急にお葬式に参列する必要があったり、準備する予算がなかったりすることもありますよね。
特に、お葬式などは突然の出来事であることがほとんどですので、今までお葬式に参列したことがない人は、十分な用意が出来ておらず、慌てることもよくあることです。
そんな時に、役立つのが100均一ショップですね。
今の100円ショップは何でも揃っているので、数珠も購入することができます。
急な準備をするときなどもうまく活用することができます。
結論からいうとと100均の数珠でも問題はありません。
しかし100均のものと、数千円するものでは違うのは事実です。
今回は、100円均の数珠は実際使えるのか?
数珠は何を意味するのか?
葬儀に必要なものはなにか?
このあたりについてご紹介いたします。
これを覚えておくだけで、急な葬儀にも慌てることなく、準備することができますよ。
落ち着いて、大切な人との最後の時間を惜しむようにしましょう。
お葬式の数珠を100均で揃えるのは不謹慎?
今では100均で買えないものをない!というほどに品ぞろえがよくなってきています。
数珠も例外ではありません。
ネットなどを見ていると、100均の数珠を付けるのはあまりよくないという声が見られます。
確かに葬儀に慣れている人や知識のある方からすると、100均の数珠だと判別がつくようです。
しかし、急な葬儀やお金の準備が難しい場合は、100均の数珠でも問題はないでしょう。
むしろ、見た目の問題ではなく、故人を惜しむ気持ちを持つことがより重要なポイントだと言えます。
見た目に気にするのではなく、ぜひ葬儀の時間は大切な故人のために使うことにしましょう。
とはいえ、時間や予算があるのであれば、2,000~10,000円程で購入できるので、ぜひ1つは持っておくことをおすすめします。
とりわけ葬儀は自分たちだけでなく、親戚や知らない方も参加します。
その中には礼儀作法などにうるさい方もいるでしょう。
大人として、最低限のマナーを守るように見た目も整えることも1つのポイントです。
また、宗派などによっても数珠が変わるので、若い方や知識があまりない方はぜひお店に行って購入することをおすすめします。
最後にもう一度お伝えしますが、見た目よりも気持ちの方が大切です。
たとえ、100円均だとしても問題はありません。
もし、時間があればしっかりとした数珠を買うことをおすすめします。
数珠をする意味
では、数珠は実際どのような意味があるのでしょうか。
葬儀では、みんなが数珠しているから同じくしている、という人も多いのではないでしょうか。
数珠をする意味を理解することが大切です。
数珠には、人間が持つ煩悩を払う効果があると言われています。
俗にいう、お守りとしての効果があるので、大切に扱う必要があります。
また、葬儀で数珠をする意味は、数珠を通して仏様や菩薩様との世界と繋がることができます。
素手で参加してしまうと、仏様と素手で繋がることになり失礼に当たります。
数珠がこちらの世界とあちらの世界を繋げる道具になっているのですね。
一見すると飾りのように見えてしまいますが、数珠をする意味を理解すると大切な仏具であると分かりますね。
数珠の色の意味
数珠を見ていると、様々な色があることが分かります。
色の決まりなどが気になりますが、数珠の色に決まりは特にありません。
しかし、地域の特性などもあるので気を付けましょう。
一般的に、数珠としての効果に差はありませんが、色別に意味や効果が異なってきます。
透明
水晶であることが多く、心身の活性化や能力を高めると言われています。
白
白珊瑚、真珠、ホワイトオニキスなどがありますが、それぞれ、富貴繁栄、美の象徴、魔除けといった意味合いがあります。
黒
虎目石、オニキス、黒曜石、ヘマタイトが黒色となります。
それぞれ、金運・仕事運、信念、魔除け、自信・勇気といった効果があります。
紫
アメジスト、アイオライト、スギライトがあります。
それぞれの効果は、精神の安定、ビジョン、魔除けです。
水色
アクアマリン、ブルートパーズ、ラリマーがあります。
それぞれ、幸せな結婚、未来への手助け、愛と平和、緊張緩和などの効果が考えられます。
今回紹介した色以外にも様々な色の数珠があり、意味も異なるのでぜひ調べてみてください。
葬儀には特に色は関係ありませんが、それぞれの色に意味や願いがあるので、参考にしながら選ぶのも良いでしょう
数珠の値段の違いは何が違う?
冒頭でお伝えしましたが、数珠は2,000円~10,000円程値段の幅が広いです。
しかし、値段によって何が違うのでしょうか?
ずばり、値段に大きく差があるのは、使われている材質によるものです。
数珠の色でも紹介しましたが、高級な素材を使えばそれだけ数珠自体の値段も上がります。
一方で、最近ではパワーストーンとして数珠を持つ方もいるため、希少価値の高く、効果のある数珠を買う方も増えているようです。
1つあれば困らないので、ある程度しっかりとした数珠を持つのが良いでしょう。
その他、葬儀に必要な持ち物
ここまで、数珠について紹介してきましたが、葬儀に参列する際に他に何が必要なのでしょうか。
恥をかかないために、他にそろえておくべき物を紹介していきます。
香典
香典は、お通夜もしくは葬儀の際にどちらかで持っていきます。
お通夜に参列する場合は、通常、先にあるお通夜で持っていきます。
これは一番重要なものですので、忘れずに準備して持っていきましょう。
袱紗(ふくさ)
これは、香典を包むためのものです。
いろいろなタイプの袱紗がありますがどれでも大丈夫です。
色はグレーや紫などが良いです。
ハンカチ
涙をふく際に必要になります。
身だしなみに関わるので、必ず持参しましょう。
色は白や黒といった地味な色のものにすることを忘れないでくださいね。
バッグ
葬儀に参加する際は、できる限り荷物を減らすようにしましょう。
男性は、そこまで荷物がないと思いますが、女性は難しい場合もあるでしょう。
そのような時は小さめのサブバッグを用意します。
黒で布製のものが葬儀の場にはふさわしいとされています。
派手なものなどはマナー違反になるので気を付けてください。
お葬式に持っていく数珠は100均でも大丈夫?まとめ
今回は、葬儀の際の数珠について紹介いたしました。
今は100均でも購入することができる数珠ですが、知らない方や年上の方も参列する中では、ある程度しっかりとしたものを準備するのが無難でしょう。
しかし、本来は故人を偲ぶ場であるので、見た目を整えることよりも、気持ちの方が大切であることは言うまでもありません。
一方で、マナーが厳しい場でもあることを忘れないようにしましょうね。
もし、時間とお金に余裕があれば、お店などで数珠を購入することをおすすめします。
ぜひ、しっかり準備して葬儀に参列することで、慌てずに故人を思うことができますので、今回紹介した情報を参考にしてみてください。