PR

食べてはいけないナマコとは?食べられる種類はどれくらい?さばき方や食べ方も紹介します。

食べてはいけないナマコとは?食べられる種類はどれくらい?さばき方や食べ方も紹介します。
広告

ナマコって美味しいですよね。

料亭などでナマコ料理が出ることもあり、見た目とは違ってコリコリとした食感が美味しいですよね。

そんなナマコですが、中には食べてはいけないナマコもあるのをご存知でしょうか?

また食べられる種類はどれくらいなのでしょうか?

ここではナマコについて詳しく解説をしていきます。

広告

食べてはいけないナマコとは?

まずナマコといえば、海の中にいるウネウネとした生物を思いつきますよね。

なんだかグロテスクな見た目とは反して、その食感はコリコリとして美味しいです。

日本では酢の物でお節料理などでナマコを食べることがありますよね。

そんなナマコですが、食べてはいけないナマコはあるのでしょうか?

結論から言うと、ほとんどのナマコは食べてはいけません。

現在、日本で食用のナマコとして流通をしているのは実は一種類だけとなっています。

それはマナマコです。

日本には150種類以上のナマコが生息をしていますが、その中でもたった一種類しか食べてはいけないのはびっくりですよね。

ちなみにマナマコは日本で最も生息をしているナマコであり、全国で獲ることが可能です。

ただ素人がナマコを獲って食べるということはしてはいけません。

詳しくは後述しますが、それは違法になる以外にもナマコには毒がある種類もたくさんあります。

ナマコの見分けは難しく、素人だと間違って毒のあるナマコを食べてしまう恐れもあります。

毒のある代表的なナマコとしてはニセクロナマコがいます。

このナマコは強い毒を持っており、触るだけで毒が回ってしまうこともあります。

かなりの激痛がありますし、場合によっては命に関わることもあるので絶対に食べなようにしてください。

広告

ナマコって勝手にとっていいの?

ナマコですが、海の中では割と見かける生物ですよね。

釣りでも外道として釣れることもあります。

このようなナマコですが勝手にとっていいのでしょうか?

結論から言えば、絶対にダメです!

詳しく解説をしていきます。

ナマコですが、勝手にとると密猟に該当をし罰せられてしまいます。

悪質な密猟になると懲役3年以下、または3000万円以下という罰金を支払う必要があり、この罰金額は個人が課せられる罰金としては最高額となっています。

近年、ナマコの密猟が大きな問題となっています。

ナマコの捕獲は密猟とは知らずにとってしまう人や、組織的な犯罪グループによってナマコの密猟が行われることもあります。

ナマコに限らず密猟というのは、水産資源の生産活動や漁業関係者に大きな打撃を与えてしまいます。

加えて、上記のようにナマコにはたくさんの種類があって、中には猛毒があるものもあります。

正規の流通でないと、猛毒のナマコが混ざることもあり、大変危険です。

なのでナマコは絶対に勝手にとってはいけませんし、買うのも正規の流通以外のナマコは買わないようにしてくださいね。

広告

ナマコのさばき方

正規に手に入れたナマコでしたらもちろん調理してもOKです。

そんなナマコですが、どのようにさばけばいいのでしょうか?

続いてナマコのさばき方を紹介していきます。

ナマコですが、以下の手順でさばいていくようにしましょう。

ナマコのさばき方
  • 手順①
    ナマコの両端を切り落とす
  • 手順②
    腹側から切り込みを入れて内臓をだす

  • 手順③
    流水でお腹の中をキレイにする

    塩で揉んでヌメリを落としてください。

  • 手順④
    身を薄くスライスする

ナマコですが、正しく捌けばほとんど全ての部位を食べることができます。

取り出したナマコの内臓は、実はコノワタと呼ばれる珍味になります。

ナマコの内臓を塩辛にしたコノワタは、日本の三大珍味にも数えられています。

コノワタですが、基本的にはイカの塩辛と同じで酒の肴になる感じですね。

ナマコの身は薄くスライスをしたほうが、コリコリという食感を楽しむことができます。

味というよりは食感を楽しむものという感じで、様々なアレンジが可能となっています。

正規のルートで手に入れた生のナマコを、ぜひ自分でさばいてみてはいかがでしょうか?

※塩で揉むと身が縮む可能性があります。読者の方から塩を使わない方法のご紹介がありました。気なる方はコメント欄を見てみましょう。

ナマコの正しい食べ方とは?

ナマコですが、正しい食べ方はなんなのでしょうか?

続いてナマコの食べ方について解説をしていきます。

ナマコの正しい食べ方ですが、食べ方としては割とどれでもいけます。

ナマコは新鮮なものでしたら生で食べることもできます。

実際ナマコの刺身を扱うお店もありますし、味や食感としては貝の刺身に近いです。

ただナマコの刺身の場合は、正しく下処理をしないと臭みもありますので、自宅で食べる場合には加熱などの処理をした方がおすすめです

さっと茹でて冷水で締めれば、さっぱりとコリコリとした食感を楽しむことができますし、焼いても煮ても蒸しても美味しく味わうことができます。

ナマコ自体にはそこまで味がしないので、様々なアレンジをするのも面白いですよ。

ナマコの栄養価は高いの?

このように美味しく調理をすることができるナマコですが、栄養価も気になりますね。

ナマコですが、栄養価は高いのでしょうか?

結論から言えば、ナマコの栄養価は決して高くありません。

ナマコですが、そもそも90%以上が水分となっています。

なので栄養価はほとんどないと思っていいです。

ただ全くないわけではなく、ナマコの身のブニブニとした部分にはコラーゲンが含まれています。

コラーゲンは肌をスベスベにする効果や骨を形成する効果があります。

ナマコを食べたからといって栄養を摂取することはほどんどできませんが、一応コラーゲンが含まれているということは覚えておきましょう。

ナマコのおすすめレシピ

ナマコですが、おすすめのレシピは何なのでしょうか?

続いて紹介をしていきます。

ナマコ酢

材料(2人前)

  • ナマコ 1匹
  • ポン酢 少々
  • ねぎ 少々
  • すだち 半個

ナマコですが、おすすめレシピとしてはやっぱりナマコ酢になります。

手順としては以下の通りになります。

ナマコ酢の手順
  • 手順①
    ナマコをさばき、スライスする
  • 手順②
    ナマコを沸騰したお湯に通した後、冷水で締める

    沸騰したお湯には10秒ほど入れたら取り出してOKです。

  • 手順③
    ねぎとすだちを添えて、ポン酢をかけて完成

簡単にパッと作れるのがナマコ酢の魅力です。

そしてナマコの食感を最大限に味わうこともでき、ポン酢でさっぱりとした味わいは食べ合わせにもぴったりです。

ぜひ作ってみてくださいね。

食べてはいけないナマコとは?まとめ

ナマコですが勝手にとると密猟に当たり、罰則や罰金を支払うことになります。

またナマコには毒があるものもあるので、勝手に獲るのももちろんダメですし、必ず正規のルートから買うようにしてください。

ナマコはさばくのも簡単ですし、コリコリとした食感がクセになります。

栄養こそほとんどありませんが、ナマコ酢などはさっぱりとした味わいで食べ合わせも良いですし、おすすめです。

ぜひ気になる方はナマコをさばいて、食べてみてくださいね。