やたらと眠くなるのを不思議に思っている妊娠中のあなた。
後でじっくりと説明しますが、妊娠中に眠くなるのは、体の仕組み的に仕方がないこと。
でも、妊娠しているとはいえ、仕事中の睡魔は困りますよね?
私自身も仕事を出産ぎりぎりまで続けていたこともあり、本当に困りました。
仕方がないとはいえ仕事ですから、会議中に眠くなっても寝るわけにはいきません。
それに、仕事に集中しないと同僚に迷惑をかけることにもなってしまう…。
私は妊娠中、いろいろな睡魔の対処法を試して睡魔と戦いました。
今回は同じように仕事中の睡魔と戦っている妊娠中のあなたの為に、仕事中の睡魔の対処法や眠くならない対策をお伝えします。
自分に合った方法を見つけて、辛い時期を乗り切ってくださいね。
妊娠中に眠くなる原因は?
妊娠中に眠くなる原因は主に2つ。
1つ目の原因は女性ホルモンの1つ、「プロゲステロン」。
このホルモンは妊娠中に多量に分泌されます。
そして、このホルモンには眠気を促す作用があるのです。
そのホルモン、何とか分泌を止められないのとお怒りのあなた。
落ち着いてください。
このホルモンは、妊娠中は必要なもの。
「プロゲステロン」は、妊娠を維持、成立させる為に必要で、お腹の中の赤ちゃんが育ちやすい環境に整える重要なホルモンなのです。
2つ目の原因は、お腹が大きくなると腹部の圧迫などで寝つきが悪くなるから。
やっと眠れたと思ったら、胎動などで目が覚めてしまうこともありますよね。
なお、上の2つは一般的な妊娠中に眠くなる原因です。
妊娠中の眠気の原因は、環境や体質によって異なります。
上の子のお世話をしていて夜に眠れない、妊娠の不安や他のホルモンの作用など、別の原因の場合もあるよう。
気になる方は、医師に相談してみてくださいね。
仕事中に眠い時の対処法
次に仕事中に眠い時の2つの対処法をお伝えします。
1つ目は、デカフェを飲む。
デカフェとは、カフェインを含まない飲み物のこと。
胎児に悪影響があると、カフェインのとり過ぎには注意するようにと言われていますよね。
実は私、これが結構きつかったんです!
普段は仕事中の眠気覚ましに、コーヒーや緑茶を飲むことが多かったので。
でも、デカフェの存在を知ってから、妊娠中も妊娠前と同じように眠気覚ましができるようになりました。
妊娠中の眠気覚ましの飲み物にデカフェを試してみてください。
デカフェのコーヒーや緑茶は、最近ではいろいろな種類が発売されて、スーパーでも買えるようになっていますよ。
2つ目はトイレに行くこと。
動くというのはいい眠気覚ましになります。
一般的な職場だと、トイレならさほど遠くないですし、妊娠中の負担にもなりにくいですよね。
それに、妊娠中は膀胱が圧迫されてトイレが近くなります。
まわりの人にこの点を根回して、眠気覚ましがてらトイレに通うのも眠い時の対処法です。
もちろん、体質や体調などでこの2つの方法が合わないという方もいるかと思います。
その場合は、自分にあった方法を探してみてくださいね。
仕事中に眠くならない対策
仕事中に眠くならない為には、しっかりと対策をすることも大切です。
では、仕事中に眠くならない対策とは何でしょうか?
それは、日中の眠気をやわらげるために夜に良い睡眠をとるようにすることです。
良い睡眠をとる為のお薦めの方法は2つあります。
まず1つは、リラックスすること。
夜に目が冴えて原因のひとつは、熱いシャワーやお風呂に入ること。
時間をかけてぬるめのお湯につかる。
そして、体を温める為にデカフェやホットミルクなど温かい飲み物を飲む。
こうすることで、リラックスして良い睡眠がとりやすくなります。
2つ目は、クッションを利用して楽な体勢で眠ること。
お腹が大きくなると、重みで夜にうまく眠れないことがあります。
仰向けでは長時間眠ることができなくて、日中の眠気につながることも。
この場合は、クッションやタオルを使いましょう。
足の間にクッションやタオルを挟んで横向きで寝ると、体勢が楽に感じ、眠りに
つきやすくなります。
なお、生活パターンや体調、妊娠の状況などにより、この2つの方法が適さないこともあります。
その場合は、別の方法を試す、医師に相談するなど自分に合った方法を見つけましょう。
眠いのはいつまで続く?
では、妊娠中の眠気はいつまで続くのでしょうか?
一般的に妊娠中の眠気は、妊娠超初期(妊娠2~3週)から始まり、妊娠初期から中期(妊娠12週~16週)までに落ち着くと言われています。
ただし、先にお伝えした女性ホルモン「プロゲステロン」は妊娠中ずっと分泌されます。
この為、人によっては妊娠後期まで眠気が続くことや、出産まで眠気が続くこともあります。
眠気に不安や疑問がある場合は、医師に相談してみましょう。
大切なのはママと赤ちゃんの健康
仕事中に眠い時の対処法と、仕事中に眠くならない対策をお伝えしました。
でも、眠気を我慢して行動して、階段を踏み外したり、車の事故にあったという妊婦さん人もいるよう。
注意して欲しいのは、妊娠中の眠気は自然なことだということです。
最初に書いたように、妊娠中に眠くなるのは女性ホルモン「プロゲステロン」のせいです。
このホルモンが分泌されると、体の体温が上がり眠りが促されます。
これは、お腹の中の赤ちゃんに栄養を送っているから、ママは体をリラックスさせて休んでという意味でもあるそう。
だから、妊娠中に眠るというのは、無理に我慢しなくてもよいことです。
どうしても辛い時は、午後3時くらいまでの間に30分程度昼寝をするとよいとされています。
仕事をしている場合は難しいかもしれませんが、辛い時は昼休みに寝るなど適度に休憩しましょう。
私は妊娠中、女性が多く休憩室がある職場に勤めていました。
眠気がピークの時は、周りの人に妊娠しているせいで眠いと素直に伝えて、昼休みの30分ほど机にうつぶせて寝ていました。
職場の環境にもよると思いますが、どうしても辛い時は無理しないでくださいね。
なお、ここでお伝えしている昼寝の時間などは一般的に言われていることです。
妊娠時の昼寝や休憩の時間について不安や疑問がある場合は、適度な時間や方法など、医師に相談してみてください。
妊娠中の眠気の対処法まとめ
妊娠中に感じる仕事中の睡魔の対処法と対策。
簡単にできるものをお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
普通でも、仕事中に眠気は感じます。
でも、妊娠している時の仕事中の睡魔はもっと辛いもの。
妊娠中に眠気を感じる期間は人によって異なりますが、妊娠中期までが一般的です。
辛い睡魔も終わる時がきます。
それまでは、上に書いた方法を試し、辛い睡魔と戦ってくださいね。
ただし、無理は禁物。
妊娠中の睡魔は、妊娠中の体を休めてという意味もあります。
辛い時は昼寝や休憩をして、体を休めることを忘れないでくださいね。
妊娠中にお困りのことがあったら以下に記事も参考にして下さい。