結婚・妊娠・出産、女性にとっては人生の大きなイベントです。
私は結婚と同時に、ずっと働いていた会社を退職しました。
理由はすぐに子供が欲しかったからです。
しかし、すぐには妊娠しませんでした。
毎月毎月落ち込む日々。
病院に行って検査や治療を始めようかと悩みはじめた時、ちょうど妊娠することができました。
しかし妊活中は毎日ストレスとの戦いで、家事に手もつかない程。
焦りとイライラが交互にやってきて、絶望感でいっぱいだったのを覚えています。
そんな気持ちで何もしない日々が続いたので、いっそのこと働きに出ようかとも思いました。
正社員、派遣、バイトなど様々な求人を見ましたが、“妊娠したら、すぐ辞めないといけない”と考えてしまい、結局働けずにいました。
今思えば、すごく無駄な期間だったと思います。
妊活中でも、無理なく働いて稼げる方法を調べればよかったと後悔しています。
妊娠しても出産してもお金はかかります。
支出の右肩上がりは、今も続いています。
私と同じ様な経験をされた方も、多いのではないでしょうか。
今回は妊活と仕事について色々な角度から、考えていきたいと思います。
妊活中は仕事が限られる
先程も書きましたが、妊活中に仕事を始めると“妊娠したら辞めなければいけない”という言葉がまず浮かんできます。
そのため、自分がいなくなったら大きな迷惑になるような仕事に就く事ができません。
また、いつ妊娠してもいいように、立ち仕事や重い荷物などを運ぶ仕事は避けたほうがいいでしょう。
そうなると、必然的にデスクワークになってきます。
事務職やテレフォンアポインターなど、座ったままなの仕事がでいいですね。
工場などの製造業でも、座ったまま作業できるならいいかもしれません。
その場合は足元の冷えに注意しなければいけません。
また工場系だと、粉塵や化学物質などのリスクも多少なりとも発生します。
また妊活が続くと、急な通院や体調不良も出てきます。
それにも対応してくれる会社となると、そう簡単に見つける事はできませんよね。
応募の際に聞いてみるのがいいかもしれません。
妊活中でも無理なく続けられる仕事
妊活中に仕事をする時に、まず考えるのは体調です。
排卵日や着床した日は体調が悪くなる事も多いでしょう。
また、責任のある業務をたくさん抱えることや、人間関係でストレスを溜め込むのもよくありません。
逃げずに頑張って仕事を続けることは、社会人としてやらなければいけないことかもしれません。
でも妊活中なので、無理しているなと感じたら、一度立ち止まって自分自身に問いかける事も大切かもしれません。
人間関係でストレスを抱え込みそうなら、在宅ワークの道もあります。
Webのライターやデザイナーなど、自宅のパソコンでできる仕事も増えています。
金額は低めですが、時間の自由度が高いので妊活には向いていると思います。
仕事の量やペースなど、全部が自己責任なので、一定の収入が欲しい人はしっかりと管理していく必要があります。
妊活中に仕事は正社員・派遣どっちがいい?
妊活中の仕事探しで一番悩むのが、正社員になるか派遣になるかではないでしょうか。
妊活は先が読めません。
もしかしたら来月に妊娠するかもしれないし、ずっと妊娠しないかもしれない。
ずっと妊娠しない場合は、不妊治療を始めなければいけないし、そうなるとお金も時間もかかってきます。
なので出来れば正社員で働いて、産休や育休を取りたいけど…と悩んでしまう人はたくさんいるのではないでしょうか。
妊活を正社員で考える
正社員で働くと、給料や福利厚生は充実している場合が多いです。
しかし、仕事量の調整をする事ができなかったり、残業や休日出勤をしなくてはいけない事もあります。
また、妊活の治療で通院しなければいけない日でも、休みをとる事が難しいかもしれません。
パートナーや自分のタイミングで自然妊娠すればいいのですが、妊活期間が長くなると、病院で治療を始める人も多いでしょう。
治療が始まると、定期的な通院に加えて、医師の指示で急に連日通院になったり、3日後に来院を突如言われるなど、予定の変更が多いにあります。
排卵や受精のタイミングはその時々で変わってきますし、予定を立てて行動するのがとても困難になってきます。
その場合、正社員で働いていると、急に休みを取ることができなかったり、休むことができても周りの社員と気まずい雰囲気になったりします。
妊活中だと公表しても、理解してもらいにくいのが現状です。
妊活してるって会社には言いづらいよね。
妊活を派遣社員で考える
派遣社員の場合、まず派遣会社に妊活中であることを伝えれば、考慮して派遣先を紹介してもらえることがあります。
急な通院での半休や体調不良での欠勤、またいつ妊娠しても大丈夫のように、ずっと座っていられる仕事を探してくれます。
妊娠したら退職する旨も伝えておけば、継続のプロジェクトなどの仕事には就くことはまずないでしょう。
私個人の考えは、派遣で働くほうが融通もきき、何より状況を理解してくれているので精神的に楽に仕事ができると思います。
妊活の大敵はストレスなので、ゆとりのある働き方がいいのではないかと思います。
しかし、給料や福利厚生面では正社員のように充実していないことが多く、妊活の治療でかかる費用を考えると、正社員になりたいと思う人もいるでしょう。
正社員か派遣か、どちらも妊活中の人にとってはいい面も悪い面もあります。
また不妊治療に関しても助成金があったり、今後は治療費に保険適用が検討されています。
妊娠は遅くなるほど、出産におけるリスクも高くなる傾向にあります。
自分の中で一番大切な事を軸に、仕事を探していかなければいけませんね。
妊活に専念するのは?
妊娠や出産をすることは、何歳になってもできるわけではありません。
自分の気持ちやパートナーとの話し合いの中で、早い時期の妊娠を強く希望するのであれば、自分に一番合ったスタイルの仕事を見つけるのが良いでしょう。
妊活に専念するのであれば、自分の体調や通院を一番に考えて、時間を自由に使える仕事を探すのが良いでしょう。
また妊活に専念したいけど、治療などにお金がかかる場合もあるので、給料の面も考慮するとなると、仕事を選ぶ基準も変わってきます。
不妊治療にかかるお金は国の助成制度だけでなく、市区町村単位での補助もあるので、ご自身の住んでいる地域で調べてみましょう。
妊活中に仕事を始めるのは難しいと思った!まとめ
妊活はいつ終わるのかわかりません。
「いつまで頑張ればいいのだろう…」というストレスを抱えて生活するのはとても苦しいです。
仕事を探すのも色々悩んでしまうでしょう。実際私もそうでした。
しかし、妊活に専念しながらでも働くことはできると思います。
自分のペースでできる在宅ワークや融通がききやすい仕事も探せばあります。
毎日妊娠できないストレスを抱えて、誰とも接することなく生活するよりも、他の事をして気を紛らわすのもストレス軽減のひとつではないのでしょうか。
“妊活中だから”と諦めず、探してみると、自分にあった仕事があるかもしれませんね。
妊娠中にお困りのことがあったら以下に記事も参考にして下さい。