悩む方が多いかなと思うので、参考になると嬉しいです。
どんなこと幼稚園の面接で質問された?
幼稚園の面接では、保護者に対する質問と、子どもに対する質問があります。
多くの幼稚園で、だいたい似た質問がされているので、面接前に回答を用意しておくと、その場でスムーズに答えることができますよ。
入園を希望した動機は?
プレに参加した際に、子どもがとても楽しそうに遊んでいて、雰囲気の良い園だと感じました。こちらの園に通っているママ友たちの評判も良く、行事が多くてたくさんのことが学べると教えてもらいました。後は家から通いやすいことも理由の1つです。
実際にプレに通って幼稚園の雰囲気を知っていたので、思っていることをそのまま伝えました。
通いやすさや、週5で給食があること、など正直に伝えて大丈夫です。
自分がいいなと思った事を、そのまま伝えましょう。
教育方針は?
たくましく育ってほしいので、のびのび遊ばせることです。危険がないよう見守りは行いますが、日常生活からもたくさんのことを学んでほしいので、基本的には制限をかけずに、子どもがやりたいようにやらせてあげます。
教育方針といっても難しく考えすぎず、思いやりのある優しい心を持つ、礼儀正しくするなど、普段意識していることを話しましょう。
園の方針と大きなズレがないように、面接前に幼稚園の教育方針を確認しておくと良いです。
子どもの長所と短所
長所は明るく元気なところで、短所はマイペースすぎるところです。
長所も短所も包み隠さず話しましょう。
もし短所で癇癪を起こすことです、と答えたとしても、落とされることはありません。
子供の好きな遊びは?
絵本を読むことと公園で遊ぶことが好きで、最近はとくにすべり台が気に入っているようです。
子どもが好きなことを正直に話せば大丈夫です。
オムツが外れているか?
外れています。
私の子どもはすでにオムツが外れていましたが、外れていなくても問題ありません。
「外れてはいませんが、トレーニング中です」と答え、練習はしていることを伝えましょう。
不安な場合は、事前に見学など行った際に「オムツが外れていない子もいますか?」とさりげなく聞いてみるのも一つの方法です。
お箸は使えるか?
練習はしていますが、まだ上手く使えません。
オムツと同様できないからといって問題はありません。
3年保育の場合、面接時はまだ2歳の子も多く、できない子もたくさんいます。
使えるけど上手に食べられない場合などは、一言伝えておきましょう。
着替えは自分でできるか?
できる時もあれば、うまくいかない時もあります。ですが自分で積極的に着替えようとしています。
できる、できないだけでなく、その時々によって違うなど細かく情報を伝えるとよいでしょう。
アレルギーの有無
一般的な小麦や卵、甲殻類などは大丈夫です。
給食が出される幼稚園では必ず確認されます。
持病や過去にした大きな病気
ありません。
てんかんや心臓に疾患をもつ子どもなどは、常備薬や日常生活で気をつけることがあるかどうか質問されます。
お受験幼稚園や倍率の高い幼稚園でない場合は、基本的に面接で落ちることはありませんが、病気の重さによっては入園を断られる場合もあるようです。
子どもへの質問
子どもに対してされた質問は、以下の通りです。
- あいさつ
- 名前は?
- 今日食べた朝ごはんは?
- 好きな食べ物は?
- 好きな遊びは?
- イラストを用いて、動物や物の名前を確認
- 折り紙を用いて色の確認
面接当時まだ2歳だったので、緊張していたため声が小さくて聞きとってもらえなかったり、イラストの名前を答えるクイズでは一部答えられない質問もありました。
ですがそれでも結果的にはその場で合格をもらえました。
面接は正しい答えを求めているわけではありません。
面接の間の態度や様子を観察したり、親子の関わり合い方を見られている場合もあります。
もし子どもが上手く答えられなくても、親は温かく見守ってあげ優しく手助けしてあげましょう。
面接はどんな服装でいった?
私が面接を受けた幼稚園は私立ですが、お受験を意識した園ではなかったため、親子ともに綺麗めのワンピースを着て行きました。
ジーンズにTシャツ、スニーカーといったカジュアルすぎる格好を避ければ、とくに服装にこだわる必要はありません。
中にはフォーマルスーツを着ている方もいましたが、多くの方が上品に見える普段着をきていました。
ワンピースにジャケットを羽織るだけでも、大きく印象は変わります。
特別着飾る必要はありませんが、服のシワや汚れなどがないよう、清潔感のある服装を心がけてください。
また服の色は派手すぎず、紺色・黒・グレーなどを選ぶと落ち着いた印象を与えることができますよ。
子どもの服装も、清潔感のあるものを選びましょう。
男の子はフォーマルなスタイルが人気で、襟付きのシャツ+ズボンを履けば上品かつ落ち着いた印象が与えられます。
女の子は、シンプルで綺麗めのワンピーススタイルが人気です。濃紺のジャケットなど羽織があると、より上品で清潔感のある印象になります。
お受験幼稚園、私立幼稚園、公立幼稚園などタイプによって服装マナーは異なります。
幼稚園によっては上述した格好よりも、よりフォーマルな格好が適している場合もあるので、面接に行く前に幼稚園の雰囲気をリサーチしておくと良いですよ。
面接の心構え
幼稚園の面接で最低限意識することは、幼稚園の教育方針と家庭の教育方針に大きなズレがないかを確認することです。
幼稚園のことをよく知らないまま面接に挑むと、ズレが生じた際に、この家庭はうちの園と合わないなと思われかねません。
また子供に対しても質問されるので、名前・好きな食べ物・好きな色など答えられるように、事前に練習しておくと良いでしょう。
お受験幼稚園や倍率の高い人気園でない限り、面接で落ちることはほぼありません。
そのためあまり気構えせず普段通りを意識すれば上手くいきます。
子供は、幼稚園に入学してから多くのことを学んで成長します。
入園前から完璧である必要はありません。
普段の様子を知ってもらう場と考えて、面接に挑みましょう。
幼稚園の面接でされる質問と回答例まとめ
私の場合はこのような内容を聞かれましたが、おそらく皆さんが面接をされる園でも同じことを聞かれると思います。
それは目的が『現状の把握』だからです。
入園する子の注意点や、園の教育指針と相違がないかの確認作業をする為に、面接をするのです。
ですから、あまり気負わず面接に挑めばいいと思います。
入園後のイメージもできるため、見学会への参加をおすすめします。
楽しい幼稚園生活が送れるように応援しています!
子どもにあった幼稚園に入園できるといいですね!