アパートやマンションで場所が限られていたり、一人暮らしの防犯対策として洗濯物を室内に干すことがありますよね。
でも室内干しは季節によっては中々乾きませんし、いや〜な生乾き臭でせっかくの洗濯物が台無しになってしまいます。
そんな時は、浴室で洗濯物を干すのをおすすめします!
しかし、浴室で洗濯物を干す時に「換気扇のみ」ではしっかり乾かすことはできません。
ところが、すこし工夫するだけで浴室でも洗濯物をしっかり乾かすことが出来ます!
浴室で洗濯物を乾かす方法をまとめたので、ぜひ実践してみてください♪
浴室の換気扇のみでは不十分?
前述したとおり、洗濯物をしっかり乾かすには浴室の換気扇のみでは不十分です。
洗濯物に限らずですが、濡れたものが乾く原理は「周りの空気から熱を奪い、水分を蒸発させる」ことにあります。
つまり、空気が多い広い室内や、屋外が乾きやすいのです。
浴室の換気扇は、あくまで浴室の湿気を取るためにあるので、水分の含まれた洗濯物を置いてしまうと湿気を取りきることができなくなります。
そのため水分を蒸発させることができず、洗濯物をしっかりと乾かすことができないのです。
上手に洗濯物を乾かす方法。
浴室で洗濯物を乾かす時は、換気扇に加えて扇風機を使うとしっかりと乾かすことができます。
洗濯物を乾かすとなると、普段より多めに換気扇も扇風機も稼働させることになるので電気代が気になりますよね。
しかし、換気扇も扇風機も消費電力はさほどではないので、あまり気にすることはありません。
むしろ洗濯乾燥機を使うより断然安く済みます♪
また、以下のポイントをプラスすることで、更に洗濯物が早く乾きますよ!
■浴室内の水分をしっかりと拭き取る。
扇風機を使うので、感電防止のために浴室内の水分はしっかり拭き取りましょう。
水分を拭き取ることで湿気もなくなるので、洗濯物の水分も蒸発しやすくなり、乾きやすくなります。
■洗濯物の量を抑える。
洗濯物は密集させてしまうと空気の循環ができないので、乾きづらくなりますよね。
浴室でもそれは変わりません。
洗濯物の量はもちろん、干す際はある程度感覚をあけることを意識しましょう。
■浴室の窓は閉めて、外気が入らないようにする。
窓を開けて外の空気を入れると洗濯物の乾きも早くなりそうですが、浴室で干す際はNGです。
換気扇と扇風機で空気の循環をしているので、窓を開けてしまうと外気の湿気を取り込んでしまい、空気の循環が上手くできなくなってしまいます。
どうしても開けたい!という時は、数センチ程度開けるようにしましょう。
■浴室のドアを開けて、脱衣所等のドアは閉める。
浴室の広さだけだと、洗濯物に含まれる水分が蒸発しきれません。
そのため、浴室のドアを開けて湿気を逃がすためのスペースを広げてあげましょう。
ただし、浴室からその先のドアは閉めるようにしてください。
例えば浴室のドアの先に脱衣所や洗面所があれば、そのドアは閉めます。
また、浴室の先にドアはなく廊下などが続いていて、リビングのドアがあれば、そのドアを閉めましょう。
浴室より先のドアを開けてしまうと、他の部屋と浴室の湿気が行き来してしまい、空気の循環ができなくなります。
また、浴室の湿気が他の部屋へ移動するのを防ぐ効果もあるので、空気と湿気の循環は浴室と脱衣所等のみで行いましょう!
■扇風機の風は、換気扇に向けて首振りにする。
扇風機の役割は、空気の循環だけではなく、洗濯物の水分を蒸発させる役目もあります。
その蒸発させた水分を換気扇へ送るようにすれば、効率よく湿気を減らすことができます。
換気扇のみではしっかり乾かすことが難しいですが、環境を整えることで浴室でも上手に乾かすことができますよ♪
洗濯物洗剤にも目を向ける。
浴室で洗濯物を干すのは、いわゆる部屋干しになります。
洗濯物は日光にあたることで除菌されますが、その時にニオイの元となる菌も除菌されます。
部屋干しは日光があたらず洗濯物の殺菌がされないので、ニオイの元となる菌も残ってしまいせっかくの洗濯物が台無しになってしまうことも…。
部屋干し専用の洗剤を使うと、ニオイを残さず乾かすことができます!
普通の洗濯用洗剤と部屋干し用の違いは、抗菌効果の有無です。
部屋干し用には、普通の洗濯用洗剤には入っていない殺菌剤が入っています。
この殺菌剤の効果で、ニオイの元となる菌を除菌して、外で干したときと同じ効果を得ることができます。
浴室で洗濯物を干すことが決まっている時は、部屋干し用洗剤を使うようにしましょう!
浴室暖房は衣類が縮むからNG?
前述した方法を取らなくても、元々浴室暖房がついていればそれを使う方法もあります。
でも「浴室暖房は衣類が縮む」といったことをよく聞きますよね。
確かに、浴室暖房に限らず洗濯機の乾燥などで温風をあてて乾かした服は、生地もパリパリになるし縮んだ気がします。
ただ、洗濯機の乾燥機と違って高温で乾燥をするわけではないので、極端に衣類が縮むことはないでしょう。
もちろん素材によっては温風などで乾燥させると縮んでしまうので、浴室暖房で乾燥させる際も注意が必要です。
また、浴室乾燥でも同じことが言えます。
浴室乾燥は、換気に浴室暖房がプラスされたものになります。
浴室暖房も稼働するので、乾燥だからといって油断しないようにしましょう!
大事な服やデリケートな素材の服は、可能な限り浴室で乾かさないほうが得策です。
まとめ
浴室で洗濯物を乾かす時、換気扇のみではしっかりと乾かすことはできません。
なので換気扇に加えて扇風機を使い、さらに浴室のドアを開けるなど環境を整えることで、浴室でもしっかり乾かすことができますよ♪
ただ、浴室で洗濯物を干す場合は日光があたらず殺菌されないので、除菌効果のある部屋干し用洗剤を使うと、外干しのように清潔な仕上がりにすることができます。
特に梅雨の時期などは部屋干しでも洗濯物は中々乾かないので、浴室を利用して少しでも早く洗濯物を乾かすことができれば嬉しいですよね!
私も仕事が忙しいとついつい洗濯物を溜め込んでしまうので、浴室を上手く利用して洗濯物を片付けていこうと思います。
ポイントをしっかりチェックして、ぜひ試してみてください!