さつまいもの季節がやってきました。『石やーきいも〜おいもだよ〜』でおなじみの石焼きいもの美味しいこと!
最近では、めっきり石焼きいもの車を見かけなくなりましたね・・・代わりにスーパーの入り口に簡易的な石焼きいもの商品が並んでいます。
実は私の住む地域は畑の多いエリアです。
そんな土地柄か、季節になると大量のさつまいもをもらうことがあります。
食べきるのも大変な量なのですが、断るわけにもいかず、いただくことに・・・
そんなご近所さんに。さつまいもの保存はどの様にしておくのがいいか聞いてみたところ「土の中に埋めておいて、使うときに掘り出して洗えば大丈夫だよ」と教えていただきました。
しかし、なぜ『土の中』に埋めておくのでしょうか?
さつまいもは、そもそも暖かい地方で栽培され、生産されています。
有名は産地といえば、鹿児島県や宮崎県などの九州地方です。我が家は九州ではありませんが・・・
要はさつまいもは寒いのがあまり得意ではないのです。
私は『土の中』に埋める方法を聞くまではそのまま玄関に転がしていました・・・少しズボラが過ぎるかもしれません。
今回はさつまいもの最適な保存方法と、なぜ『土の中』がいいのかをご紹介します。
さつまいもの保存方法として土の中が最適な理由
さつまいもは、九州などの暖かい地方で栽培されますので、低温障害を起こしやすいです。
さつまいもが黒く変色しちゃうのは低温障害なんだって!
低温障害にならにためには、10度以下では保管しない様に温度に気をつけてください。
さつまいもは、ヒルガオ科の植物です。
土の中は、比較的温度の変化が緩やかですので、温度があまり変化しない土の中か、同様の理由から冷暗所などで保管するのが良いです。
また暑すぎると(18度以上)逆にさつまいもが発芽してしまいます。
目安としては、10度から15度前後を目指して保管できるとさつまいもにとっては、最適です。
寒すぎても、暑すぎてもダメなんて、管理が大変ね💦
さつまいもを土の中に埋める時のポイント
お庭がある場合、さつまいもを土の中に埋めて保存する方法があります。
さつまいもの特性を活かして、土の中で眠ってもらうと良いです。
水はけの良い場所を選び、50C Mほどの深さまで土を掘ります。
埋める前に、さつまいもは陰干しをして最低2〜3日は、よく乾燥させておいてください。
そして、掘った土の中に埋めます。
埋めた後、土の表面に30C Mほどの盛り土をします。
この方法でおおよそ3ヶ月ほど保存できます。
お庭がない人はこんな方法も
お庭などがないご家庭では、土の中に保存するのは難しいかもしれません。
その様な場合は、一つずつ新聞紙に包み、常温で保管してください。
新聞紙が程度な水分を吸収してくれるので、腐りづらく保存することが出来ます。
温度変化の少ない冷暗所で保管すれば、約1ヶ月から3ヶ月くらいまで保管ができるそうです。
また、段ボールや発砲スチロールなどのボックスを利用して簡易的にお庭を作ることも出来ます。
お住まいの地域が寒い地方であれば、発泡スチロールを、暖かい地域であれば、段ボールを利用すると良いです。
発泡スチロールの方が段ボールよりも断熱効果が高いからです。
そこに、もみ殻やウッドチップを敷き詰めてください。
その上に土をかけて、先ほどの説明の様に50C Mほどの穴を作ります。
発泡スチロールや段ボールでは水はけが悪いので、熱がこもりすぎることがあります。
ですから、底に何箇所か穴を開けて水はけや空気の通りをよくする必要があります。
さつまいもを使う時の注意点
驚くことにさつまいもは、土から掘り起こして収穫されても呼吸をしています。
プラスチックの袋に梱包されてスーパーなどで売られていることが多いですが、
袋の中だと呼吸ができません。
プラスチックの袋に梱包されていた場合は、袋から開けて、呼吸ができる様にしてあげると長持ちです。
また、水で洗わずに保存する方が良いです。土を洗い流すと傷がつきやすく、傷が出来たところから腐りやすくなってしまいます。
すでに水洗いをしていたり、スーパーなどで洗浄済みの場合、または低温管理な場所から購入したさつまいもは、冷蔵庫の野菜室に保管します。
スーパーで買う場合は食べきれる量だろうから、そんなに気にしないでもいいかもね!
冷蔵庫の野菜室は、低温障害が起こらない程度の温度に設定されているからです。
水洗いしたさつまいもや使いかけのさつまいもは、おおよそ1週間で使い切る様にしてください。
加熱処理後なら冷凍保存もOK
加熱済みのさつまいもは冷凍保存をすることも出来ます。
おすすめの処理方法はしっかりと水洗いをした後、ふかして中まで火をしっかりと通します。
その後ペースト状にこしてから、ラップなどにくるんで保存する方法です。
ペースト状にしておくと、お吸い物やおやつにも使いやすいためおすすめです!
召し上がる前には、もう一度加熱をしてください。
さつもいもクッキーなんかにすると子どもも喜んでくれたよ!
さつまいもの保存方法のまとめ
今回は、さつまいもの保存方法についてお話ししました。
秋の季節、さつまいもが非常においしいですよね。
ぜひ、きちんとした保存方法で日持ちをさせて、一本も残らず使い切りたいですね。
さつまいもで出来る料理やお菓子は非常にたくさんあります。
さつまいもには酵素アミラーゼという成分が含まれています。
長時間熱を加えると甘くなるのは、この酵素アミラーゼのおかげなのです。
この機会に色々なレシピにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
少し肌寒いこの季節に、おいしいさつまいも料理やお菓子を作って、毎日の平凡な日常に彩りを添えてみてはいかがでしょうか?
自粛生活で家にいる時間が長いこの秋こそ、ぜひホクホクのさつまいもの新しいレシピにチャレンジしてみたいですね!!