主人公のハリーポッターは両親を亡くし、親せきの家で暮らしていたところ、ある日、ホグワーツ魔法学校からの入学通知が届き自分が魔法使いだと知ったところから物語が始まる…。
子供が大きくなってきたから、このハリーポッターの世界を知ってほしいと思うママパパも多い事でしょう。
子どもに読書の習慣が中々つかなくて悩んでいる方も、ハリーポッターならば楽しく読書をしてくれるかもと思いますよね。
そんなハリーポッターを子供に読ませたい!と思ったものの、ハリーポッターは本の厚さは結構な厚みがあるし、子供が読むことができるのかなと不安に思いますよね。
『自分で読ませるなら何歳くらいから?』
『子供が小さいときは読み聞かせならば大丈夫?』
この記事では、ハリーポッターは何歳から読むことができるのか、本以外として、映画やUSJ、レゴなどハリーポッターの世界観を知ることのできるものを紹介します。
因みに、ハリーポッターを読み聞かせるなら6歳ころからがおすすめです!
ハリーポッターは何歳から読めるのか?
ハリーポッターは読み聞かせなら6歳から大丈夫です。
自分で読ませるなら10歳くらいからで、漢字にルビが付いているものから読ませてみましょう。
読み聞かせは、年齢が幼くてもストーリーを理解することはできます。
しかし、本のまま読むと単語の意味や、登場人物はカタカナの名前で出てくるので馴染みがなく、理解ができないこともあります。
その場合は、都度説明をしてあげるか、大枠だけつかんで進んでいくこともよいでしょう。
自分で読ませる場合は、長編なので飽きないか、止まってしまっていないかに注意が必要です。
長編のため、一気に読むことはほぼ不可能です。
集中力も体力も時間も全てにおいて無理です。そのため、複数回に分かれて読むことになると思います。
その時に前回読んだところの内容を覚えていないことや、途中で分からなくなってしまったときに、声掛けをしてあげると混乱なく読み進めることができます。
映画は何歳から見せるべきか?
映画は、後半の作品では、表現が過激なものもあります。
作品ごとの推奨年齢を記載します。
ハリーポッターは一気見(いっきみ)よりも、登場人物たちも成長していくように、成長にあわせて見ていくほうが自分とハリーたち登場人物に合わせることができ、より世界観を楽しむことができるでしょう。
主人公ハリーポッター役のダニエル・ラドクリフ君も、主人公のハリーポッターも賢者の石の時に11歳でした。
そのため、11歳から毎年見ていくことが一番のおすすめですが、賢者の石やアズカバンの囚人はストーリーの概要ならば低学年でも楽しむことができます。
物語が進んでいく中で、恋や身近な人の死という心に来るものがありますので、お子さんの状況を見ながら視聴していくことをおすすめします。
賢者の石(2001年)ハリー11歳
7歳くらいからでも大丈夫です!「魔法」が理解できたら見ることができます。
秘密の部屋(2002年)ハリー12歳
巨大な蛇が出てくるため、怖いと思う子もいるかもしれませんが、シーンとしては一部なので、ストーリー的には大丈夫です!
