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お米のとぎ汁を植物にあげるとどうなる?私の失敗談からおすすめしません。

お米のとぎ汁を 植物にあげるとどうなる?
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みなさんは毎日お米を食べていますか?

お米を研いだ時に出たとぎ汁ってどうされてますか?

一般のご家庭でよく研がれる量が3号ほどですが、その時に出るとぎ汁は4リットルにもなるんです。

とぎ汁って植物に与えると栄養価が高いのでいいって聞いたことありませんか?

適切な方法でとぎ汁をつかうと、植物にとっていいのは本当なんです!!

ただデメリットも多いので注意が必要です。

個人的にはあまりおすすめしません。

ではどんなことに気を付けたらいいのでしょうか?

今回は

  • とぎ汁の使い方
  • とぎ汁のメリット・デメリット 等

などについてまとめていきます。

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お米のとぎ汁って、植物にあげていいの?

お米のとぎ汁

お米のとぎ汁

お米のとぎ汁ってシンクに流すと、すぐに排水管がヌルヌルしちゃいます。

なんかイヤな匂いがするのは、このヌルヌルのせい!

実はこのヌルヌルは、とぎ汁に大量に含まれる窒素やリンが主な主成分になる糠が正体なんです。

とぎ汁には多くの成分が含まれています。

  • タンパク質
  • 糖質
  • 脂質
  • ビタミン
  • リン
  • 窒素 等

なんだかとっても栄養満点な気がしませんか?

ちなみにこのとぎ汁、排水管に流すと、浄水場にとっては困ったことに…。

この糠を主成分とする、窒素、リンは、下水道処理でもあまり取り除かれないので処理しにくいのだとか。

そこで、窒素やリンを主な成分とするほかの物ってないのかな~と探してみると、ありました!

代表格が野菜などに使われる肥料なんです。

とぎ汁は肥料に似た成分を多く含んでいるんですね。

とぎ汁をつかった私の失敗

「肥料になるなんてすごい!もう買わなくていいじゃん!」と喜びました。

さっそく最近元気がない観葉植物にあげてみると、なんだか葉っぱも濃いグリーンになって元気を取り戻したかのようなってきました。

しかし、数日経つと、「あれれ?なんか、元気なくなってきた?」と変化をみせます。

最初から調べれば良かったのですが、実は毎回の様にとぎ汁をあげるとダメだったらしいのです…。

もう、泣きそう…。

なぜダメなのでしょうか?

それはとぎ汁の白くてドロッとした糖は、観葉植物の植えられている土をセメントみたいに固めてしまうから効果があるです。

hanamizuki
hanamizuki

気づいたときには時すでに遅し…。

それにより植物は窒素飢餓を起こしてしまい、元気がなくなってしまうのだとか。

固まった土は通気性や再水性がなくなり、植物には最悪の環境になってしまうのです。

土の粒同士がノリでくっついたようになるため、下記の様な状態になります。

  • 虫が寄り付きやすくなる
  • カビが生えてくる
  • 窒素飢餓とガス害が起きる

この3つがそろって病気になるんだとか。

部屋が汚れないように気を使いながら、鉢植えの土を植え替える手間がかかってしまいました。

でも、鉢の中の土の表面が、ほんとに固くなってセメントみたいになっていたので、私はびっくりしました。

軽く表面をこそぎ落としてもダメで、最後はもう手でぱきっと折っちゃいました。

ほんとに固かったです。

そんな散々な結果にはなりましたが、「じゃあとぎ汁は使えないの?」っていうと、実はそうではなかったんです。

室内の観葉植物はダメだったけど、外の広い範囲に水で薄めて撒くのがいいそうです!

外の植物に使うと、自然に降った雨などでデメリットが軽減されるため、栄養はしっかりと届き、土も固まらないで済むとのこと。

次回からは気を付けようと思いました。

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お米のとぎ汁メリットとデメリット

とぎ汁のメリット・デメリット

とぎ汁のメリット・デメリット

外の植物に撒くことで、とぎ汁のデメリットを軽減できるとご紹介しましたが、

実際のところとぎ汁のメリット・デメリットはなんでしょうか?

まとめてみましょう。

メリット

  • 植物の肥料がわりになる(使い方によって)

◆ デメリット

  • 土が固くなる
  • 悪臭や虫の被害がでる
  • 水はけが悪くなる

こうしてみると、メリットよりもデメリットが目立ちますね。

確かに栄養が豊富に含まれているとぎ汁。

その栄養素が土の中の微生物のエサになるため、土壌成分を分解・発酵を促進する効果があります。

しかし、それと併せて悪臭が発生したり、土の温度が上昇したためカビが発生したりします。

冬場なら土の温度が上がるのはいいのかもしれませんが…。

肥料の代わりは難しそうです。

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結局とぎ汁は肥料にならない?

気になる事

気になる事

実際とぎ汁の場合はそのまま使うことはおすすめできません。

そして観葉植物には使わない方がいいでしょう。

しかし、『発酵処理』をすることで肥料として使えなくはないです。

発酵処理の仕方
とぎ汁はペットボトルなどに入れて糖分(黒糖など)と塩分、EM(市販の発酵型酵母や乳酸菌)を加え一か月発酵させる。

ただここまでするのなら肥料を買った方が早いと感じます。

とぎ汁に含まれる栄養は植物には必要ない?

先述しましたが、とぎ汁の主な栄養素は、窒素、たんぱく質、糖質、脂質、ビタミンなどです。

しかし、この中で植物の成長に必要な成分は窒素・リン・カリウムの3栄養素です。

そう考えるとタンパク質や脂質・糖質といったものは必要ないわけです。

人間には必要な栄養素でも、植物にとっては必要ないものも多く含んでいるのが『とぎ汁』なのです。

植物の成長を考えるならちゃんとした肥料の方がいいと思いませんか?

お米のとぎ汁を植物にあげると?まとめ

お米のとぎ汁は植物にあげてもあまりメリットはなさそうですよね?

なんとなく勿体ないと思って撒きたくなる気持ちもわかりますが、その後の処理を考えると肥料をちゃんと買った方がいいと感じました。

今回の記事ではとぎ汁を植物にあげた場合を取り上げましたが、実はとぎ汁には他にもお料理のアク抜きなどにも使えます。

  • 大根や豚肉などの煮物のあく抜きに活用
  • コンロの油汚れや食器のつけ置きにもつかえる

あえてリスクを冒さずに、別の用途でとぎ汁は使うようにしてみてはいかがでしょうか?

勿体ない気持ちも分かりますが、植物をダメにしてしまう方が精神的には辛いです。

この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。