子育てをしながら家事を上手くこなすのは一人では難しいですよね。
残念ですが、どんなに効率よくやろうとしても、どうにもならない時はあります。
子育てをしていると色々なハプニングが起きます。
子どもたちは構ってアピールしてくるし、とつぜん風邪になったり…とにかく思い通りに家事をこなす事が難しいです。
なんとか効率良く、楽して家事を終わらせたい!!
それはママたちみんなの願いです。
じゃあみんなどんな工夫をしているのか?
時短するために片づけを小まめにしたり、ネットスーパーを活用したり、家事の工夫を色々試した事はあると思います。
私の場合はファミリーサポート制度を上手く使いました。
そうする事で、時間にも気持ちにも余裕が出来ました。
気持ちの余裕は家事の効率化にもとても役立ちました。
今回はそんなファミサポの利用と家事の効率化について書いてみました。
子育てを助けるファミリーサポート制度とは?
私が効率化のために利用したファミリーサポート(略してファミサポ)とはどんな制度なのか?
ひとことで言うなら助け合いの制度です。
子育てで家事までなかなか手が回らないからサポートを受けたいという方『依頼会員』と、今度は自分が助けてあげたいと思う方『提供会員』を結び、地域で子育てをサポートしていく仕組みのことです。
特定の地域のみのサービスではなく、全国の各市町村で受ける事ができます。
ファミリーサポートセンターという所が『依頼会員』と『提供会員』をつないでくれたり、会員としてどのように利用していくのかの指導や講習も行っています。
ファミリーサポートを受けられる条件や流れ
ファミリーサポートを受ける条件は最寄りのファミリーサポートセンターで会員登録をする。
その際、同居している子どもの年齢が0歳~小学6年生である事が条件になっている所が多いようです。
サービスを受けられる子どもの年齢は0歳児からと書いてありますが、私の住んでいる地域では0歳児は生後3ヶ月以上とされていました。
提供会員さんには20歳以上などの条件もあるので注意が必要です。
これは利用される方の最寄りのサポートセンターで確認してみて下さい。
地域によって受け入れ年齢が若干違います。
その後、ファミリーサポートセンターの方で『依頼会員』と『提供会員』をマッチングして、双方の顔合わせも含め面談をし、支払方法などを決めた後に利用開始となります。
ファミリーサポートの主な内容
地域によっては多少の差はありますが、主に保育所への送迎、家事代行などが多いようです。
私の利用していた地域では、近隣(自宅から徒歩10以内)への食材の買い出しや家の掃除・洗濯・料理なども請け負って下さいました。
買い出し時間も利用時間に含まれるため、基本はネットスーパーを利用して料理の方をお願いしましたが、とても助かりました。
家事を請け負って下さるかどうかは、事前の面談時に聞いておくといいですよ。
私の地域に限らず、ファミサポの基本は一時間単位なので、時間配分はとても大切です。(30分単位での延長もあります。)
ファミサポで行う内容を下記にまとめてみました。
- 保育所までの送迎
- 保育所終了後~帰宅迄の時間の預かり
- 学校の放課後や学童保育後の預かり
- 学校の夏休みなどに子供を預かる
- 保護者等の病気や急用等の場合に子供を預かる
- 冠婚葬祭や他の子供の学校行事の際、子供を預かる
- 買い物等外出の際に子供を預かる 等
基本的には『子どもを預かる』といった所がメインになるので、見てもらっている間に、自分で家事をするという流れになると思います。
しかし、私のように提供会員さんが「料理や掃除もできるよ」と言ってくれる場合は、お願いしても問題ないでしょう。
ファミリーサポートの利用料
気になるのは利用料ですよね?
