PR

ラリンゴールを買ってはいけない理由!うがい薬は意味がない?イソジンとの違いも

広告

風邪をひいた時や、なんとなく喉の調子が良くない時には、風邪やインフルエンザの予防のためにも「うがい」をしますよね。

うがいの時には、市販のうがい薬を使用することもしばしば。

炎症を起こしている弱った喉に対して使っているうがい薬が、実は体に良くない成分が入っていたら驚きですよね。

今回は、うがい薬として有名な「ラリンゴール」の体への影響と、買ってはいけないといわれている点について紹介します。

広告

なぜラリンゴールを買ってはいけないのか

ラリンゴールは佐藤製薬が販売しているうがい薬で、1986年から販売されているロングヒット製品です。

しかし、着色料として合成着色料の「黄色5号」と「青色1号」が添加されています。

食品添加物の『黄色5号』と『青色1号』

食品添加物の『黄色5号』と『青色1号』ってなに?

黄色5号も青色1号も合成着色料として知られており、食品タール色素という分類に属しています。

タール色素は石油を精製する際に得られるナフサという成分を主原料として作られています。すべてのタール色素が食品に用いられるものではありませんが、日本では「食品タール色素」は「〇色〇号」と名前が付けられています。

黄色5号は子供に毒性が?

黄色5号は「サンセットイエローFCF」と呼ばれ、橙色に着色することができます。

国に認められた着色料で、主にお菓子や清涼飲料水への着色を目的に使われています。

しかし、2008年にEUで摂取量の見直しや、商品ラベルに「子供の行動や注意に悪影響を及ぼしかねない」との注意表記の掲示が義務付けられたなど、摂取に対して見直されている。

青色1号は発がん性リスク「グループ3」

青色1号は「ブリリアントブルーFCF」と呼ばれ、青色に着色することができます。

日本、EU、アメリカをはじめ、多くの国で菓子や食品、ジュースの着色として使われています。

しかし、国際がん研究機関の発がん性リスクではグループ3に分類され、上位のグループ2に属しているコーヒーよりも発がん性が低いとされていますが、多量に気軽に摂取したいものではありません。

大人がカフェインなどの目的をもって摂取するコーヒーに、多少の発がんの疑いがある分にはリスクを含めて許せる範囲があるかと思います。しかし、風邪気味で弱っている喉や、子供に使えるうがい薬として発売されているものに発がん性物質が含まれている必要が感じられませんね。

合成着色料も使用

ラリンゴールの濃い緑色は合成着色料だけではなく、「チモール」というシソ科の植物の色素を使っているが、植物性であるため、製剤を均一にするため着色料を使っているとのことです。

前回の商品と今回の商品で色味が異なると心配になる消費者もいるため、製剤を均一化していると思われます。

広告

ラリンゴールとイソジンの違い

イソジンには食品添加物の『黄色5号』と『青色1号』が含まれていません。

イソジンに含まれている成分は以下の通りです。

イソジンの成分
  • ポビドンヨード
  • エタノール
  • l-メントール
  • サッカリンナトリウム
  • 香料

主成分であるポビドンヨードは、ヨウ素の強い酸化作用を利用した殺菌消毒成分です。細菌やウイルスを殺菌・消毒しますが、銀歯が変色することがあります。

成分としてはラリンゴールよりイソジンの方が安心できそうです。

広告

うがい薬は意味がないの?

では、うがい薬は使用しないほうが良いのでしょうか。

基本的に風邪の予防やインフルエンザの予防に対してうがい薬は必要なく、うがいの目的により、適宜使い分けたほうが良いと考えられます。

うがい薬が必要な場合は思っているよりも少なく、のどが激しく炎症をしている場合で体の免疫力が落ちている時や、周囲で風邪がひどく流行している時に効果があります。

水のみのうがいの方が効果がある場合も

2005年の研究で「水のみ」「うがい薬」「うがい無し」で風邪の予防効果について研究したデータがあります。

「うがい無し群」は一番感染が多かったと思われがちですが、「うがい薬群」は「うがい無し群」とほぼ同等の風邪を引いた人の割合でした。

「水のみ群」では5~10%程、そのほかの2群と比べて、風邪にかかった人が少なかったという結果となりました。

うがい薬の高すぎる殺菌力が、のどの粘膜の細胞を傷つけてしまったと考えられています。

つまり、多くの場合は水のみのうがいで十分です。

小さな子供の場合だと、吐き出すということが難しい場合もありますので、飲み込んでも大丈夫な「水のみ」でのうがいがおすすめです。

うがいの正しいやり方

感染予防を目的とした正しいうがいの仕方について紹介します。

うがいは3回に分けて

全部で3回に分けてうがいを行います。

1回目:水を含み、強く「ブクブク」をし、吐き出します。

口の中の食べかすを取り除く目的です。

2回目:新しく水を含み、上を向いて喉の奥まで「ガラガラ」うがいをします。

「あー」や「うー」と声を出しながら喉の奥までうがいをします。1回15秒ほど行います。

むせたり、気管に入ったりしないように加減して行って下さい。

3回目:新しい水を含み、2回目と同様に「ガラガラ」うがいを行います。

この時も2回目と同様に声を出しながら行ってください。

冷たい水だと奥までうがいをしにくいため、30度~40度ほどのぬるま湯を使うとやりやすいです。

お茶を飲むだけでも効果がある

職場で気軽にうがいができない方や、小さなお子さんや高齢者など、うがいが苦手な方もいらっしゃるかと思います。

その場合では、うがいの代わりに「お茶を少しずつ飲む」ことが風邪予防となります。

風邪やインフルエンザの菌やウィルスは、喉の粘膜が乾燥していると入りやすくなります。そこでお茶を飲むことで喉に適度な水分を与え、感染を起こしにくくします。

この場合カフェインは関係ないので、水でも構いませんが、冷たいお茶(水)は体温が下がり、対抗力が弱くなりますので、室温以上のものを飲みましょう。

また、ウィルスは喉に付着してから最速20分で体内に侵入してくるといわれていますので、20分以内に1回少量のお茶を飲んでいれば、感染しにくくなると考えられます。

しかし、毎日、昼夜問わず常に20分に一回水分を摂取するのも難しいため、「人と会話した時」「人の多いところへ行ったとき」「寝る前、起きた時」には気を付けて水分を摂取するようにしましょう。

もっとしっかりうがいをして、菌を取り除きたい場合や花粉症などで喉のうがいだけではスッキリしない場合では、「鼻うがい」もおすすめです。

番外 鼻うがいのやり方

この場合は水のみでは鼻の粘膜が大変痛いため、専用の液体を用意するか、自作します。

自作する場合は下記のものを用意します。

自作鼻うがいで用意するもの
  • 沸騰したお湯1L
  • 塩9g

<作り方>

お湯に塩を溶かし、40度ほどになるまで冷ます

<やりかた>

鼻に作った液体を入れ、口から出す

1日3回程度とします。やりすぎると粘膜を傷つけたり、中耳炎になったりすることがあります。

慣れるまでは違和感が多く、最初は専用の液を購入し、練習することをおススメします。

専用液はこちらがおすすめです。

まとめ

今回はうがい薬のラリンゴールと正しいうがいについて紹介しました。

必要以上に着色されたうがい薬は使わず、正しく喉の加湿を行い、抵抗力をつけましょう。

予防時は水のみでうがいするのが良いでしょう。ただし、のどが痛い時など除菌が必要なときにうがい薬を使います。