- 「資金調達マッチングサイトのFounderに興味があるけど安全なのかな?」
- 「実際に資金調達に成功した人の話が聞きたい」
と思っていませんか。
この記事では、Founderで資金調達を考えている人にとって参考になる情報をたくさん掲載しています。
この記事を読むことによってFounderのメリット、デメリットを始めとしてリアルな評判やFounderを利用するためのコツなどが分かるので参考にしていただけると幸いです。
Founder(ファウンダー)とは?
Founderは資金を必要とする起業家や経営者と価値観が合う投資先を探す投資家をつなぐマッチングサイトです。ファウンダーには、以下のような特徴があります。
それぞれ詳しく解説します。
日本最大級の経営者と投資家をつなぐマッチングサイト
2024年1月時点で、Founderには33,000人以上の起業家と経営者、そして6000人以上の投資家が登録しています。
これだけ登録数が多いということは、自分の事業に興味を持ってもらえる投資家とつながりやすいことを意味します。よって、他サイトよりも資金調達できるチャンスが多いと言えるでしょう。
公式ウェブサイト上では、毎月のマッチング件数と総資金調達額を掲載しています。
2023年12月は96組マッチングしていて、総資金調達額が7億円以上でしたので、この数字からも活発に資金調達がされていることが分かります。
幅広い選択肢の中から理想の投資家とつながりたい場合はFounderが向いていると言えそうです。
メッセージ送信は有料
Founderは会員登録や案件登録は無料なので、起業家の方は案件を登録して募集できますし、投資家の方は起業家募集の投稿ができます。
ただし、希望する投資家へメッセージを送るには、有料の会員プランに登録している必要があります。
有料プランの料金設定は単月では税込10,780円、3ヶ月まとめたプランでも1か月当たり税込7260円です。
お試しで手軽に申し込める金額ではありませんが、ハードルが高いことで真剣にビジネスパートナーを探している人が加入している割合が高くなります。
そのことから、利用者を騙そうとするような悪質な利用者の数が利用しづらい仕組みになっています。
本人確認で信頼性を担保
メッセージ送信が有料なので、悪質な利用者が少ないのは分かったけど、本当に安全な投資家から資金調達ができるか不安な方もいるでしょう。
Founderでは、投資家の人がメッセージ送信するには有料プラン加入だけでなく、本人確認が必要です。そのため、ほとんどの場合は安全な投資家からしかメッセージを送られてくることはなく、健全な取引を目指すことができるでしょう。
Founderを使って起業に成功した事例と評判
実際にFounderを利用して資金調達を成功させた人の事例から資金調達のコツや評判を紹介していきます。
顔を出して実際の資金調達までの流れを具体的に紹介してくださっているので説得力があります。参考にすることでFounderをうまく利用するコツがつかめるでしょう。
約2週間のスピードで資金調達を成功させた工藤さんの事例
工藤さんは、サービス立ち上げ初期の赤字の期間に耐えるために資金調達をしたかったそうです。しかし、売上0ということもあり、金融機関からは借りることができませんでした。
そこで資金調達の機関を利用しましたが、自分のビジネスのビジョンを数分で伝える必要があり、難しさを感じたそうです。
Founderでは、自分のビジネスのビジョンをしっかりと提示した上で、投資家の方が時間にとらわれずに検討できることにメリットを感じたようです。
また、出資してもらうのがゴールではなく、長期を見据えた付き合いになるので、今の会社の規模観やメンバー、状況などを伝えるべきだと考えています。
「1人の相手だけではなく、不特定多数の投資家の目に留まる可能性がある点も、大きなチャンスであると感じました」
「約2週間のスピードで資金調達を成功!Founderの魅力とは?」株式会社FP-MYS代表取締役社長兼CEO 工藤崇氏(https://found-er.com/cases/1/)
このように、Founderでは自分のビジョンをしっかりと提示して、不特定多数の投資家にゆっくりと検討してもらえるのが大きな強みと言えるでしょう。
評判からわかるFounderのメリット5選
Founderを利用している人の評判からメリットを5つ解説します。
成功事例を参考にできる
Founderは日本最大級の経営者と投資家のマッチングサイトということもあり、成功事例が豊富です。
