くせ毛をストレートヘアにしてくれる縮毛矯正。
くせ毛で悩んでいる方の中には、試したことがある方も多いでしょう。
縮毛矯正をかけた後、必ず美容師さんから言われるのが「結ぶのは控えてください」という言葉。
では、縮毛矯正後、髪はいつから結んでもいいのでしょうか。
この点を不思議に思っている方は多いのでは?
また、縮毛矯正後に気をつけるのは、髪を結ばないことだけなの?と、疑問を持っている方もいるはず。
そこで今回は、縮毛矯正後に髪をいつから結んでいいのか、そのほかの縮毛矯正後に気を付けたいことをお教えします。
縮毛矯正とはそもそもどんなもの?
簡単に言うと、縮毛矯正はくせ毛を薬剤と熱によってストレートヘアにすることです。
縮毛矯正には、1剤、2剤と呼ばれる2種類の薬剤を使います。
仕組みは次の通りです。
- STEP1最初にくせ毛=縮毛の髪の毛を縮毛矯正専用の薬剤で軟化させます。
- STEP2そこへストレートアイロンをかけ、髪をまっすぐにします。
- STEP3次に2剤を使用し、まっすぐになった髪が持続するようにします。
薬剤を使用するという点で、縮毛矯正はストレートパーマと似ています。
ですが、ストレートパーマの場合、施術は薬剤のみを使用。2の熱を加える作業はありません。
また、ストレートパーマはくせ毛を直すためではなく、基本的にパーマをかけた髪を元の髪質に戻すための施術。
髪質改善が目的なので、くせ毛を直毛にするという点では効果が弱く、くせによっては効果がない可能性もあります。
縮毛矯正後に髪を結んでいいのは何日後?
縮毛矯正後、髪を結ぶのは理想としては48時間後(2日後)とされています。
これは、縮毛矯正後、髪の毛がまっすぐな状態で安定するまで48時間かかると言われているためです。
上の縮毛矯正の仕組みで説明した通り、2剤がまっすぐになった髪の毛が持続するように固定する役割を果たしています。
48時間とは、この2剤がまっすぐな髪を安定させるまでの時間の目安です。
髪が安定する前に結ぶと、あとが残ったり、クセがつく可能性があるのです。
ただし、縮毛矯正後、髪を結んであとやクセが残るという髪質の方は少ないよう。
でも、万が一のために美容師さんは「髪を結ばないでください」と案内をしているそうです。
なお、仕事や学校でどうしても結ばないといけないという場合もあると思います。
その場合は、シュシュなどでやんわりと結ぶようにしましょう。
他にもある。矯正後の注意点
髪を結ばないこと以外にも、縮毛矯正後の注意点があります。
どの注意点も、髪を結んではいけない時間と同じく、48時間は避けたほうがよいとされています。
濡れた状態で髪を結ばない
濡れた状態の髪は、形がかわりやすいとされています。
矯正後は、髪の内部が不安定な状態です。
濡れたまま形を変えるような行為、つまり結んでしまうとあとがつくことがあります。
縮毛矯正してから一週間くらいは髪の状態がまだ不安定な場合があります。
48時間経過後も、この期間は濡れた状態で髪を結ばないのが無難です。
コテで巻かない
コテで巻くことも、48時間はしないように注意しましょう。
縮毛矯正は、熱を使って髪の毛をまっすぐにしています。
同じ熱を使うコテで髪を巻くと、まっすぐな髪にクセがついてしまう可能性があります。
また、矯正後に続けて熱を使うことになり、髪のダメージにもつながります。
ヘアピンでとめる
ヘアピンで髪をとめるのも、クセやあとがつくことにつながることがあります。
ヘアピンを使うのも、48時間以内は避けた方がよいようです。
どうしても使わなくてはいけない時は、ヘアピンの場所をマメに変えるようにしてクセやあとがつかないように注意しましょう。
キレイな縮毛矯正を維持する為には?
綺麗な縮毛矯正を維持するには、日々のメンテナンスが大切です。
その方法をまとめてみました。
トリートメントをする
縮毛矯正は強い薬剤と熱の力で髪の毛をまっすぐにしています。
このため、髪の毛には大きな負担がかかっていると言えます。
髪が痛むと、スタイリングがしにくくなり、せっかく縮毛矯正をした髪もパサパサになってしまいます。
洗い流さないトリートメントなどで、日々しっかりと髪をケアしてあげてください。
アミノ酸系シャンプーを使う
縮毛矯正後の髪が弱っている状態では、刺激が強い洗浄成分が入っているシャンプーの使用は避けましょう。
アミノ酸系シャンプーは洗浄力が穏やかで、刺激も弱いので縮毛矯正後におすすめです。
ドライヤーは上から風をあてる
ドライヤーは髪のてっぺんから下に向かって風をあてるのが、おすすめ。
というのも、この方法ならキューテクルの向きに逆らわず乾かすことができ、髪がまとまりやすくなるから。
乾かし方に気をつけるだけでも、縮毛矯正後のストレートがきれいにまとまります。
縮毛矯正の価格を抑えて続ける方法
一度縮毛矯正をかけた毛先の部分は、クセが元に戻ることは少ないです。ですが、伸びた根元の部分にクセが出てしまいます。
このため、縮毛矯正は定期的にかけたいものです。
クセが強い場合、3~4か月で縮毛矯正をかける人もいるそうです。
ですが、縮毛矯正は基本的に高額です。続けてかけるのはつらいという方もいますよね。
ここでは、そんな方のために縮毛矯正の価格を抑えて続ける方法をお教えします。
最初に通いやすい価格設定の店を選ぶ
定期的にかける必要があるので、最初に縮毛矯正をかける時に通いやすい価格設定の店を選ぶのも一つの方法です。
安価な店だと、縮毛矯正が一万円を切る店もあります。
傾向としては、縮毛矯正に特化しているようなお店は施術代が高いようです。
クーポンを利用する
公式サイトやクーポンサイトに、お得なクーポン券を出している美容室があります。
行きたいお店が決まっていれば、いろいろなサイトを見てクーポンがあるかどうかを確認してみるのもよいでしょう。
高くても技術力がある美容院を選ぶ
矯正に特化している美容室は、縮毛矯正の価格が高い傾向にあります。
ですが、使用している薬剤が異なったり、特化している分だけ技術力も高い場合があります。
美容師さんの技術力で縮毛矯正が長持ちする場合もあるので、こうした美容室を試してみるのも縮毛矯正を長持ちさせる方法のひとつだと言えます。
まとめ
縮毛矯正後、髪の毛を結んでいいのは48時間後が理想とされています。
これは、縮毛矯正後に48時間は髪の毛の状態が安定していないため。安定していない髪の毛を結ぶと、クセやあとがつく可能性があります。
今回は髪の毛を結んでいい時間のほか、縮毛矯正の注意点、キレイな縮毛矯正を維持する方法、縮毛矯正の価格を抑えて続ける方法を紹介しました。
縮毛矯正後のケアに迷ったり、注意点を確認したい時には、この記事を参考にしてくださいね。