お願いして一回に数千円取られては気軽にお願いできません。
そこは子育てをサポートする為の制度です。
利用料はとても良心的になっています。
こちらも地域によって若干違いがありますが、一時間あたり700円~1,000円です。
私の地域では700円でしたが、土日利用の場合は800円でした。
また時間延長をすると30分あたり数百円の追加であったり、提供会員さんが車を利用したら100円追加など、細かく決まっています。
注意が必要なのが、市区町村だけではなく、企業やNPO法人が運営するファミリーサポートもあるため、そちらを利用する場合は入会金が5,000円~20,000円かかるケースがあります。
このあたりも事前にネットなどで金額は確認してみましょう。
- 利用料は700円~1,000円/時間(地域による)
- 利用は一時間単位(30分単位で延長可)
- 提供会員さんの車利用などは別途かかる可能性有
- 企業やNPO法人運営のものは入会金がかかる
ファミリーサポートの良い点・悪い点
実際利用してみて分かった良い点と悪い点をまとめました。
- 保育所や小学校終わりの放課後に送迎と預かり保育をしてくれる
- 利用料が良心的
- 事前に面談があって安心
- 万が一の時の保険がある、しかも掛金の負担はサポートセンター
- 地域で子育てをするため、繋がりが増える
- 相性が合わないこともある
- 提供会員さんによって質に差が出る。
- 事前にしっかりと取り決めをしておかないとなーなーになる。
こんなところでしょうか。
悪い点に関してはしっかりと事前の顔合わせの時に、話を詰めておけば回避できるところが多いので、私個人としては頼んで良かったと思う事の方が多かったです。
コロナ禍の影響で限定的に助成金がある。
現在コロナ禍の影響で、市区町村単位でファミリーサポートを利用した方向けに助成金制度があります。
終了時期は各自治体によってばらつきがありますが、ほぼ利用料を助成金でカバーできるくらいの上限額が設定されています。
あまりお金をかけられないという方もこの制度を使って、少しでも家事の負担を減らしてみてはいかがでしょうか?
問い合わせは各市区町村のファミリーサポートセンターへしてみましょう。
そもそも家事の時間ってみんな平均はどれくらい?
とある子育て中の女性を対象にしたアンケートによると
1日の家事時間は
- ワーキングマザー131分
- 専業主婦175分
となっています。
こうみると専業主婦の人仕事してないのに家事時間短くない?
なーんて思う人もいるかもしれませんが、これは純粋に家事の時間。
他にも子どもたちの世話をしたり家事以外にも本当に色々と大変なのが専業主婦なのです。
ワーキングマザーの家事時間は131分。
おそらく仕事の前後だと最低限の家事しかできないと思うので、逆に言うと1日の最低限しなければいけない家事だけでなんと131分も時間がかかってしまうんです。
アンケートによると時間のかかる家事は
- 料理61%
- 掃除19%
- 買い出し11%
- 洗濯8%
となっています。
専業主婦に至っては夕食作りにかける平均の時間は60分でした。
このあたりをファミサポと併用しながらこなす事ができれば、自分の時間を確保できるのではないでしょうか?
家族の協力があれば更に効率化できる
当然ファミリーサポートを利用するだけでも十分効率化は図れます。
そこに合わせて家族(旦那さん・ご親族)のサポートが加われば、あなた一人では辛かった家事の負担も軽減され、気持ちにゆとりが出来るでしょう。
ファミリーサポートを利用して出来た時間を利用して、家族にして欲しい家事を書き出す事をおすすめします。
これにより家族も家事の内容を把握する事ができ、率先して動いてくれる可能性が出てきます。
ご自身の事や子どもの将来の事についてゆっくり考える時間も作れるかもしれません。
まず身近にいる旦那さんに動いてもらえるように家事を可視化して共有しましょう。
ファミサポで子育てしながらの家事を効率よくこなす!まとめ
やってもやっても終わらない家事。
真面目に向き合って取り組んでも疲れるだけです。
効率良く終わるよう工夫をしたり、時には手抜きをしたりして余った時間を有意義に過ごせるといいですよね。
ファミサポを上手く使って、家族に協力してもらって、効率よく家事をこなして、素敵な生活を送れるように『自分の時間』の確保を目指しましょう。
あなたに合った効率の良い方法、手抜きの仕方を見つけて見て下さい。