鉄のフライパンを使うなら欠かせないのが油ならし。
やるのが難しそうですが意外と簡単にできるんです!
やり方をざっくり説明すると
- フライパンを良く洗う
- 空たきする
- フライパンに油を塗る
- 野菜くずを炒める
でも意外に失敗しちゃったって人が多いのも事実です。
この記事では油ならしのやり方を解説しながら説明します!
それと下記の内容にも触れていきます。
- 油ならしをなぜやるのか
- メンテナンス法
- 鉄フライパンの寿命
大切なポイントを抑えて、しっかり油ならしを身につけましょう♬
油ならしの正しいやり方
冒頭でもお話しましたが、意外に失敗してしまう人が多いです。
こんなトラブルがあるようです ▼
こういった事にならないように、早速油ならしの正しいやり方を解説しながらご説明します!
①買ってきたフライパンをお湯でよく洗う
買ってきたばかりのフライパンはさび止めだったり、小さいゴミやホコリがついてるのでまずは優しく洗うことが大切なんです。
中性洗剤を付けて洗うのですが、普通に洗って大丈夫です。
②中火に2~3分かけて空焚きする。
ここで水が残ってると次の工程でエラいことになります。
油がものすごくハネるので注意して下さい。
水分がきっちり蒸発するまで空焚きしてください。
③火を止めて油をたっぷり入れる。
入れる油の目安は1カップです。
『え?こんなに油入れてもいいの??』
と不安になりますが、フライパンをコーティングすることが目的なので、ためらわずに入れてください!
しっかり焼きこむ為には『油』が必要なんだよ!
④弱火で3分間加熱する。
弱火で3分間加熱するのは油の膜をフライパンに作るのが目的なので、しっかり時間を計ってやってくださいね!
油を全体になじませる為、フライパンの縁の辺りまで油が回る様に、ゆっくり丁寧にまわして下さい。
その際は間違っても弱火より強い火力ではしないようにして下さい。
引火する可能性があります。
⑤火を止めて油を捨てる。
この時、油は流しに捨てずにオイルポットなどに入れましょう。
油が熱いのでペットボトルや熱に弱い容器には入れないで下さい。
キッチンペーパーで吸収した場合は、冷めるまでは密閉したり、ゴミ箱に入れない様にしましょう。
温度が高いとキッチンペーパーから発火することもあります。
それとオイルポットは油が垂れたりするのでオイルポットトレーなどがあると、キッチンを汚さずにすみますよ!
※ここで使った油は、料理などに再利用せず、冷めたら捨てて下さい。
⑥キッチンペーパーで油を拭き取る。
ただ拭き取るのではなく、フライパンに油をなじませるようなイメージで。
キッチンペーパーを押し付けるような感じで拭いてくださいね!
その際は過度にこする必要はないです。
⑦野菜くずを炒める。
これをすることで、鉄特有の金属の臭いが取れます。
使う前に一度ニオイをとっておくことをおすすめします。
野菜くずは玉ねぎの皮やヘタ、にんじんの皮、キャベツの芯といった捨てる部分でOK。
わざわざ用意しなくても、食事を作る時に出た野菜の切れっ端でもいいのが良いですよね。
油ならしの手順は以上です!
鉄製のフライパンは持ち手が熱くなってしまうので、私は濡れたふきんを持ち手に巻いて油ならしをしました。
こうすればあんまり熱くないのでおすすめです!
やる時はふきんに火がつかないように気をつけてくださいね!
鉄フライパンは熱が手持ちまで伝わるから注意してね!
油ならしってそもそも何?何のためにする??
という疑問に答えていきます!!
2 油ならしとは?なぜ必要なのか?
油ならしとは、フライパンの表面に薄い油の膜を作ることなんです。
油ならしのやり方を見て、案外めんどくさいな…
って思った人もいるはず。
でも油ならしをすると
- 焦げつき防止になる
- 卵・肉など焼いてるものがくっつきにくくなる
という嬉しいメリットがあります。
お肉を焼いてる時にフライパンにくっつくとかなりストレス…
しかも一度くっついてしまうと洗う時なかなか取れない!!
