秋から冬の寒い時期になると、手放せないのが、ニットのセーターやワンピースですよね?
柔らかくて、着心地の良い素材のものを選んで着てしまうものです。
そんな大切なニットの洋服、特にワンピースの最大の悩み事は、干し方によっては伸びやすいことではないでしょうか?
今回は、そんなニットのワンピースを上手に干して、伸びにくい様にする秘訣をご紹介します。
ニットワンピースのおすすめの干し方
おしゃれ着洗いの洗剤をせっかくこだわって使っていても、ニットワンピースの干し方を間違えてしまうと台無しです。
ワンピースは、セーターよりも丈が長いので、水を含んだ洗い終わった状態だとかなりの重さが出てしまいす。
それで、ニットのワンピースをただハンガーに吊るして干してしまうと伸びてしまうのです。
簡単な解決法としては、ニットのワンピースは水を含んだ状態で重たくなっているのですから、平らに干してあげるのが一番良いです。
一番簡単な方法は、お風呂のバスタブのフタの上に置くと、何枚かをいっぺんに平らに干すことができます。
また、平らに干す用の洗濯ラックも割と安価な値段で買えます。
この時、洗った状態からそのまま干すのではなく、シワを伸ばす様に心がけてから干すと、全然違います。
この一手間が、乾燥した時に違いが出ますので、丁寧にシワを伸ばしてあげてください。
続いては屋外・屋内の上手な干し方を、もう少し掘り下げてご紹介したいと思います。
屋外でのおすすめの干し方
天気の良い日であれば、屋外に干した方が乾くのが早いかと思います。
屋外で干す時の注意点は、日陰干しで干すことです。
直射日光に当てると変色してしまうこともありますので、十分注意が必要です。
また、屋外でも風通しが悪いと乾きが悪くなってしまいますので、必ず風通しの良い場所を選びましょう。
風通しが良い場所ですと、生乾きの様な嫌なニオイが発生しづらくなります。
風通しのいい日陰に干すのがベストなのですが、時間が経つと日陰の場所が移動してしまいます。
屋外で干す場合は、洗濯物を干す時間帯や日陰の場所の確保に一番神経を使うと良いかと思います。
そんな時は、バルコニーなど割と広いスペースを確保できる場合には、ベンチや椅子などを利用して簡易の物干し場を作ると、ニットのワンピースなどの場所をとる洋服もきちんと平らに干すことができますよ。
バルコニーがない時は、日陰を人工的につくるのもおすすめです。
屋内でのおすすめの干し方
屋外で干すことができない場合、一番良いのは、お風呂場のフタを利用してお風呂場で干すのが楽です。
また、お風呂の除湿機能ボタンがついている場合は、最適です。
ついてない方は、窓やドアをあけて換気を良くしてください。
生乾きによる気になるニオイを抑えることができます。
また、屋内でどうしても平らに干す場所を確保できない場合は、ハンガーを二つ使います。
一つ目のハンガーを使ってワンピースを普通に干す様にかけます。その後、二つ目のハンガーを隣のポジションにかけて、裾をかけて、ワンピースの重量で伸びない様にします。
この方法は、スペースがないお宅の場合は、最適かと思います。
屋内で干すときに一番気を付けたいことは、料理をすると食べ物のニオイがうつりやすい点です。
特に魚のニオイなどはうつりやすいです。
魚グリルなどを使うと消臭できる場合もありますが、それでも、洗濯物を屋内に干している時は、あまり魚を焼かない方が良いと思います。
せっかくのおしゃれ着のニットのワンピースが少しでも魚臭いと非常にテンションが下がります。
室内干しのポイントをまとめると
- お風呂のフタなどを使って平にして干す。
- 除湿機能がある時は使用。
- 仕方なくハンガーを使う場合は2本使いする。
大事なのは平らにすることです。
ニットワンピースの伸びない洗濯方法
さて、ニットワンピースが伸びない様な屋外と屋内の干し方をご紹介しましたが、洗濯の方法にも秘訣があります。
無造作に洗濯するのと、気を遣って洗濯するのでは、ニットワンピースのもちが変わってくるので、洗濯にも注意が必要です。
まず、ニットのワンピースを裏返して表が裏に、裏が表に来る様にしてください。
ニットのワンピース以外でも、靴下や、トレーナーなど基本全て裏返しにして洗うと、衣服の傷みが減らせられますので非常におすすめです。
手洗い洗濯をする場合は、水の温度に気をつけてください。
30度以上になると色落ちや縮みの原因になりますので、必ず30度以下で洗ってください。
手が冷たいので、ゴム手袋をつけて洗うと良いです。
また、おしゃれ着洗いの機能を使って、洗濯機で洗う場合は、必ず、洗濯機で洗っても良いニットのワンピースなのかどうかを確認してから洗ってください。
洗濯機での洗濯が可能なワンピースの場合は、ワンピースを裏返した後に、形崩れしない様に、ネットの袋に入れると良いです。
その上で、おしゃれ気洗いや、手洗いコースやデリーケートな素材を洗うことができる機能のボタンを押して洗ってください。
手洗い・洗濯機洗いのポイントをまとめると
- 洋服は裏返して洗う。
- 水温は30度以下で洗う。
- 洗濯機の場合はドライコース(おしゃれ着)
よっぽど汚れたときや汗をかいたとき以外は、ニットのワンピースを3〜5回ほど着てから洗うくらいが、丁度良いかと思います。
毎回、ドライクリーニングに出すとお金がかかりますし、着るたびに洗うと痛みます。
本人が気持ちよく着られる頻度で洗うと、良いかもしれませんね。
ニット素材におすすめの洗剤・柔軟剤
最後にニット素材におすすめの洗剤と柔軟剤を説明します。
あまりにも沢山の種類のおしゃれ着洗剤があります。
その中でも、ザ・ランドレス(The Laundress ウール&カシミアシャンプー)という洗剤が非常に良いです。
ニューヨーク発祥のザ・ランドレスは、2004年にシャネルに勤めていたリンジーとラルフローレンに勤めていたグウェンの二人が作ったブランドです。
ドライクリーニングを使用せずに自分の大切な洋服を自分で洗い、ケアすることをテーマに作られていて、環境にも配慮されています。
防虫効果もあるそうで、ニューヨークではもちろん他の国でも大人気です。
香りもエレガントで使いやすいです。
次におすすめなのは、ネイチャーラボのラボン シャレボンです。
100%植物由来のパームヤシで環境に優しく、高い洗浄力が求められます。
パッケージデザインも可愛くて気に入っています。
ニットのワンピースの伸びにくい干し方を伝授!まとめ
今回は、ニットワンピースを伸ばさずに洗濯して干す方法について書きました。
肩にハンガーの跡が残ってしまったり、裾がのびのびになってしまったら手遅れです。
そうならない様に、お気に入りのワンピースを細心の注意を払って洗いたいですよね。
ドライクリーニングで完璧に仕上がるのはいいですが、毎回出すと家計が苦しくなってしまいます。
ですからニットのシーズン中は、3〜5回程度着たら、洗濯機で洗えるものは洗ってみるといいかもしれません。
シーズン中は自分で洗濯をして、春になる頃にはニットを着なくなりますので、シーズンオフになったらまとめてドライクリーニングに出すと言うのも良いですね!