また、Founderの公式サイトでは、資金調達に成功した人のインタビュー記事が掲載されています。資金調達までのプロセスやFounderの利用で気を付けることなどが掲載されていているので参考になると評判です。
これからFounderの利用を考えている経営者には、資金調達に成功した人の話は参考にするとよいでしょう。
サイトが使いやすい
資金調達に成功した人の評判で、FounderのサイトはUIが使いやすく、きれいで見やすいという意見が多くありました。
投資家の絞り込み検索機能が充実しているので、自分と相性のいい投資家を見つけやすいことからも利便性が高いと言えます。
多くの起業家・投資家と話すことで視野が広がる
Founderでは、たくさんの起業家や経営者、投資家の方が登録しているので、自分とは違う業種の人とたくさんコミュニケーションをとることができます。
資金調達が成功しなかった人の中にも、自分にない視点からのアドバイスをいただいたことで事業の内容が洗練されたという人もいます。
資金調達が目的で利用する人が多いのですが、事業が成功するためのアドバイスがもらえるのもFounderのメリットです。
起業前から事業の宣伝効果がある
Founderは、投資家の人にメッセージを送るには有料プランに加入する必要がありますが、自分の事業計画を登録しておくだけなら無料です。
魅力的な事業計画を掲載して多くの投資家の目にとまれば、宣伝効果が出て事業を始めた時には認知が広がっている可能性があります。
事業初期の段階で多くの人の反応を見ることができれば、場合によっては軌道修正をすぐにできたり、PDCAが回しやすくなるので、事業失敗のリスクを減らせるかもしれません。
迅速な資金調達が可能
Founderを使い、たった2週間で資金調達に成功した事例もあるので、迅速な資金調達は十分可能です。
インターネットを利用して日本全国の幅広い投資家と接点が持てることから、お互いのニーズに合う取引が実現しやすいことが理由として考えられるでしょう。
できるだけスピーディーな資金調達を目指したい方はFounderが合っているかもしれません。
評判からわかるFounderの注意点
安全な利用ができるようにFounderの注意点についても解説していきます。
有料プランが自動更新される
気になった投資家にメッセージを送るには有料プランに加入する必要があると解説しましたが、有料プランは自動更新されることに注意が必要です。
料金は月額で10,780円で、3ヶ月まとめたプランでも月額7,260円かかります。不要になった場合は、自動更新を停止するか解約するのを忘れないようにしましょう。
詳しくは公式サイト内の「よくあるご質問」をご覧ください。
解約方法が分かりにくい
口コミの中にはサイトに退会や解約専用のフォームがないので、解約方法が分かりにくいという意見もありました。
もし解約したくなった場合は、サイトのお問い合わせフォームから解約希望の意思を伝えることで、解約することができます。
詳しくは公式サイト内の「よくあるご質問」をご覧ください。
相手の素性がわかりにくい
インターネットでのやりとりが基本となり、相手の素性が分かりにくいことから信頼できる相手か見極めにくいという口コミもみられます。
ネットならではの難しさがありながらも資金調達をするためには以下のようなことを心がけるのがいいと思います。
これらのことを心がけるだけで、騙される可能性を大きく減らすことができるでしょう。
株式を必要以上に渡さない
既に株式会社を設立している人が資金調達する場合は、投資家から資金調達の際に株式の譲渡を求めてくる場合があります。しかし、多くの株式を渡すことは避けた方が無難です。
株式会社を運営していく上で、経営方針などの大事なことを決めるには株主総会を開かなければなりません。株主総会では株式を保有している割合が多いほど議決権を持つことができます。
もし自分以外の人に過半数の議決権を持たれてしまうと、会社の経営権を握られてしまう恐れがあるので注意しましょう。
経営者がFounderで資金調達を成功させるには
Founderを通じて資金調達した実例をもとに、成功への秘訣をご紹介します。実際に資金調達に成功させた方の意見なので、説得力があり参考になるでしょう。
プロフィールをしっかり書く
ある程度まとまった資金を調達するには自分のプロフィールを詳細に記載して人となりを分かってもらう必要があります。
投資家からすれば自分の大切なお金を預ける以上、素性のしれない怪しい人にお金を預けることはできないからです。
自分の経歴や事業計画、予想収益、投資家への還元方法など具体的に記載しておくほど投資家の方も資金調達できそうか判断しやすくなり、資金調達の成功確率が上がるでしょう。