箸でゴリゴリやったり、たわしでガリガリ…
疲れた!!
ってなりますよね。
鉄フライパンは間違ってもタワシでゴシゴシ洗わないでね!
そんな手間が省けるならやった方がいいですね!?
私も鉄製のフライパンってスキレットなどSNSで写真でよく見るけど、『鉄だしサビそう』『重そう』『焦げやすそう…』というイメージがありました。
が油ならしを知って「それなら」と思い買ってみました!
手順どおりに油ならしをした後、焦げ付きやすいおかずNo.1の餃子を焼いてみました!
手順はちょっと多いけど全然焦げつかない!
なので見た目も美味しく仕上がるし、箸であの残った皮をゴリゴリする手間もなし!
感動したのでぜひやってみてくださいね!
油ならしおそるべし…
欧米やヨーロッパの地方では、先祖代々受け継いでいる調理器具というのがよくあります。
その中には必ず、鉄のフライパンもあります。
日本は、衛生的な調理器具を好む傾向にありますので、あまり先祖代々受け継ぐ習慣はないのかもしれません。余談ですが…
油ならし後の正しいメンテナンス
せっかく上手に油ならしができたならメンテナンスもしっかりしたい!
とモチベーションが上がってきませんか?
しかもメンテナンス法は超簡単!!
- お湯をかけながらタワシでこすり洗い
- 洗い終わったらタオルで水気をしっかりとる。
- 乾いたら油を塗る
これだけでいいの??
って不安になりますよね。
私も心配になって洗剤をつけて洗いました。
これがいけなかった💦
そしたら次に使った餃子がこびりついてしまいました。
あ、油ならしが取れたんだ……と、悟りました。笑
調べてみると油の膜がはがれるので洗剤は厳禁!
とのこと。
皆さんは絶対にしないでくださいね!!
また、油ならしでついた油の膜は永久ではないので使ううちに取れてしまいます。
そんな時は
- フライパンに水を入れ、加熱してこげをふやかす。
- たわしでこすり洗いし、また油ならしをする。
こうするとフライパンが復活します。
洗剤使っちゃったけど復活するかな…
って思いやってみましたが見事に復活!!
これで餃子が美味しく焼ける!と大喜びしました。笑
鉄フライパンの寿命
鉄フライパンの寿命はなんと数十年!
うまく使えば一生モノになるんです。
ちなみにテフロンとセラミック製は1年、ストーン加工は2~3年、ダイヤモンド加工は3年くらいが平均と言われるので鉄製はかなり長いことが分かりますね。
確かに私の実家にもいつからあるの??ってくらい年季の入った鉄フライパンがあります。
しかも鉄製フライパンは使えば使うほど油がなじむので、
「油ならしの頻度も減るよ」とウチの母が言っていました。
確かに触るとどことなく油っぽい。
はじめはちょっと抵抗あるけど、それが自然だから安心してね!
テカテカじゃなくてマットな感じ。
これで餃子が何回でも焼ける!
しかも使い込むほど手入れも楽になる!
つまり焼けば焼くほど餃子が美味しく焼けるのでは……??
鉄フライパン、控えめに言ってコスパ含めて最強です。
テフロンが剥げて焦げ付きと格闘していた日々は一体…
鉄フライパンの油ならしで失敗したくない!まとめ
今回は
- 油ならしの正しいやり方
- 必要性
- メンテナンス法
- 鉄フライパンの寿命
についてご紹介しました。
私はもう鉄フライパンにどハマりしてしまい、めだま焼きや炒飯、野菜炒め、もちろん餃子と、ほぼ毎日のように使っています。
数年単位で買い替える他のフライパンにはもう戻れないです。
捨てる時もフライパンって若干めんどくさいから、できれば一生ものとして鉄フライパンを使っていきたいです!
今回の油ならしをマスターして、素敵な鉄フライパン生活をお楽しみ下さい♬