おすすめは8歳ころから。
アズカバンの囚人(2004年)ハリー13歳
前作を見た後に、「囚人」の意味や「ディメンター」の存在を説明してあげましょう。
推奨は8~9歳ころかと思います。
この辺りから死んでいく登場人物が増えていくので、お子さんの性格を考慮しながら見せてください。
炎のゴブレット(2005年)ハリー14歳
この作品はアメリカではPG-13(13歳未満には保護者の強い注意が必要)に指定されています。
イギリスではAE12という12歳未満は保護者の適切な指導が必要となっています。
日本では規制はありません。
現実の世界・夢の世界・他の人の記憶の世界・過去の世界と複数の世界観が出てくるため、世界観の整理ができる年齢。
また、ハリーの初恋や拷問、悪の帝王の復活、服従の呪文など過激なものもでてきます。
私のおすすめとしては、やはり10歳以降の方がいい様に思います。
不死鳥の騎士団(2007年)ハリー15歳
こちらも炎のゴブレットと同様の指導がかかっています。
デスイーターとの対決で犠牲者がでるなど、過激なシーンが多いため注意が必要です。
ヴォルデモートの実写の顔はインパクトが大きいので、気をかけてあげましょう。
私のおすすめとしては、12歳以降がいいかと思います。
謎のプリンス(2009年)ハリー16歳
こちらも炎のゴブレットと同様の指導がかかっています。
この作品はハリーだけではなく、ロンの恋も描かれています。恋心が描かれるシーンが多い一方で、作中に「死」があちらこちらに出てきますので配慮をしてあげましょう。
私のおすすめとしては、13以降がいいと思います。
死の秘宝 (2010年) ハリー17歳
こちらの作品は指導が設けられていません。
過激なシーンが多いため、お子さんの性格や心境に配慮をしてあげましょう。1~3は比較的平穏なので、3作品を観た感想から続きを見せるかどうか考えてもよいでしょう。
私のおすすめとしては、14歳以降がいいと思います。
ハリーポッターの世界観から興味を持たせる
子供にハリーポッターの本を読んでほしいと思っていても子供が興味を示さないこともありますよね。
ハリーポッターは映画、関連商品やアトラクションもありますので、まずはそちらから興味を持たせましょう。
USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)
USJの人気アトラクション『ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー』では、ハリーポッターの世界を体感することができます。
このエリアではホグワーツへ行く際にハリー達が乗る汽車があり、実際に蒸気を吹く瞬間もあります。
魔法の杖も実際に購入ができますし、エリア内で杖を使ったプログラムがあり、魔法が成功すると扉が開きます。
このようなところから「魔法の世界」に興味を持たせ、作品を読み聞かせする際に「あの時みた、汽車だよ」と教えながら読み聞かせをすることにより、飽きずに聞くことができるでしょう。
アトラクションは身長制限があり、122cmです。
LEGO(レゴ)
ホグワーツ魔法学校をレゴで再現することができます。
ミニフィギュアもキャラクターが描かれているため、登場人物を覚えるときにも役に立ちそうです。
シリーズで多く展開されており、ホグワーツ以外にもダイアゴン横丁や隠れ穴、プリペッド通りなど毎作品に登場する場面のレゴもありますので、レゴから興味を持たせ、ハリーポッターのあらすじを話してあげると読み聞かせの時にも話に入っていきやすいでしょう。
自分で読ませるならルビ付きがおすすめ
児童書籍を読んでいて途中で止まってしまう理由の一つは「漢字が読めない」ことです。
読めない漢字は意味も分からないし、国語辞典で調べるためにまず、漢和辞典を画数や部首から引いて…と考えるだけでも途方もない作業が待っています。
親や身近な人のも読めないと説明ができず意味を聞くことも困難です。
そこでおすすめなのが、「ルビ付きの書籍です」。
ペガサス文庫のハリーポッターはすべての漢字にルビがふってあるため、まだ習っていない漢字があっても読むことができますし、興味を持った場合には低学年でも自分で読むことができます。
【まとめ】
今回はハリーポッターシリーズの読む年齢や、映画の年齢、USJやレゴなど本以外からハリーポッターシリーズに興味を持つきっかけについて紹介しました。
ハリーポッターシリーズが不屈の名作として今後も読み継がれていくとおもいます。
しかし、児童文学としては大人向けの内容が多いため注意が必要です。
本で読むと想像をしながら読みますので、無限大に想像力は広がりますが、映画ではいい意味で限定的です。
個人的なおすすめとしてはハリーポッターシリーズの導入は映画でもよいのですが、本から読み始めてから映画を進めることを勧めます。
理由としては、ハリーポッターシリーズの本の中には挿絵がありません。
通常児童文学は挿絵が入っていて理解を促すようになっていますが、ハリーポッターシリーズはあえてそれがなされていません。
文章を読んだときに、子供が思い描いた創造を大切にするため、作中の挿絵はなく、表紙の絵も抽象的なぼやけた絵になっています。
子どもなりのハリーポッター像を一緒に作ってみてはいかがでしょうか?