「駅から自転車で10分くらいの場所」と言われたら、あなたはどれくらいの距離を想像しますか?
10分なら近いと思って自転車で行ってみたら、案外遠くて後悔した経験がある人もいるかもしれませんね。
逆に「駅から5kmくらいの場所」と言われても、自転車で何分ほどかかるかわからないこともありますよね。
こういった時、自転車で1km走るのに何分かかるか知っていると便利だと思いませんか?
そこで、今回は自転車の1kmは何分かという点を中心に説明していきます。
ママチャリ、スポーツバイクの所要時間の違いも説明するので、自転車移動時の参考にしてください。
自転車の1キロは何分?
では、自転車で1㎞進むのにかかる時間を計算してみましょう。
一般的に自転車の移動速度は時速12km~18kmです。
間をとって、時速15kmだと考えて計算をしてみます。
自転車で1km走るのにかかる時間
自転車の時速を15㎞と考えると、下記の式で1㎞の所要時間が求められます。
つまり、自転車の1㎞=所要時間4分となります。
距離と時間の早見表
ここでは、上記の計算を基に一般的な自転車で進む距離と所要時間の目安を早見表で紹介します。
計算上、この表では1㎞を常に時速15㎞で走ったという想定になります。
坂道などで時速が遅くなることや自転車をこぐ速さの個人差は考慮していませんのでご注意ください。
進む距離 | 所要時間 |
1km | 4分 |
2km | 8分 |
3km | 12分 |
4km | 16分 |
5km | 20分 |
6km | 24分 |
7km | 28分 |
8km | 32分 |
9km | 36分 |
10km | 40分 |
1.5㎞など0.5km単位で計算したい場合は、上記の距離ごとの時間に2分を足してください。
例えば、5.5kmの場合は、20分+2分で22分となります。
自転車の種類による所要時間の違い
一般的な自転車での所要時間を説明してきました。
一般的な自転車とは、ママチャリです。
ママチャリは、買い物など短距離を移動するための自転車です。
一方、スポーツバイクは、その名の通りスポーツ用の自転車。
舗装路を速く走ることに特化したロードバイク、速く走る仕組みを持ちロードバイクより乗りやすいクロスバイクなどがあります。
山道などオフロードを走るためのマウンテンバイクもスポーツバイクのひとつです。
一般的なスポーツバイクの時速はおおよそ20km。
上の計算式で考えると1㎞の所要時間は3分となります。
ママチャリでの1㎞の所要時間は4分なので、スポーツバイクの方が目的には早く着くことになります。
ただし、街中で5km程の短距離を移動する場合、信号や人通りが多いためスポーツバイクも早く走れません。
このため、街中で5㎞程の短距離を移動する場合は、スポーツバイクもママチャリも所要時間はほぼ同じになります。
逆に5km以上の長距離の場合、スポーツバイクは速さという特性が活かせます。
所要時間でみると、10kmの場合、目安所要時間はママチャリ40分、スポーツバイク30分。
15㎞だと、ママチャリ60分、スポーツバイク45分です。
このままでも差が大きいですが、さらに長距離の場合は、坂道などアップダウンが多くなることも考えられます。
短距離用のママチャリは重くアップダウンに弱いため、速度も落ち、所要時間が計算より長くかかることが予想されます。
その点、スポーツバイクはママチャリより軽く、ギアの多い自転車。
スポーツバイクの方が速度を落としにくいため、所要時間も計算上と大きく変わっていかない可能性が高いです。
つまり、距離が長くなるほどママチャリとスポーツバイクの所要時間の差はひらいていくと言えるでしょう。
自転車移動に適した走行時間と距離
ここでは、自転車で「街中を移動する場合」、「通勤・通学で移動する場合」に適した走行時間と距離を紹介します。
街中を移動する場合の自転車に適した時間と距離
街中を自転車で移動する場合、適した時間は20分程度、距離なら5kmでしょう。
5kmは、車の場合は時速60kmで5分程度の所要時間。
車の方が早いと思うかもしれませんが、街中の場合はこの所要時間に渋滞や信号を移動時間に含む必要があります。
バスならバス停に停まる時間も考えなくてはいけません。
また、バスだと走るルートによっては最短距離での移動ができないこともあります。
一方、自転車は最短距離での移動が可能。渋滞を考える必要もなくスムーズに移動することができます。短距離だと、場合によっては車より早く目的地に着くこともあるかもしれません。
もちろん、距離が長くなれば車は自転車よりも当然早く移動が可能になります。
このため、自転車での街中での移動は、車よりスムーズに進む20分・5km程度が適していると言えるのです。
通勤・通学で移動する場合の自転車に適した時間と距離
通勤・通学にはどれくらいの時間・距離が適しているのか考えてみました。
5㎞/目安時間=ママチャリ20分、スポーツバイク15分
ママチャリでもスポーツバイクでもスムーズに移動できる距離です。
10㎞/目安時間=ママチャリ=40分、スポーツバイク=30分
ママチャリだと自転車の重さが気になってくる距離でしょう。
この距離の場合、長距離移動に適したクロスバイクのようなスポーツバイクの移動がおすすめです。
15㎞/目安時間=ママチャリ=60分、スポーツバイク=45分
スポーツとしてロードバイクに乗る場合、初心者は10㎞程度から始めます。
15㎞は、スポーツバイク初心者に向いている距離と言えるでしょう。
20㎞/目安=ママチャリ=80分、スポーツバイク=60分
この距離になると、スポーツバイクでの長距離移動に慣れていないとかなりハードです。
また、ママチャリに80分乗るのは、無理があるでしょう。
上記のことから考えると、ママチャリなら20分・5㎞程度、スポーツバイクなら45分・15㎞程度までが自転車で通勤・通学する場合に適した時間と距離だと考えられます。
自転車で1キロは何分?まとめ
一般的な自転車、ママチャリの場合1㎞は5分ほどで移動ができます。
スポーツバイクで移動する場合は、1㎞は3分ほど。
ただし、人通りが多い街中を5㎞程度移動する場合は、ママチャリもスポーツバイクも所要時間は大差ないと言えるでしょう。
しかし、距離が長くなると、スポーツバイクは速さという特性が活かせるため、ママチャリとの所要時間の差はどんどんひらいていきます。
こういったことがわかると、自転車で移動する場合の目安になりますね。
自転車での移動や通勤・通学に是非この記事をお役立てください。
コメント