「オキシ漬け」で有名なオキシクリーンは、風呂やトイレの掃除に大活躍です。
さらに、洗濯でも力を発揮します。
日本上陸当初はコストコのみの取り扱いでしたが、最近ではスーパーやドラッグストアでも取り扱いがあり、手軽に入手できるようになりました。
オキシクリーンは酸素系の漂白剤で、単品使用でしか使えないと思われている方も多いかとおもいますが、オキシクリーンは洗濯用洗剤と混ぜて「オキシ足し」をして使うことができます。
洗濯用洗剤と混ぜることで、さらに使い勝手が上がります。
オキシクリーンは洗濯洗剤と混ぜるのは大丈夫?
オキシクリーンの様な漂白剤は混ぜて使用してはいけないと思われがちですが、洗剤には性質があります。
酸性のものとアルカリ性のものを混ぜると有毒なガスが発生することがあり、大変危険です。
そのため、弱アルカリ性のオキシクリーンとアルカリ性や中性の洗剤は混ぜることができます。
「塩素系」の漂白剤や洗剤は他のものと混ぜると有毒ガスが発生する可能性があるため、使用前に成分表示をしっかりと確認してから使ってください。
ほとんどの洗濯用洗剤は中性や弱アルカリ性のため混ぜて使うことができます。
アタックZERO、トップ スーパーNANOX、エマールなどの良く使われている洗剤も中性です。
粉末洗剤は漂白剤入りのものがあるためよく注意し、漂白剤の入っていない液体洗剤を使うようにしましょう。
オキシクリーンは色落ちするの?
オキシクリーンは酸素系漂白剤ですので、色柄物にも使うことができます。
色柄物も真っ白にしてしまう塩素系漂白剤とは別の区分です。
色柄物にも使えるオキシクリーンですが、全ての衣類で色落ちしないというものではありません。
色落ちを防ぐ方法としては事前に目立たない場所で色落ちのチェックを行ってください。
目立たないところにタオルを敷き、オキシクリーンを付け5分ほど置き、色移りが無ければそのまま洗うことができます。
また、溶け残りがあると固まったオキシクリーンが直接衣類に付くことになりますので、ぬるま湯でよく溶いてから洗濯をしてください。
また、洗濯の温度が高すぎるとオキシクリーンに関係なく色落ちしやすくなるため、40度以下の湯で洗ってください。
そして、色落ちが心配だけれど、汚れが付いてしまった場合には、汚れが付いた部分だけにオキシクリーンを付けたり、オキシクリーンを溶かした水に漬けるようにすることで、最小限に抑えることができるでしょう。
洗濯表示で手洗いしか洗濯できないほど繊細な衣類では、色落ちだけではなく風合いも損ねる可能性があるのでオキシクリーンは使わず洗濯をしてください。
オキシクリーンのメリット・デメリット
オキシクリーンを洗濯に使うメリット
- 衣服に付きやすい「タンパク汚れ」を落としやすいこと
- 部屋干しの嫌な臭いを予防できること
- 洗濯槽の掃除にもなること
服に付く汚れは「汗や皮脂」「血液」「食べこぼし」のタンパク汚れです。
オキシクリーンはこれらのタンパク汚れに対して強い洗浄力を示すため、衣類の汚れ全般が落ちやすくなります。
通常の洗濯ではなかなか落としにくい血液汚れや、襟元や袖元の黄ばみ汚れの原因となる皮脂もしっかりと落とすことができます。
また、40度ほどのお湯にオキシクリーンを溶いて30分から1時間ほど付け置きする「オキシ漬け」や、少量のお湯で溶いたものを直接汚れに漬けることでも効果を発揮します。
オキシクリーンは消臭効果も高いため、梅雨や花粉時期の部屋干しにも効果的です。
また、オキシクリーンは普段洗うことのできない洗濯槽の汚れの原因もしっかりと落とすことができるので、洗濯槽もキレイに保てます。
オキシクリーンを洗濯に使うデメリット
- 衣類の繊維を痛めやすい
- アルカリ性の汚れには効果が薄い
衣類の繊維は洗濯を繰り返したり、強い成分を使ったりすることで少しずつ痛みます。
酸素系漂白剤のオキシクリーンは効果に対して衣類へのダメージは少ないと言われていますが、多少は痛んでしまいます。
そのため、デリケートな衣類では慎重に使用してください。
また、オキシクリーンはアルカリ性であるため、アルカリ性の汚れには効果が薄くなってしまいます。
しかし、衣類に付く汚れは酸性であることがほとんどです。
市販されている洗濯用洗剤がアルカリ性であることからもわかるように、酸性の汚れを落とすことに対して洗濯をすることがわかります。
アルカリ性のオキシクリーンは幅広く衣類の汚れに対応しています。
アメリカ製品との違い
日本とアメリカのオキシクリーンの違いは「界面活性剤」と「香料」が入っているか否かです。
日本で売られているオキシクリーンは真っ白の粉ですが、アメリカ版では青色の粒々が入っています。
この界面活性剤が汚れの落ちやすさに大きく関与しており、アメリカ版のほうが泡立ちがよいため汚れ落ちが良いと言われています。
しかし、泡立ちの良い洗剤ではすすぎ残しが起きやすいため、洗濯をする際には泡立ちの少ない日本製のほうが安心して使うことができます。
また、日本版では香料も入っていないため、お気に入りの柔軟剤を使うことが多い衣類では無香料の日本製のほうが使い勝手がよいと考えられます。
オキシクリーンの口コミ
オキシクリーンは洗剤と混ぜると良い?まとめ
家の中の多くの汚れに対応できるオキシクリーンが洗濯洗剤と混ぜて使えるのかということを紹介しました。
ほとんどの洗濯用洗剤は中性・アルカリ性であるためオキシクリーンと混ぜて洗濯することができます。
汚れをスッキリ落とすだけではなく、梅雨や花粉の時期の部屋干しの匂いも予防してくれるので、日頃の洗濯にも大活躍です。