皆さん、XO醤(エックスオージャン)って使っていますか?
私は友人から美味しいと勧められて使うようになったのですが、豆板醤(トウバンジャン)やコチュジャン、甜麺醤(テンメンジャン)とはまた違った味の中華調味料で美味しいですよね!
XO醤は、中華料理を作るときに使うと本格的な味が出せる便利な調味料なんですが、値段が少し高めなので手が出にくいのが難点・・・。
しかも買ったはいいけど、使用頻度があまり高くないから賞味期限切れに…なんてことも(涙)。
今回はそんなXO醤の代わりになるものをご紹介!
同じやはり全く同じにはなりませんが、風味などかなり近いと思うので、ぜひ試してみてください!
XO醤の代用になる調味料は?
私がXO醤の代用品としておすすめする調味料(食材)は以下のとおりです。
XO醤はもともと、高級食材を惜しみなく使って生み出された合わせ調味料で、素材の旨味が凝縮されて、唐辛子のピリッとした辛みがきいた味噌風味のとても美味しい調味料です。
ここでは、比較的簡単に用意できるものをベースに、代用できるものをご紹介します。
オイスターソース
一番簡単に代用できるのはズバリ「オイスターソース」です。
オイスターソースには、その名の通り材料に牡蠣(かき)が使われています。
牡蠣特有の魚介の風味は、XO醤の魚介の風味に通じる部分があります。
市販のオイスターソースは牡蠣の煮汁を抽出し、砂糖、塩、でん粉、酸味料等を加えて作ります。
オイスターソースならXO醤よりも安価で手に入りますし、最近では身近な調味料になっているため、冷蔵庫にあるというご家庭も多いのではないでしょうか?
オイスターソースのみでXO醤の代用品となればとっても楽チンですよね(笑)
私もラクをしたいときはオイスターソースのみで代用しています♪
より本格的にするなら干し貝柱、干しエビをプラス
『オイスターソースだけでは物足りない・・・より本格的な味を出したい!』
そんな時には、XO醤に味を近づけるために、水で戻した干し貝柱や干しエビをオイスターソースにプラスすると良いです。
ちょっとコストと手間は増えますが、その分、一段と美味しさが増しますよ。
下記にも記載していますが、干し貝柱と干しエビはXO醤に入っている食材でもあるので、味はグンとXO醤に近づきます!
自作しているような感じになるので、料理の過程を楽しみたい方にもいいかもしれません!
そもそもXO醤の中身や成分は?
さまざまな料理に使えるXO醤なのですが、そもそもXO醤って何でできているのでしょうか?
XO醤は、奥深い味がするので、なんだか特別な材料が使われていそうな気がしますよね?
代表的な材料を調べてみると、こんな感じでした。
・干し貝柱
・金華ハム
・生姜
・唐辛子
・ニンニク
・植物油
意外と揃えられそうなものばかりです。
金華ハム以外は、ご自宅にあるものが多いのではないでしょうか?
では作り方を見てみましょう。
- 干しエビ、干し貝柱を水でしっかり戻す
- 材料をみじん切りにする
- 材料を炒めて水分を飛ばす
- ラー油、紹興酒、砂糖、味噌、魚醤(ナンプラー)等の調味料で味をととのえる
水で戻した干しエビ、干し貝柱を使うので、代用品を使う場合は魚介系の味が必要になります。
そのため、魚介である牡蠣を使っているオイスターソースは代用品としてうってつけですね♪
金華ハムは、中国原産の希少な金華豚という豚を使い、中国の特定の地域のみで作られる希少且つ高価なハムとなります。
普通のハムと違い、調味料として、なんと!ふかひれスープ等に使われます。
もし、代用品を使いたい場合は市販の生ハムを使うとよいかもしれません。
唐辛子が入っているので、辛みもあります。
メーカーが異なるいくつかのXO醤を使ってみたところ、少し辛みがあるものから、全く辛くないものまでと様々でした!
代用品を使う場合はお好みで唐辛子の量を調節しましょう。
辛いのがお好みの場合は、唐辛子の量だけでなく、豆板醤を使うのもおすすめですよ♪
【豆知識】XO醤のXOって何?
ブランデーの最高等級であるeXtra Oldがその名の由来であり、「最高級の醤」という意味でXO醤と名付けられたそうです。
実際、材料にも高級な食材が使われています!
XO醤の代用品の辛み別の分量は?
辛さの好みは人それぞれということで、XO醤の代用品を使うにあたり、辛さ別に分量をまとめてみました。
甘口レシピ
- オイスターソースのみ
または、下記の3点をあわせたもの
- 水で戻した干しエビ
- 干し貝柱をみじん切りにして炒めたもの
- オイスターソース
※干しエビ15~30g(乾燥重量)、干し貝柱40~50g(乾燥重量)に対し、オイスターソース大さじ1杯程度
中辛レシピ
- オイスターソース
- 唐辛子粉
※オイスターソース大さじ1杯程度に、唐辛子粉小さじ1杯程度
※唐辛子粉小さじ1杯≒唐辛子3~5本程
または、下記の4点をあわせたもの
- 水で戻した干しエビ
- 干し貝柱をみじん切りにして炒めたもの
- オイスターソース
- 唐辛子粉
※干しエビ15~30g(乾燥重量)、干し貝柱40~50g(乾燥重量)に対し、オイスターソース大さじ1杯程度、唐辛子粉小さじ1杯程度
辛口レシピ
- オイスターソース
- 唐辛子粉
- 豆板醤
※オイスターソース大さじ1杯程度に対し、唐辛子粉小さじ1杯程度、豆板醤小さじ2杯程度
または、下記の5点をあわせたもの
- 水で戻した干しエビ
- 干し貝柱をみじん切りにして炒めたもの
- オイスターソース
- 唐辛子粉
- 豆板醤
※干しエビ15~30g(乾燥重量)、干し貝柱40~50g(乾燥重量)に対し、オイスターソース大さじ1杯程度、唐辛子粉小さじ1杯程度、豆板醤小さじ2杯程度。
※お好みで豆板醤を増やすのもよいと思います。
XO醤を他のモノで代用できるか?まとめ
いかがでしたでしょうか。
XO醤の最も手軽な代用品としては、オイスターソースが良いかと思います。
本格的に仕上げるなら、オイスターソースに干しエビや干し貝柱を足すと良いでしょう。
辛い物が苦手な方は唐辛子や豆板醤は使わずに作ると良いですね。
逆に辛いものがお好きな方はそれらを使ってみると良いでしょう。
是非チャレンジしてみてくださいね。
XO醤そのものは、レストランや店舗によって材料や作り方が様々で、そのレシピを秘密にしていることが多いです。
アレンジを加えて、好みのXO醤やその代用品を追求するのも楽しいかもしれません♪