和菓子が好きな方は、あんこ好きな方も多いのではないでしょうか?
あんこも「つぶあん」と「こしあん」に分かれており、皆さんの中にも「つぶあん派」と「こしあん派」がいると思います。
お団子やたい焼きなどを食べるとき、どちらがよいかよく話題に上がることも。
まず、「つぶあん」と「こしあん」の違いは何でしょうか?
つぶがあるかないかと思っている方が多いのではないでしょうか?
実は作る手間から異なります。
「つぶあん」は砂糖をいれて小豆を炊き上げてつぶします。
一方で、「こしあん」は砂糖を加えて炊き上げるのは一緒ですが、その後に2回こし器でこした後に、水分を取ることで完成します。
一見すると、こし器の作業が増えただけと思いがちですが、この作業が増えるだけで時間的には相当増加するのです。
どちらにもそれぞれの美味しさがありますが、どういった違いがあるのでしょうか?
また、地域差や食べ方の差があるのか詳しく見ていきましよう!
ぜひ、最後まで見ていってくださいね。
『つぶあん』と『こしあん』の好みは地域差?
まずは、「つぶあん」と「こしあん」の好みについてですが、地域差はあるのでしょうか?
よく、東日本では「こしあん」が多く、西日本では「つぶあん」が多いと言われていますが、全国的に「つぶあん」が優勢な状況です。
しかし、関東や北海道では他の地域に比べて、「こしあん」好きの人が多い傾向にあるようです。
また、小豆の産地である北海道と兵庫で収穫できる小豆にも違いがあります。
北海道のものは、皮が柔らかく、昔から煮崩れしやすいため、こしあんを作るのが普通でした。
一方で、兵庫県のものは皮が硬く、こし器でこすことなくそのままあんにしていました。
まさにつぶあんですね!
こういう違いから、東日本と西日本での好みの差が生まれてきている可能性があります。
好みの違いはありますが、日本人の多くは「つぶあん」派が多いようです!
私は「こしあん」派なので、意外な結果で驚きましたが、年齢差もあり、年齢を重ねるごとに「つぶあん」派が増える傾向があります。
「こしあん」派は意外と少数派なのですね!
食べ方ではどうか?
「つぶあん」と「こしあん」で食べ方も異なるのでしょうか?
- お汁粉
先ほど紹介した地域差とは逆の傾向があるのです。
お汁粉では、西日本の方が「こしあん」傾向が高いのです。
これは、「つぶあん」のお汁粉を、関西ではぜんざいと分ける文化があるので、お汁粉と言えば「こしあん」の傾向が関東よりも強いです。
面白いですよね!
- あんまん
これは有名ですよね!関東では「こしあん」、関西では「つぶあん」です。
みなさん気づいていましたか?
関東にしか住んだことのない私は知らなかったですが、大手井村屋さん曰く、西側では「つぶあん」、東側では「こしあん」が王道だそうです。
きっと、お持ちの食べ方などにも違いがあるので、周りの友達から地域差を聞いてみるのも面白いですね!
地域差だけでなく、家庭環境による影響などもあると思うので、ぜひ話してみてくださいね。
『つぶあん』とは?好きな理由は?
「つぶあん」派の人はなぜ、つぶあんが好きなのでしょうか?
その理由をいかにまとめてみました。
あなたが共感できるポイントはありますか?
- 「あんこを食べている充実感とボリュームがある」
- 「小豆の味を皮から味わう方が良い」
- 「皮の食感が好き」
- 「つぶあんの方が、皮にも栄養があるので、意識的に選んでいる」
- 「大人になってから、食感にも特徴があるつぶあんが好きになった」
- 「家でつくるときにつぶあんの方が簡単だから」
以上のように、様々な理由があります。
小豆の皮の食感が好きな人が多く、また子供の時は「こしあん」派だったが、大人になって「つぶあん」派になった人も少なくないようです。
年齢と共に味覚が変わるので、それがきっかけで食べるようになる人が多いのは驚きですね!
『こしあん』とは?好きな理由は?
一方で、「こしあん」派の人はなぜ、こしあんが好きなのでしょうか?
少数派ですが、ちゃんとした理由があります。
- 「くちどけがこしあんの方が好き」
- 「皮が苦手だから、こしあん派」
- 「こしあんの方が口当たりいいし、ほかの食材の邪魔をしない」
- 「つぶあんよりたべやすい」
以上の意見が集まっています。
小豆の皮が苦手な人が多く、「こしあん」ならではの滑らかな口当たりが好きという理由が多いですね!
私も、あんまんのイメージが強いため、どうしても「こしあん」選んでしまいがちですね。
私のおすすめ『つぶあん』おやつ
私のおすすめの「つぶあん」おやつは、つぶあんの蒸しパンです!
こちらも簡単に作ることができるので、家族で作ってみてください。
使うのはホットケーキミックスと牛乳とつぶあんです。
ホットケーキミックスと同量の牛乳を混ぜて、型に流します。
その中につぶあんを入れて、蒸し器で25分ほど蒸して出来上がりです。
柔らかい生地の中に、食感のある甘いつぶあんが特徴のおやつです。
おうちにあるもので、作れるので試してみてくださいね。
私のおすすめ『こしあん』おやつ
私のおすすめの「こしあん」おやつは、あん巻きです。
よく鉄板焼き屋さんでも食べられるものですが、簡単に作れるのでトライしてみてください。
小麦粉を水で溶いたものを薄く焼いて、その上にこしあんをのせて巻くだけです。
日本版のクレープです!
クリームチーズを入れたり、アイスをのせたり、食べ方もアレンジ可能ですので、ぜひ作ってみてくださいね
『つぶあん』と『こしあん』の好みは地域差?まとめ
今回は、「つぶあん」と「こしあん」について紹介いたしました。
地域差や食べ方によって違いがあるのは驚きでしたよね⁉
あなたは「つぶあん」派?「こしあん」派?どちらでしたか?
皮の食感が特徴的な「つぶあん」と、滑らかな口当たりが特徴の「こしあん」、
どちらもとても美味しいですので、ぜひ今回紹介した食べ方だけでなく、様々な料理で楽しんでみてください。
この記事を読み終えたころには、きっとあなたもあんこを食べたくなったはずです!
ぜひお近くで購入して「つぶあん」と「こしあん」を食べ比べしてみてください。