投資家に積極的にメッセージを送る
Founderの登録者数は2024年1月現在で、投資家の登録者数に対して経営者の登録者数が5倍以上あり、ただ待つだけでは他の経営者たちに埋もれてしまう可能性があります。
いいなと思った投資家には積極的にメッセージを送っていくことで、自分の事業を知ってもらう機会が格段に増えて、資金調達成功の確率が上がるでしょう。
事業計画を練って効果的なプレゼンをする
事業内容を始めとして今の会社の規模感やメンバー、今後の見通しなど、事業計画を綿密に練った上で、投資家の人に伝わるように効果的なプレゼンをすることが大切です。
そもそもの事業計画があやふやだと投資家の人はお金を預けるのが心配になります。また、事業内容の魅力がうまく伝わらなければ、投資家の人に投資したいと思ってもらえないからです。
プレゼンの際は言葉で伝えるだけでなく、図解やグラフなど分かりやすく理解してもらう工夫をすると関心をもたれやすくなるでしょう。
事業に対する情熱を伝える
事業展開していく上では利益を挙げていくことも大切ですが、本気でその事業が面白いと思ってもらえるかという側面も大切です。
ビジネスのビジョンに共感できると応援してもらいやすくなり、投資家の人も出資したくなるので、自分の事業に対する情熱を伝えるようにしましょう。
経営者がFounderで資金調達する方法
Founderで資金調達する方法について解説します。
申し込み方法
Founderは無料プランと有料プランの2つのプランがありますが、基本的には最初は無料プランの登録をおすすめします。
理由は無料プランでもプロフィールやビジネスプランの掲載、メールの受信が可能で、投資家とコンタクトが取れていない段階で有料プランに入るのはもったいないからです。
ビジネスプランに共感してくれる投資家が見つかり、コンタクトをとりたくなった場合に有料プランに変更すれば無駄なく資金調達ができます。
ただし、迅速な資金調達を実現するために積極的に投資家にアプローチをしたい場合は、最初から有料プランに登録するのもオススメです。
会員登録はFounder公式サイトの「かんたん無料登録はこちら」から行えます。
有料プランと無料プランの違い
有料プランと無料プランの違いは、自分からメッセージを送信できるかどうかです。
無料プランでは、自分からアプローチをかけることができないので、コンタクトを取りたい相手がいる場合は有料プランにしましょう。
有料プランの料金体系について
有料プランの料金体系は以下の2種類です。
どちらで契約した方がいいかは人によります。
ビジネスプランを掲載した段階で投資家の方の反応がよく、1ヶ月以内に資金調達が見込めそうな場合は、お試しプランがよいでしょう。
投資家の反応を見てブラッシュアップしながら確実に資金調達をしたいならビギナープランがオススメです。
Founderに関するよくある質問
Founderでよくある質問をまとめました。皆さんが疑問に思ってることがすぐに解決できるかもしれないので、問い合わせる前に確認することをオススメします。
Q:投資家と電話やスカイプで話したり、直接会ってもいいのでしょうか?
A:可能です。お互いにメッセージでやり取りしたら、事業内容やお互いのことを知って信頼関係を深めるために電話で話したり、直接合うのがいいでしょう。
Q:詐欺の可能性はないのでしょうか?
着手金など先に支払いを請求してくる契約条件の場合は、詐欺の可能性が十分あります。これは投資やビジネスのことでは十分起こることなので、注意が必要です。
電話や直接会って話し合うことで、お互いの信頼関係を築くことができるでしょう。
もし不安であれば、契約する前に契約条件を弁護士などの専門家に相談すると良いでしょう。
Q:起業家として登録するとどんなことができますか?
A:事業内容を登録して、投資家からのメッセージを受信したり、有料プランに入ることで投資家にメッセージを送ることもできます。
初めての方へをご覧いただくと、よりFounderでできることがイメージしやすくなると思います。
Q:投資家にメッセージを送るにはどうしたらいいのですか?
A:事業内容の登録やメッセージの受信は無料ですが、投資家にメッセージを送るには有料プランに加入する必要があります。
Q:投資家から援助を受けるコツはありますか?
A:プロフィールや事業内容を具体的に記載することです。特に事業内容が具体的で現実的であるほど投資家の方は信頼して資金を預けやすくなります。
Q:複数の投資家から資金調達することは可能ですか?
A:関係者全員が納得するのであれば、複数の投資家から資金調達することが可能です。
Founderを運営するファウンダー株式会社(福田代表)の実態
Founderを安心して利用するには、運営会社の実態も知っておくと良いでしょう。
Founderを運営しているファウンダー株式会社は2017年に福田拓也氏を代表として設立されたベンチャー企業です。ここではファウンダー株式会社がどのような会社なのか深ぼっていきます。
基本情報
ファウンダー株式会社の基本情報は以下の通りです。
会社名 | ファウンダー株式会社 |
代表者 | 福田 拓哉 |
住所 | 東京都新宿区新宿一丁目3番5号新進ビル3F |
電話番号 | 03-6380-4165 |
設立 | 2017年8月1日 |
資本金 | 500万円 |
事業内容 | ビジネスマッチング(事業パートナーの紹介)事業ウェブサイト、ウェブコンテンツ、その他インターネットを利用した各種サービス等の企画、制作、販売、運営及び管理各種コンサルティング業務マーケティングリサーチ業 |
企業ビジョンや理念
ファウンダー株式会社は「起業できない人を減らす。起業家をもっと増やし、日本の経済発展に貢献する」という理念を掲げ、Founderを運営して事業を始めたくても資金の都合で始められない人を支援しています。
ただし、日本人は保守的で、世界を変えるような革新的なイノベーションは、ほとんどが米国など外国からしか生まれていません。
そのため『閉鎖的な日本の文化を破壊し、もっと投資が活発に行われる文化を根付かせる。』というビジョンを掲げています。
Founderで資金調達がうまくいかない人にオプションを提供
ファウンダー株式会社では、Founderで資金調達がうまくいかない人のために様々なオプションを提供しています。
資金調達サポートサービス
資金調達サポートサービスは、プロの経営コンサルタントが資金調達できるようにサポートしてくれるサービスで、以下の2つがあります。
- 事業計画書執筆代行(98,000円)
- 経営・財務診断(49,000円)
事業計画書執筆代行は起業しようとしている業界の研究をして事業の将来性を分析したり、売上や利益がどのくらい上げられそうか根拠をもった説明をしてくれます。
事業計画書を書いてもらうことで、自分の事業計画がはっきりとして、具体的な計画書があることで投資家の人から資金調達してもらいやすくなるでしょう。
経営・財務診断はすでに会社を経営している人向けのサービスですが、27種類に及ぶ指標を元に経営コンサルタントが会社の課題を教えてくれます。
会社の課題が分かることで、今よりもいい内容の計画書を書けるようになり、資金調達の可能性が高まります。
Founder以外の資金調達先の紹介
ファウンダー株式会社では、Founder以外にも様々な資金調達先を紹介していて、以下はその一例です。
- 大和企業投資株式会社
- ベインキャピタル・プライベート・エクイティ・ジャパン・LLC
- ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア
資金調達方法も出資、融資、クラウドファンディングなど色々あるので、興味がある方は資金調達先一覧ページをご覧ください。
Founder創業者の福田氏の実績と評判
Founderを安心して利用するためには、Founderの創業者についても理解しておいた方が良いでしょう。
そこで、Founderとファウンダー株式会社の創業者である福田拓哉氏について解説いたします。
福田拓哉氏の実績
福田拓哉氏は1987年に北海道で生まれ、これまで資金調達関連の事業を中心に数多くの実績を残してきました。
代表的な実績は以下の通りです。
上記のように福田さんはこれまで素晴らしい実績をあげてきましたが、最大の実績と言えるのは2018年に資金調達プロを東証一部上場企業に6億2000万円で売却したことです。
そのほかにも様々な実績を上げていることから、多くの成功を収めた人物だと分かるでしょう。
福田拓哉氏の評判
福田拓哉氏の評判についてですが、福田氏はクラウドソーシングサービスで記事作成やサイト運用の案件を募集しています。そのサイトで福田氏と関わったことのあるほとんどのワーカーから最高評価の5を頂いています。
中には最低評価の1がついているものもありますが、契約終了リクエスト後に返答がなかったので、自動評価されたものが多かったです。
ワーカーからの福田さんへのいい評判としては以下のようなものがありました。
ほとんどが上記のようにいい評判でしたが、中にはレスポンスが遅かったという悪い評判もありました。複数会社をまとめるオーナーとして忙しいので、レスポンスが遅れてしまう時があるのかもしれません。
まとめ
Founderは日本最大級の起業家と投資家のマッチングサイトです。
本記事では、評判からわかるメリットや注意点を中心に解説してきました。
経営者はFounderを使い多くの投資家と話すことで視野が広がったり、成功事例を参考にして事業に活かせたりするなど、多くのメリットがあります。
ただし、投資家とはインターネットでのやりとりが基本となるので、信用できる相手かの見極めが必要です。
注意を払った上で利用すれば資金調達したい起業家の大きな助けになるでしょう。